見出し画像

《個人店》競合しないで共存したい

わたしは同業者も異業者も、個人店と《 共存 》したいと思っている。
それぞれの店がそれぞれ成り立つようにしたい。

そのためには「お客さんを奪い合う」んじゃなくて「お客さんに廻ってもらう」「楽しんでもらう」のがいいって考え。

住宅メーカーとか結婚式場みたいな「一生に一度」の大きい仕事は奪い合いになっちゃうのかもしれない。美容院みたいなサービス業も「信用できる店」を見つけたら他には行かないかもしれない。

でーもー
パン屋とかカフェとか雑貨屋は、あちこち行くよね。わたしだけ?

たとえば
クリームパンの美味しい店を見つけたら、また買いに行くのも楽しみだけど、「他の店のクリームパンはどんな?」って食べ比べるのが楽しみ。

「お気に入りの喫茶店を見つけたら他には行かない」ってひとも少なくないと思うけれど、「その日の気分でいろんな店を楽しみたい」「お気に入りの店を探している」ってひとは多いと思う。

だから、お客さんの探しているうつわがうちに無いとき、わたしは知り合いの店を紹介する。

「待て。ここで買う気にさせるのがプロだろ」って声が聞こえる(笑)。
わかる。「買う気モード」でいらしたお客さんを逃すなんて!!
商売人としてはダメなんだろうと思う。

でも、うちはだいぶマニアックな品揃えだから好みに合うとは限らない。
しかも手仕事の一点モノが多いから、欲しいうつわがタイミングよくあることのほうが少ない。

「これでもまあいいか」ではなく「これが欲しい」って思ってほしいから、「迷うならやめた方がいいかも」って言っちゃう。

で、紹介した店を気に入ってくれたらうれしい。勝手に宣伝部長のつもりだから、個人店を知るきっかけになったと思うと小さくガッツポーズ。
だって紹介するのはどれも好きな店だから。ありがたいことに自信を持ってオススメできる好きな店がたくさんある。

「ライバル店を紹介していいんですか?」ってお客さんからビックリされることもあるけれど、競合する気はない。

「いいお店を教えてくれた」ってお客さんに喜んでいただけて
「ご紹介ありがとう」ってお店からも喜んでいただけて
そうなると逆にうちも紹介してくださったりして

いいことしかない。
みんなが気持ちよくWin-Win-Winになれば、いい循環ができる。

何をキレイゴトを・・って思われそうだけど、10年以上やってきて、これはホントみんなにオススメしたいこと。

#商売楽しい #横のつながりは財産 #共存 #横のつながり #個人店同士  
#雑貨屋 #ひとりごと #個人店 #個人事業主 #自宅ショップ #経営 #雑貨店経営 #自営業 #ひとりで雑貨屋 #うつわや   

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?