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株式会社ユナイテッドアローズのご紹介

すでにお客様として当社をご存じの方もおられれば、PERやPBR、ROEなどの投資指標をきっかけに当社に興味をお持ちになられた方、雑誌やWebで名前を見たことがある、聞いたことがあるという方、検索でたどり着いた方、様々な方がこのnoteをご覧になっているかと思います。

当社のサービスや商品をお知りになりたい方は、当社の実店舗オンラインストアをご覧いただければおおよそお分かりいただけると思いますが、(株)ユナイテッドアローズがどんな会社なのか?という視点では、なかなかご説明する場がないのも事実です。

そこで当社がどういう想いで事業を運営しているのか、どういうビジネスモデルを持ち、どういう競争優位性を持っているのか、簡単にご説明します。


経営理念

当社の創業来、大切に受け継がれているのが経営理念です。

真心と美意識をこめてお客様の明日を創り、生活文化のスタンダードを創造し続ける。

真心と美意識をこめた「ヒト・モノ・ウツワ」を通じてお客様一人ひとりが自分らしく装い、暮らし、心豊かな明日を過ごしていただく。

私たちは、それを積み重ねることで世界を豊かにし、輝かせることができると信じています。

そして、この信念に向かって、束ねた矢のように突き進んでいくことで世の中になくてはならない、生活文化のスタンダードを創造し続けます。

当社のサービスや商品を通じて、お客様が自分らしく装い、暮らしていくお手伝いをさせていただき、生活文化のスタンダードを創造し続けること。お客様が豊かな暮らしを実現させていくのに、当社がかかせない存在であることが、当社の究極的なゴールです。

それを支えているのが社是「すべてはお客様のためにある」です。私たちの全活動はお客様のために行われているもので、正しいサービスを行うことで、正しい報酬をいただくことができるという考えが、掟のように社内に浸透しています。

社是とは、経営理念の実現のために、ユナイテッドアローズグループで働くすべての従業員がこころがける、基本姿勢です。

「お客様のお役に立つ」
「お客様に得していただく」
「お客様の要求を満たす」ために邁進し、
「お客様に喜んでいただく」ことこそが、ユナイテッドアローズグループの根幹をなす考えであり、私たちの基本姿勢でなければなりません。

「お客様のお役に立つ」「お客様に得していただく」「お客様の要求を満たす」ための行動は、時に時間がかかり、時に何人もの手を必要とし、時に予想以上にコストがかかるものです。だからこそ、生産性・スピード・クオリティを追求し、期待の先を読み、お客様へのサービスを追求し続けることが、ユナイテッドアローズグループのつとめです。

そして、私たちのすべての活動はお客様のために行われているものです。正しいサービスを行うことによってのみ、その対価として正しい報酬をいただくことができる。つまり、「お客様に喜んでいただくこと」が、私たちの喜びにつながるのです。「お客様あっての私たちである」 

さらに社会への約束として、5つの価値創造を掲げています。

5つの価値創造
-お客様価値
-従業員価値
-取引先様価値
-社会価値
-株主様価値

最初にお客様価値があり、そこでいただいた収益の一部を従業員に給与として支払い、お取引先様に対価をお支払いし、税金の支払いや寄付などの活動で社会に還元し、最終的に残った利益を今後の成長投資とのバランスをみて株主様に還元していく、というのが当社の基本的な考え方です。

お客様価値を高めることで、従業員の給与水準も上がり、お取引先様との取引規模が拡大し、社会への還元額も増え、株主様に分配する利益も上がり、株主様の価値も向上していくというステークホルダー資本主義的な考え方を、創業来持ち続けています。株主様価値の追求を理念体系に折り込み、社内外にコミットしていることも、当社の特色の一つ言えます。

当社のあゆみ

当社は1989年、現名誉会長の重松 理が創業しました。

創業当時はユナイテッドアローズという屋号のお店だけの展開だったのですが、スタンダードを目指すのであれば、より広いお客様に価値提供をしていかなければならないという使命から、ビューティ&ユース ユナイテッドアローズユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング、子会社で展開するコーエンなど、様々なストアブランドを全国に展開しています。さらには海外まで視野を広げ、現在台湾に8店舗出店し、2022年9月現在、連結で310店舗を展開しています。

