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幸せは自分で決めるものだから、ほっといてくれない?っていう人

2回目に無名人インタビュー受ける方です!!!!!
うおお、無名人インタビューはね! 実は! もう毎日受けたほうがいいと思ってるんですよ! いやそれはさすがに多すぎか。毎日とは言わず、毎週、毎月、とにかくたくさん定期的に受けたほうがいいんです!
なんで?
だって心がリフレッシュするからー。
というわけなんですが、でもね、さすがに今たくさんできないんですよ、すいまごめんなさい、そんなにインタビューできる体制が整ってないから。
でも、やっぱりインタビューすると変わるからさ、人は。
変わるために人は話すんだと思うよ。
だから、「人類インタビュアー化計画」がんばります。
インタビューがいつか趣味の王様になるようにがんばるんです。
中身のないまえがきですね。まあ、毎回そうですけども。
というわけで無名人インタビュー始めます!!!!! ちなみに前回のインタビューはこちらです!
【まえがき:qbc・栗林康弘(無名人インタビュー主催)】

今回ご参加いただいたのは 蒼月水翔 さんです!

最初は夜の仕事してました、ガールズバーで。2軒くらい働いてたんですよ。

qbc:今、何をしている人でしょうか?

蒼月:今は、秋葉原の英国パブレストランでホールスタッフをやっておりまして。
ここ最近ですと、クラウドワークスさんに登録して、初級のライター講座を3週間勉強して修了したっていうところですかね。

qbc:調子としてはどんな感じですか?

蒼月:調子としては、スカウトが4、5件ぐらい来て。通らなかったのもありながらも、いろいろ応募したりとか。あとは任意なんですけど、検定とかも受けて、クライアントさんの信頼をちょっと上げるために、検定合格して星をつけたいなっていうところではありますね。

qbc:クラウドワークスさんの話ですかね、スカウトっていうのは。

蒼月:そうですそうです。

qbc:ライターのお仕事、ってことですかね?

蒼月:ライターですね、校正とか。あと、自分は魅力を伝えるっていうことが得意なので、広告とか宣伝とかできればいいのかなって思って、今探したりしてますね。

qbc:バイトの方はどうですか。英国パブって、バー寄りのとこですかね?

蒼月:バーとレストランの中間って感じですかね。去年の10月から働き始めて、6ヶ月ぐらいはもう経ったので、他の店舗のヘルプとかも行ってたりとか。
そういう努力を認められたおかげで時給が上がって、生活しやすいお給料がもらえるようになってきましたね。

qbc:人生の中で、この1年ってどうでした?

蒼月:いろんな仕事をしてましたね、やめてから。最初は夜の仕事してました、ガールズバーで。2軒くらい働いてたんですよ。2軒くらいやってて、最初のところは何て言うんだろう、そんなに儲からないし、入ってから仕事をしていくうちに、怪しいとこだなっていうのがだんだんわかってきました。

qbc:ガールズバーは、怪しい度合いがあると思うんですけど。

蒼月:なんていうんだろう、グレーゾーン?

qbc:うんうん。

蒼月:表向きはカラオケ、懐メロバーとかって謳ってるんですけど、実際入ったらガールズバーですっていう。

建物借りる上で、ガールズバーでは、受け入れられないから、表向きはカラオケの懐メロバーでやってると噂で聞いたりとかして。自分は働いてたんですけど、その従業員のなかで1軍の子がいて、その子が自分のこと気に入らないのか何を言ったか知らないけど、店長に何か告げ口して、辞めさせられたんすよね。

qbc:え。理由は?

