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小さな店のこと

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接客、仕入れ、販売・・ ひとりで雑貨屋を運営してみて
運営しているクリエイター

記事一覧

夢のない話し

先日の記事内の動画で「個人事業主の売上の平均は500万くらい」って説明があった。 だよねー。1,000万なんてほど遠いよねー。 500万って悪くないように聞こえるけれど、年収じゃなくて売上。 つまり、仕入れとか引いたら・・・ 「年収150万円。ワーキングプアですね。」 哀しい現実。うちも似たようなもん。 崖っぷちを自転車こいでいるイメージ笑 ← 優雅に雑貨屋やってるように思われているけど、生活はカツカツ。 「夢を売る商売なんだから、そーゆーこと言わないの」って同業の

《個人店》競合しないで共存したい

わたしは同業者も異業者も、個人店と《 共存 》したいと思っている。 それぞれの店がそれぞれ成り立つようにしたい。 そのためには「お客さんを奪い合う」んじゃなくて「お客さんに廻ってもらう」「楽しんでもらう」のがいいって考え。 住宅メーカーとか結婚式場みたいな「一生に一度」の大きい仕事は奪い合いになっちゃうのかもしれない。美容院みたいなサービス業も「信用できる店」を見つけたら他には行かないかもしれない。 でーもー パン屋とかカフェとか雑貨屋は、あちこち行くよね。わたしだけ?

イマドキのネットショップ作成が便利すぎてありがたい。

無料で始められるネットショップありがたい。 自力でネットショップを立ち上げたのは2004年2月。 当時はホームページビルダーで・・って・・え?もしや知らない? 店が暇過ぎて時間はあってもお金はない。プロになんて頼めない。 当時は簡単なサイトでも依頼すれば10万円くらい必要だったと思う。 教室に通うのも苦手だからソフトを買って独学でやることに。 そのソフトがホームページビルダー。今も売ってるのかな。 めちゃくちゃ時間はかかったし、センスのないサイトだけれど、HTML用語な

《雑貨屋ひとりごと》ネットショップの商品説明は自分の言葉で。

「うつわの質感」「持った感覚」「使い心地」・・ 画像ではわからないことを文章で伝えることは難しい。 難しいけど、自分なりの感覚で「素敵なのー」を表現する。 撫でてみたり裏返してみたり、その商品と向き合って、拙くても自分の言葉で表現すれば、伝わるひとには伝わるもんだと思う。 以前某オークションサイトにうちでも扱っている作家さんのお皿が出品されていて、その商品説明にうちのが使われていたことがあった。 完全コピー。自分なりの表現だから間違いない。 なんとも不愉快。 って愚痴

《雑貨屋ひとりごと》【天職だと感じた瞬間】真夜中の発送作業

雑貨屋をやりたいなんて考えたこともなかった。 「いつか喫茶店をやりたい」とは思っていたから、家を建てて一角でカフェをはじめたのは自分の中では自然なことだった。でも・・ まさか雑貨屋になるなんて。 カフェを開いてみたものの、お客さんは来ない。 暇な時間を使ってネットショップを立ち上げたのは2004年2月。 当時はネットショップが少なかったから、人気作家さんのうつわは売れた。 数ヶ月に1回、人気作家さんの商品が入ったときは、メールマガジンで事前に予告した上で夜9時に販売ス

《雑貨屋ひとりごと》instagramで意識していること②

他の人の投稿を見るのも楽しみ。でも、みんなの投稿が自慢話しにしか思えないときはメンタル落ちているなーって、そっと閉じる。 ■自慢話しはしない 本人はそんなつもりないことが自慢話しのようになってしまうことがある。 「ケーキ食べてきました~♪」って店の紹介しただけでも、見るひとによっては自慢になってしまうわけで、そんなの気にしたら何も書けなくなっちゃうんだけど、自慢になってない?って意識はするようにしている。 キラキラした投稿はそのひとのごく一部。 そんなのわかっていても

《雑貨屋ひとりごと》instagramで意識していること①

店に足を運んでいただくためには「行きたい」って思っていただかないことにははじまらない。発信大事ね~ わたしがinstagramで気をつけていること、意識的にやっていること。 ・・ってフォロワー何万人いるわけでもないのに偉そうに語るな? わかる。ツッコミどころ満載なのに書いちゃう図々しさ。 ■意外と読んでないって認識する 発信しているつもりになっているけど、ほとんどのひとは読んでいない。 こんなにがんばってるのにって期待しないこと。 わたし自身1000人フォローしていて、

《個人店》店の立ち位置が変わったよねってはなし。

SNSで誰もが発信できるようになった。 発信が得意な作り手はフォロワーがどんどん増えて人気作家に。 デジタルが得意な作り手は通販サイトも作り 接客が得意な作り手は自ら販売もする。 あれ? 店は必要なくない? 作家もののうつわを中心とした雑貨屋アンジュールの店主さやかです。 5~6年くらい前から感じていたことが、ここ数年顕著に。 流れが変わった店は、作り手が作ったものを「卸し価格」で仕入れて 発信・集客・接客をして販売する。それが店の役割。 だったのに。 「自分でやる