実店舗展開にとどまらず、2005年にはZOZOTOWNに出店、2009年には自社オンラインストアをオープン。OMOの取り組みを強化し、2022年3月期現在でネット通販売上が単体売上の30%近くを占める規模まで高まっています。

近年では法人向けのサービスも強化しており、「PRODUCE」 「UNIFORM」 「NOVELTY」を軸に、当社のノウハウを活かしたサービスも行っています。

ビジネスモデル

当社は日本のアパレル小売市場の中でも、ファッション性が高く、ファッションの潮流に敏感な方で構成されるトレンドマーケットで事業展開を行っており、価格が競争力になるボリュームマーケットには進出しないのが基本方針です。

このマーケットにおいて、当社の基盤となっているのがセレクトショップと呼ばれるビジネスモデルです。セレクトショップとは、ブランドのコンセプトに基づきバイヤーが世界中からセレクトした商品を取り扱うお店です。日本では、これらの仕入商品に加え、オリジナル企画商品を取りそろえた形態のセレクトショップが広く展開されており、当社もその一つです。

仕入商品のみだと高い収益性を維持するのが難しく、オリジナル企画商品のみだと品ぞろえが画一的になりやすくなる中、両方を組み合わせることで、豊富な品ぞろえと高い収益性を両立できるのが日本型セレクトショップの特徴です。

当社では、各ブランドのお客様特性に応じてオリジナル企画商品と仕入商品の構成比を最適化させ、幅広いお客様に商品、サービスを提供しています。

当社の競争優位性

多々あるセレクトショップ群の中で、当社の競争優位性となっているのが、お客様に満足を提供する3要素と位置付ける「ヒト(接客・サービス)・モノ(商品)・ウツワ(施設・空間・環境)」です。ここを徹底的に磨き上げることで、競争力の源泉としています。

ヒト
実店舗での接客を通じた買い物体験が、当社のブランド価値の基礎にあります。接客・販売業務等の基礎研修を通じた販売力の強化に加え、デジタル技術を活用したCRMの進化でお客様一人ひとりに合ったサービスの提供を実現し、顧客体験価値を高めます。販売員は、商品に対するお客様の声を商品部門にフィードバックする役目も担います。お客様の生の声を届けて品ぞろえの改善につなげることも、販売員の大きな役割の一つです。

モノ
最新のファッション情報(カラー、素材、コレクションなど)や、社会情勢、映画や音楽などのカルチャートレンドを背景に春夏、秋冬の各シーズンの方向性を示す全社ディレクションが策定されます。それを基に各事業の特性に応じたファッションディレクションを設定し、オリジナル企画商品の開発と仕入商品のバイイングがスタートします。最新のトレンドとお客様のニーズを取り入れながら開発される当社ならではのオリジナル企画商品と、世界中から選りすぐった仕入商品の組み合わせで、高品質、高感度な品ぞろえを実現します。

ウツワ
お客様がヒトとモノを体験できる場所が、当社の店舗であるウツワです。高感度な商品群と質の高い接客を体験していただく場所にふさわしい、美意識にあふれた快適な店舗環境を整えることで買い物の高揚感を感じていただき、当社での買い物体験そのものが付加価値となることを目指しています。ネット通販が拡大する近年の状況に合わせ、2022年3月には自社オンラインストアをリニューアルするとともに、物流センターなど自社インフラを活用した仕組みに切り替えることで、ネット通販においてもお客様を魅了する世界観を表現し、高い利便性を実現する場として進化させています。


以上が当社の理念、沿革、ビジネスモデルと競争優位性の簡単なご説明です。シェアードリサーチ社による当社のアナリストレポートも公開しております。当社の理解にどうぞご活用ください。(閲覧には会員登録が必要です。)


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