蒼月:理由は、ドリンクバックとかってあるじゃないすか。女の子が飲む一杯でいくらとか、飲んだ分だけ入るっていう。私はただ単にわからないことがあったので、先輩に聞いただけなんですけど、お客様の前でドリンクバックの話はするなって言われたんですよ。

qbc:お客さんも知ってるけどね。

蒼月:うん、うん。でも業務上、わからないのは聞いた方がいいから、私は聞いただけなんですけど。なんかそれを口実にしたのか、お店の色と合ってないから、やめていただきますっていうことになりました。

じゃあいいやって思ってやめて。次はちゃんとした、グループ会社が運営する、きちんとしたガールズバーに入りました。そこに入ったら普通にドリンクバックとか、このお酒はいくらですよとか、ちゃんと言ってるんですよ。それの何がまずいんだって思って。いろんなところを見てきて、なんか前のところはだいぶおかしかったんだなっていうのを見たりとか。

qbc:はいはい。

蒼月:でも2軒目のガールズバーは、女性が全部お店を回す感じで、黒服さんがいませんでした。なので、全部女性のスタッフが対応して仕事をするので、完全な女性社会って感じでした。女性社会の上下関係が厳しく、面倒くさいところもありましたね。

qbc:面倒くさいって、どんなところが面倒くさいんですかね?

蒼月:お酒を作るっていうのにまだ慣れてなく、新人が先輩とお客さんのお酒をつくるのですが、割り方がまだわかんなかったので、濃いめに作ったらしく、ブチギレられたっていうのはありましたね。

qbc:面白いっすね。なるほどね。

蒼月:はい。なんかそう、割り方があまりにも濃すぎたらしくて、それでブチギレられて、精神的に「無理、怖い」って思いながらもやってました。大体夜の7時とかから入って、早朝5時ぐらいまで働いたりとかありましたね。

qbc:長いからね。

コミュニケーションスキルとか。あと面倒くさいお客様のあしらい方とか。

qbc:ガールズバーの2軒目をやめた理由は何だったんでしょう?

蒼月:普通にもう生活リズムが狂っちゃって。体に影響があったからです。
それもやりつつ、派遣のお仕事もしてて。派遣の仕事は、コロナのホテル療養の運営補助をやってて。内線、お問い合わせとか、なんていうんですかね、入所してからのご説明をするっていうようなお仕事とかもしたりとかしてましたね。そのときは夜と昼の掛け持ちをしてました。

qbc:その派遣の仕事自体は、好き嫌いとかってどうでしたか?

蒼月:わりと、周囲の人間もいい人たちだったので、私は結構好きでやってましたね。

qbc:前の仕事とも、雰囲気的に似てましたかね?

蒼月:雰囲気的に。そうでもないですね。

qbc:全然違う。

蒼月:派遣の仕事なので、人それぞれに、なんていうんだろう個性がある方がいましたが、本当に優しい方たちばかりだったので。楽しんで仕事をさせていただきました。

qbc:夜の仕事は、適性がなかったと思いますか?

蒼月:合わなかったと思います。夜の仕事は、最初の体験入店とかもそうだったんですけど、みんな仲良しって言うんですよ。プライベートでも◯◯ちゃんと◯◯ちゃんが一緒にご飯行ってるとか、ディズニー行ってるとかっていうのは聞いたことはありました。確かに仲良しではあります。

でも、それは、前からいるレギュラーメンバーがそうであるだけで、新人の子たちに対してご飯を誘ったりとかするか、って言ったら別にそうでもなくって。

だからその、もう既に出来上がってる状態のメンバーで絡んで、仲良くしてるっていうだけなんだなって。そこに新人さんを交えて、楽しくご飯とか行くかって言ったら、私はそういうのはなかったですね。

qbc:自分に向いてる向いてないで言うと、どうなんでしょう?

蒼月:業界的には、勉強になったことはたくさんありました。得たことも、それは自分の強みとかにもなったこともありましたが、長期的に考えたら、まあ向いてないなっとはちょっと思いました。

qbc:何を得たんすかね?

