見出し画像

特別な保険は、契約前に保険会社に確認を。

「成績優秀者だから特別な高利率の保険を案内できる。」営業職員に言われて保険を契約しました。しかし、それは詐欺でした。

2023年6月、日本生命の元営業職員による1億4千万円の詐欺事件が発覚しました。
過去には、2020年10月に、第一生命の元保険外交員による19億円の詐欺事件も発生しています。

「巧妙な手口だな」と私は思います。確かに販売員によって販売できる保険とできない保険があります。
この記事では、販売員が販売できる保険について紹介します。
ご覧いただいた皆様が、少しでも身を守ることにつながれば幸いです。

■専用の保険を販売している場合

基本的には、同じ保険会社を扱っている場合は同じ商品を販売していますが、一部の商品は一般的な代理店では販売できません。
以下は例です。

  • 銀行:銀行も代理店として保険を販売していますが、一般の代理店では取り扱えない保険もあります。

  • 保険会社:保険会社の販売員のみが販売できる保険があります。

  • 提携:商工会議所などが保険会社と提携して、専用の保険を販売しています。


■資格が必要な保険

保険の販売員は、業界共通試験に合格し資格を取得しています。
さらに、特定の保険を販売するためには、追加の資格が必要となることがあります。
以下は例です。

  • 変額保険

  • 外貨建保険

  • 損害保険:自動車保険、火災保険など、各商品ごとに日本損害保険協会が行う試験で単位を取得する必要があります。


■社内の方針等によって変わる場合

代理店や販売員の方針や考え方によって、推奨する保険が変わることは考えられます。
以下は例です。

  • 方針として推奨していない保険があるかもしれません。

  • お客様には適していないと販売員が判断することもあります。

  • 販売員の経験や実績に応じて、販売保険が限定される可能性もあります。


■まとめ

販売員が販売する商品が異なるのは以下の場合が考えられます。

  • 販売員の所属先や登録保険会社が異なる場合。

  • 販売員が持っている資格が異なる場合。

  • 販売員や所属先の、方針や規定、判断による場合。

一点だけ追加でお伝えしたいことがあります。
販売員によって商品の内容が変わることはありません
この記事で紹介したような同じ条件の販売員であれば、同じ保険を販売することができます。
多くの保険は、保険会社の公式ウェブサイトで販売の有無を確認できますが、社内規定による違いは把握できません。
もし保険の販売員に「私だから」「成績優秀者だから」「社内での肩書があるから」「特別な保険がある」と言われた場合は、その保険会社に直接確認することをおすすめします。

弊社では、登録している保険会社の商品であればお調べすることも可能です。気になる点があれば、お気軽にお問い合わせください。

お忙しい中、最後までお読みいただきありがとうございました。


■問い合わせ先

保険の質問やご相談は以下のフォームがございますのでご覧いただけると嬉しいです。
https://unite-consulting.co.jp/contact/
instagramはこちらです↓
https://www.instagram.com/hoken.keieisya.houjin.unite/

また感想や質問などコメントいただけると嬉しいですっ!