52ヘルツのクジラたちを見てきました

こんばんは。
52ヘルツのクジラたちの実写映画を見てきました。

原作は読んだのですが、
なにせ3年前だったので内容はほとんど覚えていません。

ですが、人間の記憶は不思議なことに、
映画を見進めるにつれて、少しずつ思い出していけたのです。

そんなことはさておき、映画を見て思った感想は、
映像もいいけど、やっぱり文字には文字の良さがあるな〜
です。

52ヘルツのクジラたちのあらすじをざっくり説明すると、
不幸な境遇だった女性が知人に助けられ、今度は自分が不幸な境遇の人を助ける、という物語です。

ラストはハッピーエンドで終わる感動物語なのですが、
感動に至るまでに形容しがたいほどの悲劇が複数起こります。

映画もそれらが演出されていて、とても面白かったです。
涙は流しませんでしたが、1歩手前までは行きました。
不幸なシーンも、実写ならではの雰囲気で演じられていました。

映像の良さはやはり迫力だと思います。
音楽も合わせれば、迫力は何倍にも増します。
ハッピーアンハッピー問わず、音楽と掛け合わせてとても引き込まれる演出になっていました。

ですが、映像は目で楽しむ分、見て得られた感情以上のものは得られないと思います。
文字であれば、映像は頭の中で作り上げるしかありません。
逆に言えば、いかようにも作り上げることができます。

もちろん、小説家は情景をあらゆる角度から表現しようと試みています。
私も、それらの表現から情景をイメージします。
ですが、イメージする主体が私である以上、いかようにもアレンジできると思うのです。

街の雰囲気、人の感情、顔の動き、体の動き、感情の起伏。
あらゆることを、文字を読んでイメージできます。
ここに文字の良さがあると私は思っています。

52ヘルツは上述したとおり、悲劇のシーンがいくつかあります。
本音を言うと、少し物足りなかったです。

小説を読んでいた分、
「このシーン小説では心情が描かれてて良かったな〜」
と思ってしまいました。

これはあくまでも私の小説観によるものなので、
他の方の考えを否定する意図は全くありません。

何はともあれ、面白かったのは事実ですし、
見に行けて良かったです。

個人的には『星を掬う』も面白い作品なので、実写化希望です。

それでは、おやすみなさい。


アフターストーリー
実は、52ヘルツは上映して1ヶ月が経過しているので、
レイトショーしかありませんでした。
それも、家からはちょっと遠い映画館でしかやっていない。
終了時間は12時前。
電車は12:13がラスト。
本来、全然間に合うスケジュールではありました。
が、ここでまさかの誤算。
閉店した映画館の出方がわからないのです。
色々迷子になって、時計を見ると23:55
これはやばい、全力で走ります。
足が軋む音がして、少し視界がぼやけますが、電車を逃すことだけは避けなければ。
全力ダッシュした結果、なんとか間に合いました。。。
めでたし、めでたし

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