蒼月:そうですね~。コミュニケーションスキルとか。あと面倒くさいお客様のあしらい方ですかね。なので今のレストランでも、ディナーとかお酒で2軒目で来る人とかもいるので、面倒くさそうだなって思うお客様もいるんですよ。
それで、年齢が20歳とかで、自分より下の子たちが、あそこの卓やばくない? って。ちょっと面倒くさそうだよね、っていう話になって。確かにねって話して。「私、行きたくないからお願い」って言われて、対応を頼まれることはあります。

qbc:面倒なお客に、どんな対応をするんでしょうか?

蒼月:例えば、、団体4人のお客様で、すごい酔っぱらってて、ゲラゲラと喋っている感じで、もう出来上がってる状態で飲みに来店してきて。お料理を提供や、お皿を下げたりする際に、すごい絡んでくる人がいて。

「面倒くさい客でごめんねー」みたいなことを言われ、「どうせ家に帰って彼氏に愚痴るんでしょう」と絡まれたので、「いえいえ私にはそんな愚痴る相手も彼氏とかも全然いませんので、そういうお話は一切しません」と返答したら、「え?!俺、立候補しようかな!!」って言ってきて。ああ面倒くさいなって思ってスルーしてました。

次に、「お済みのお皿を下げします」って卓に行ったら、「好きぃ~」って言われて、ちょっとプッチンきたので、「それはセクハラになるので訴えられますよ」って私が普通に言って。そしたら焦った様子で「えー俺金ないから無理、1杯だけ飲むから許して!!」って言われましたが、「もう会計伝票出てるので、結構です。失礼いたします。」って対応したことがあります。

qbc:やっぱりガールズバーの経験がなかったら、言えなかった感じですか?

蒼月:なかったら多分、言えなかったと思います。

qbc:お客に対してどこまで言っていいかっていうのが、わかった感じですかね?

蒼月:なんて言うんだろう。お客様が神様だっていう言葉とかってあるじゃないですか。

qbc:はいはいはい。

蒼月:私はそう思っていなくて。お客様が神様っていうのは、「来てくれてありがたい」という意味で、生まれた言葉だとは思うんですけど。人と人なので、『やってはいけないことは駄目だろう』っていう線引きがあって。その線引きがあったから、「人としてそれは駄目だよね」、「いくらお客様だとしても、言っちゃいけないよね。」という考えがあるので、失礼ですが、お客さんそれはちょっといかがなものかと思いますっていうのは、自分は言っちゃっていいのかなって思ってます。

qbc:加減がわかったんですかね。

蒼月:そうですね、はい。

qbc:夜の仕事は合ってなかったと。その他に、仕事は何をされました?

蒼月:えーと、高齢者施設に行って、訪問販売のアルバイトとかしてました。

qbc:そんなとこで訪問販売あるんですね。

蒼月:それも派遣バイトって感じでやってたんですけど。高齢者施設に行って、お買い物とかができない高齢者のためにこちらから訪問して、お買い物を楽しんでいただくっていうのをバイトでやっていました。
「こういうお菓子ないの?」とか言われて、「こういうのがありますよ」とおすすめしたり、「じゃあ、それ買おうかしら」と言われて、コミュニケーションをとりながら楽しんで仕事してました。

qbc:売ってるものってどんなものなんですか?

蒼月:北海道の物産、お菓子だったりとか、衣類とか肌着とか下着とか。あとは小物とかハンカチとかですかね、結構幅広く売ってましたね。

qbc:なるほど。百均みたいな。

蒼月:そうですね。でも百均よりも品質はいいものでした。

qbc:その仕事はどうでしたか?

蒼月:結構楽しくやってて。やっぱり話しかけてくれる高齢者とかもいてくれたので、高齢者とのコミュニケーション、こういう関わりとかも、自分は好きなんだなって思いました。

qbc:なるほど。その他にしたお仕事はありますか?。

蒼月:その他はそれぐらいかな。1年間で、私が今まで仕事した中だと。

qbc:この1年間、気持ちの面ではどうでした?

