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京都の禅寺のお坊さんチームにランニングソックスを提供した話

こんにちは。兵庫県加古川市で靴下などレッグケア製品を製造販売している株式会社ユニバルの広報担当です。

今回は弊社の「IDATENハニカムテーピングソックス」という少々長い名前のランニングソックスを京都にある禅寺のお坊さんチームにご提供した話をしたいと思います。

ここまで読んでくださって、わからないことがすでにいろいろ出てきかと思いますので、一つずつ説明させていただきますね。

IDATENハニカムテーピングソックスとは

亀甲模様に見える六角形の「編み目」が特徴。

まだまだ知名度が低いのでご存知ない方がほとんどだと思いますが、弊社ユニバルの自社特許製法「ハニカム編み」(特許番号6268238号)で編み上げたランニングソックスです。

ハチの巣の構造に倣って開発した特殊な編地(六角形の編目が敷きつめられた生地構造)が特徴の商品。もしかしたら、箱根駅伝「三代目山の神」神野大地さんのブランドRETOとのコラボソックスでご存知の方がいるかもしれません。

※この独特なソックスの誕生秘話はこちらをご覧ください。

このソックスは、地元兵庫県の駅伝チームや箱根駅伝の出場チーム、ニューイヤー駅伝で優勝したトヨタ自動車陸上長距離部などにもご提供しています。

ところが今回ご提供させていただいたのは、陸上とは全く無関係の京都府宇治市にある日本三禅宗の一つ黄檗宗の大本山「萬福寺」のチーム。僧侶を含む関係者の方々4人で結成した「チームIDATEN」です。

チームIDATENは「第27回京都駅ビル大階段駆け上がり大会」出場のために結成されました。

京都駅ビル大階段駆け上がり大会で注目を浴びた特別レース「京都の4寺社対決レース」

この駆け上がり大会は、京都のテレビ局・KBS京都さんの主催で京都駅ビル名物である高低差35メートル 171段の大階段を駈け上がってタイムを競う大会なのですが、今年はその中で、京都の4寺社対決という特別レースが設けられました。

そこに出場された寺社のひとつが萬福寺さんで、ほかには延暦寺さん、東寺さん、仁和寺さんという京都の寺社の中でも超メジャーな錚々たるチームがエントリー。(萬福寺さん以外いずれも世界遺産←)

大会当日は法衣だったり袈裟だったり雪駄だったりと各チーム寺院らしい装いで競技に参加されていました。

「チームIDATEN」の皆さん。萬福寺の関係者の女性お一人とお坊さん3人というチーム編成です。

その中で「チームIDATEN」のみなさんは、ご提供させていただいたIDATENハニカムテーピングソックスを履き、背中には弊社の自社ブランドIDATENの大きなロゴをはって出場!
(もちろん、わたしも現場に行って応援させていただきました)

大階段を駆け上がってこの特別レースで見事2位に輝くという快挙を成し遂げられ、当日のXでは大会の報告とともに弊社のソックスとロゴの写真を投稿してくださいました。


韋駄天像が結んでくれたご縁

でもなぜ、由緒ある京都の総本山と兵庫県にある靴下の会社がつながったのか?

不思議に思われると思いますが、上記の萬福寺さんのXの投稿でわかるとおり、発端は萬福寺さんにある韋駄天様の像でした。

韋駄天は仏教において天部に属する神とのことですが、一般的には足の速い人のたとえに登場することが多い神様です。(下記Wikipedia参照)

捷疾鬼仏舎利を奪って逃げ去った時、これを追って取り戻したという俗伝から、よく走る神、盗難除けの神として知られる。転じて、足の速い人の例えにされ、「韋駄天走り」などといわれる。しかしこれはあくまでも俗説である。おそらくは『涅槃経』後分に帝釈天が、仏の荼毘処に至って二牙を拾得したが、二捷疾羅刹のために一牙を奪われたという記述に起因するものであるといわれる。

韋駄天が釈尊のために方々を駆け巡って食物を集めたとの俗信に由来して、「御馳走(ごちそう)」という言葉が出来た。

Wikipedia 韋駄天

そこから着想を得て、弊社ではIDATENというブランド創設時から、韋駄天(=IDATEN)を走りの神様と位置付けてランナー向けソックスやサポーターなどの商品を展開してきました。

そうなんです。どちらも韋駄天とは縁が深いという共通点があったのです。

交流のきっかけはこの投稿が最初でした

2022年の7月の休日、企業公式SNS担当者の例に漏れず、日ごろからPRにつながるようなネタを探していた私は、ネットで探し出したイケメン韋駄天像のお詣りにいこうと思いつき、突発的に萬福寺さんを訪れました。

この時は、萬福寺さんにX(当時はまだTwitter)アカウントがあるとは知らずメンションをつけていなかったのですが、ふと見るとこの投稿に萬福寺の【準公式】アカウントがいいねをしてくださってることに気が付きました。

そこからときどき、萬福寺さんの情報をリポストさせていただいたり、弊社のプレゼントキャンペーンの投稿を引用リポストしていただいたりとX上で交流が始まったという流れでした。

お寺を訪問した当時は全然存じ上げなかったのですが、この萬福寺さんの【準公式】アカウント、実は

#今日も空いてる萬福寺

のようなタグをつかって自虐的な投稿でSNS担当としてはうらやましいほどよくバズを起こしているアカウントでした。
間違いなく寺院系(セカイ系みたいに言ってすみません…)の中で一番おもしろいアカウントですので、ぜひフォローをおすすめします。

IDATENをランニングソックスのメジャーブランドに!萬福寺をランナーの聖地に!

このようにつながったXの企業?公式…いや公式と準公式のアカウントどうし。これも何かの…というか完全に韋駄天様のご縁ですので、これからもいろいろご一緒できたらいいなと思っています。

ところで萬福寺さんですが、訪ねる前にもちろんネットで下調べはしていたものの、想像していた以上に広々とした立派なお寺でした。

境内には数多くの文化財があり普茶料理も味わえたりする、誤解を恐れずに言うとテーマパークみたいな見どころ満載のお寺という印象を受けました。(もちろん落ち着いた雰囲気です。念のため。)

唐風の立派な三門と境内に張り巡らされた回廊。さすが大本山の風格です。

そしてほかのお寺にはない一風変わった中国風の建造物も印象的で、とてもかっこいい素敵なところ。
本当になぜそんなにいつも空いてるのか謎です。はっきり言って穴場です!
しかも立派なイケメンの韋駄天像もある!!

というわけで、わたしの半分個人的な今年の目標になりますが

IDATENをランニングソックスのメジャーブランドに!萬福寺さんをランナーの聖地に!

というスローガン(笑)をひっそりとかかげていますので、この記事をごらんになっているみなさん、萬福寺さんの準公式アカウントだけでなく、ユニバル公式Xアカウントもフォローして、このスローガンが実現できるかどうか、今後を見守っていただければうれしいです。


▼今回の記事に登場したIDATEN足袋ハニカムテーピングソックスミドル丈の詳細はこちらからご覧いただけます。

▼note内で萬福寺の投稿されてるkumokichiさんの記事


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