色彩の英語慣用句から学ぶ色の意味 ~オレンジ・茶色編~
一般社団法人日本ユニバーサルカラー協会代表理事 色彩専門家・カラーコンサルタント 南 涼子です。
Twitterで毎日更新している、英語の色の慣用句、今日はオレンジと茶色をご紹介します。
オレンジは、果実そのものとしての連想やイメージが強いので、意外と慣用句が少ないです。
これまでにご紹介したように、オレンジという言葉が使われていても、色よりも、やはり果物としてのオレンジ自体の直接的な意味だったりします。
ですので、今回は茶色にまつわる慣用句も併せて紹介したいと思います。
色の慣用句は、色の意味や性質を多分に表わしています。
色のイメージやはたらきを学びたい人は、色を使った慣用句を知っておくと、色への理解が深まりやすくなると思います。
国、地域による色彩イメージの違い、英語表現、海外の文化などについて知ることもできますよ~!
1.「queer as a clockwork orange」(時計仕掛けのオレンジのように奇妙な)
=非常に奇妙な、または型破りな。
元々はロンドンの労働階級の人々の間で使われていたスラングです。
「表面上はまともだが中身はかなり変」という意味で、小説や映画でも評判を呼びました。
2.「To be in a brown study」(茶色の研究に参加する)
=深い瞑想、無心になること。
茶色は本来「暗い」という以外に、「一途」という意味がありました。
それが、深く考え没頭して無心になるという表現になったといわれています。
3.「To get brownie points」(ブラウニーポイントを取得する)
=良い行いに対して、賞賛や承認を得ること。
おべっかを使う、点数稼ぎという意味でも使われます。
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