エレナ・ドーソンは彼女自身の美的基準に従ってタイムレスで美しいセミデコンストラクトされた衣類を制作する才能あるデザイナーです。彼女はイーストサセックスのスタジオで制作を行っておりブライトン大学で学び、卒業後に裁縫師としてのキャリアをスタートしました。この経験は彼女にとって非常に貴重であり「私は今でも裁縫師で学んだ知識を生かしています。アルタレーション（修正作業）を行うと衣類の中身を具体的に見ることができます。衣類が最も脆弱な状態になる瞬間です。彼女はこのセミデコンストラクトの状態を、衣類や靴を制作する際に大切にしています。要するに衣類を修正する際、彼女はその中身を入念に検証し製作の際に同じセミデコンストラクトのアプローチを取り入れることを望んでいるのです。

2000年にPaul Harndenと共にPaul Harnden Clothiersを設立し、2006年に独自の美的基準に従って自身のラインをスタートさせました。彼女はドレスフォームから作業を開始しすべてを手作業でデザイン、製作しています。また、自然繊維を使用し、その中でも好きなものは英国のウール、アイルランドのリネン、インドのコットン、中国のシルクです。