蒼月:1年間、気持ちの面では。ここまでたどり着くのに、収入の安定はなかったです。だから、結構家族に頼ったりしてたんですけど。それをどうやって返していこうかとか、すごい申し訳ないなっていう気持ちだったりとかはありましたね。

qbc:明るい暗いでいうと、1年間どっちだったんすか?

蒼月:波はありましたね。接客業してるときは結構、ノリで明るく振る舞えるんですけど、自宅に帰ってきてから一人になると、「あー疲れた」みたいなのとかもありました。結構、心の波はありつつも、今も病院に通いながら治療とかはしているので、どうにかやってるっていう感じではあります。

qbc:病名ってなんですか。

蒼月:病名っていう病名はそんな診断されてないんですけど、心療内科と精神科で、診断されるかされないかって、結構分かれたりするんですけど。
心療内科の方が、多分診断はしないんですよね。「最近どうでしたか」って状況を聞いてきて、「こんな感じでした」、「そうなんですね」って親身に聞いていただいてます。「じゃあ、いつも通りお薬出します」っていうこともあれば、調子が悪かったときには、「この薬を試して様子を見てみてください。処方しておきますね。」という感じで診察を受けてます。自分的にはそのパニックだったりとか、不安になりやすい傾向があるところではありますね。

qbc:そしたら、前と状況自体も変わらない感じですか?

蒼月:そうですね。

qbc:なるほどね。この1年間で起きたことで、何か話しておきたいことってあります?

蒼月:この1年で結構いろんな、やっぱり自分は正社員として1ヶ所にとどまるよりかは、自分のやりたいことをやって生きていく方が楽しいなって思いました。ていうのも、自分は人に過敏で、それが原因で正社員を辞めたっていうのもありますし。
どこか逃げ道とか、はけ口がないと、自分の気持ちがやられちゃうっていうのをわかったので、掛け持ちだったりとか、ちょっと環境変えてみて働いた方が、自分には合ってるなって思いました。

これからは、ライター検定を受けて、フリーランスのお仕事を少しでも多くして。最初は掛け持ちしながらだと思うんですけど、慣れてきてそこそこの収入も取れるようになってきたなっていうふうになったら、やめようかなとかって思ってます。今のところ。

qbc:レストランバーをやめる?

蒼月:そうですね、今は新しく入ってきた子たちがいて、新人育成に自動的に回されたりとかってするんですけど。今の後輩たちが可愛いんですよ。

qbc:へえ。

蒼月:可愛くって、すごい面倒を見みたくなるし、ちょっと今離れるのは寂しいかな。だから新人ちゃんたちが成長していって、1人立ちではないけど、ある程度仕事ができるようになったら、自分はもういいかなって思ってます。

qbc:面倒見がいいっていう一面があるんですね。それは前からですか?

蒼月:自分の特性として、誰かを育成するっていうことに限らず、何かを育てるっていうのは結構向いてるらしくて。

qbc:そうなんですね。

蒼月:そうなんです。自分も正社員で福祉の仕事をしてたときに、後輩の立場で、この先輩は無理だなとか、先輩の教え方よくわからないなっていうのを見てきたっていうのもあって。それを、どうしたらわかりやすいかを考えて、教えたりとかしますね。

qbc:他に、向いてるらしいエピソードみたいなのってあります?

蒼月:そうですね。基本、1人の時間も好きなので、地道にコツコツやる仕事が好きですね。その在宅ワークとかもちろん、そういうのとか。
なのでもう、1人でこもって仕事をするのを、早くやってみたいなって思います。人と関わる時間も欲しいけど、自分の1人の時間も欲しいんですよ。どっちか極端になっちゃうと自分の心的にも不安定になっちゃうっていうところもあって。

いい感じにバランスをとって仕事をしてって、人との関わりも楽しんでとりつつ、1人の時間で、その中でコツコツとやる仕事、ライティングも、そういうふうに自分を調整してやっていきたいなっていうところありますね。

qbc:コツコツといえばSNS運用とかなんですけど、その辺りに興味はあります?

