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神保町一歩前⑮「高山本店」

はじめに

今回は神保町にある高山本店様にインタビューを行いました。大変お忙しい中、お時間を割いて頂きありがとうございました。神保町の古書店と言えば、高山本店という程、有名な古書店になります。

店舗の概要


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Q:店舗の概要を教えてください。

A:明治30年頃から、約130年以上、ここ神保町の地で古書店を営んでおります。私で4代目になり、家業として代々古書店を営んでおります。初代は弓の修理を九州の久留米で行っており、その後古書に活路を見いだし、今に至ります。

ここが凄い!

Q:高山本店ならではポイントを教えてください。

A:邦楽、能、唄いといった日本に古くからある芸能関係の古書店は神保町にはここだけです。猿楽町という地名が千代田区にあるのですが、猿楽という名が示す通り、この地と芸能には深い関係があります。また、武道全般にも力を入れており、弓道やなぎなたと言った道にも強いです。さらに、私個人料理好きなので、料理の専門書も扱っております。

神保町への思い

Q:ご自身の神保町への思いを教えてください。

A:神田古書センターをこの地に立てる時に、私がイギリスで味わったカレーのお店を招きたいという事で、古書センターに招いたのあのボンディです。実はここがカレーの街のきっかけです(笑)。他にも個性豊かな商店があり、その店それぞれに個性派な店主がいる所が神保町の良さだと思います。「自分だけの趣味」を見つけるにはうってつけの街です。

学生へのメッセージ

Q:神保町へ足を運ぶ学生へのメッセージをお願いします。

A:古書店の方々は学生の皆さんと話たいと思っている方が多いと思います。私もお客様とお話しをするには大好きです。なので、スマホを見るだけでなく、ちょっとした会話を是非投げてみて下さい。顔が見える街神保町は、学生の皆さんを応援しております!!

おわりに

今回は高山本店様にお話しを伺いました。お忙しい中お時間を割いて頂きありがとうございました。神保町の歴史にも詳しい高山様はまさに神保町の生き字引です。高山様もおしゃっていたのですが、実は神保町の歴史は大学と共に始まっております。昔は新刊の流通量が少なく、古書が相対的に重要でした。そこから学生は古書を読む事で知識を得るようになり、まとめて古書を変える街神保町が生まれました。まさに、大学無くして、神保町は無く、神保町無くして、大学無しです。是非、「学生街」としての神保町に皆様も足を運んでみて下さい。何か大切な一冊が見つかるはずです。


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