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日本初の生命保険会社の誕生

こんにちは、ザイコムユナイトnote担当です。(2022.7.1に社名変更しました。)
世界初の生命保険会社については以前書きました。今回は日本初の生命保険会社の設立です。早速進めていきます。

■日本の生命保険会社の成り立ち

▼近代生命保険が日本に紹介されたのは

1867年です。
明治時代(1868-1912年)の直前で、大政奉還された年。紹介したのは福沢諭吉(1835-1901)です。

福沢諭吉は咸臨丸に乗って渡米したのち、渡欧、渡米とぐるぐるしています。そこで得た米欧文化の情報を「西洋旅案内」という本にまとめたそうです。その中で保険(本では災難請合という名称)が紹介されたようです。

▼最初の生命保険会社は

明治生命と言われています。(1881年)
創業者は阿部泰蔵(1849-1924)という人物で、福沢諭吉の門下だったそうです。今では合併の末、明治安田生命になりました。

▼他の会社の設立は

1888年 帝国生命(現朝日生命)
1889年 日本生命
1894年 共済生命→安田生命(現明治安田生命)
1902年 第一生命
現在も残る保険会社を4つピックアップしました。

▼それまでの日本には

「講」(こう)と呼ばれるものがありました。仲間内でお金を出し合って、必要な人にお金を融通するシステムです。頼母子講や無尽という制度です。

助け合いではあるのですが、貸し借りに近い印象です。講のシステムは鎌倉時代にはあったと言われ、江戸時代に大きく普及しました。その後、無尽会社、相互銀行、さらに第二地方銀行へと変わっていきました。

▼そして現在へ…

現在、日本で認可されている保険会社数はいくつあるでしょうか。
金融庁の免許・許可・登録等を受けている業者一覧を参照します。
(2022年5月27日記載内容より)

生命保険 42社
損害保険 33社
ちなみに
都市銀行 4行
地方銀行 62行
第二地方銀行 37行
相互銀行 0行
無尽会社 1社

■まとめ

日本に保険を紹介したのは福沢諭吉。
初の生命保険会社は明治生命。
それ以前にも講という制度は存在した。
現在の保険会社数は生保42社、損保33社。

過去記事はこちら

■担当の一言

疑うことに真理が多い。学問のすすめの中で心に残った言葉です。
疑って試して確からしい点を確認していく。信じるために疑うのだと思っています。

今週もお疲れさまでした。
良い週末をお過ごしください。