蒼月:SNS運用は聞いたことはあるんですけど、実際にどうやるんだろうって、まだ全然無知な感じだったので。

qbc:コツコツという意味では、もう目標としてどれぐらい見られてるかとか、どれぐらいフォロワーが増えたかみたいなんで、めっちゃコツコツした成果がすごい数字として表れるもので。

蒼月:はいはい。

qbc:SNS運用って、画像とテキスト両方、画像だけとかテキストだけとか、そういうのを作って投稿するっていうやつなんですけど、そのテーマをお客さんから依頼されて、こういうふうなテーマで、みたいなのを話し合っていく。
お客さんによって、どれぐらいお任せされるかが変わってくるから、ライティングスキルが当然必要になってくるし。SNSって、インスタとTwitterでは違ったりするじゃないですか。noteもそうだけど。そういうのをわかってて、その知識も必要かなっていう世界ですかね。

蒼月:なるほど。

qbc:コツコツっていう意味では、めっちゃコツコツですよ。毎日情報アップするみたいな話になってくるし。教えてくれるところで、ちゃんとしたところっていうのは、あれかな。SNSコンサルタントは、有象無象たくさんあるからね。

蒼月:結構どういうものかなって、興味はあったんですけどね。

qbc:SNS運用っていうのは、普通に投稿する人ですね。

蒼月:そういうのもありなのかな。

qbc:ライティングも発生するんですよ。当然。まあでも、そもそもSNSが好きじゃないとちょっと難しい。Twitterはこういうユーザーが多いとか、雰囲気がわかんないので。
ライティングだと何となく、文章好きな人だったらこういう文章好きだよねみたいに、なんとなく雰囲気がわかるんだけど。こういう文章であるべきだみたいな。
そういうのが当然Twitterもインスタも諸々あるんで、ってとこですかね。まあ覗いてみるぐらいはいいのかもしれないすけど。

蒼月:そうですね、ちょっと覗いてみたい。

qbc:話は変わりますけど、人と会ってる時間と1人きりの時間って、割合はどれぐらいだといいですかね?

蒼月:五分五分ですかね。

qbc:でも五分五分なんですね。

蒼月:ここ最近とかだと、もう接客業が、ヘルプで行ったりとかっていうのもあって。人と会う時間が8、9割になってたんですよ。で8、9割になると、もちろんいいお客さんもいらっしゃいますけれども、宴会とかそういう飲みの席とかになりますと、ちょっと横暴な人だったりとか、ちょっと、セクハラっぽい言葉をぼそって言ってくる人とかがいて。

qbc:へー。そうなんだ。

蒼月:セクハラっていうまではいかないかもしんないんですけど、その人の捉え方次第なので。例えば昨日、ドリンクを追って提供するときに、ローズジントニックっていう商品があって、それってローズなんでピンクのジントニックなんですよ。

qbc:かっこいいっすね。

蒼月:それを提供しようとしたら、とある男性の方が、そのドリンクの見た目がピンクだったので、「ちょっといやらしいな」みたいなこと言って。私はちょっと、それが「えっ」てなっちゃったので、真顔になっちゃったんですよね。ちょっと顔に出ちゃってて。そしたら、「ごめんね」みたいな。

qbc:蒼月さんに話しかけるような感じだったんですか?

蒼月:いやもうぼそって言ってただけなんですけど、それを私が拾っちゃったので、えっ?ていう顔しちゃったっていうだけの話で、「ごめんね」みたいな感じで言われて。ローズジントニックでございますって言って提供してたんですけど。
ドリンク見ていやらしいとかどうかなんて、そんなんいらないだろうってちょっと思っちゃって。何言ってんだこいつらと思って。何かその、お店の商品をそういうふうに見て欲しくないんすよ。

qbc:いや、それはいいんじゃない。ローズってセクシーなものとしてあって、お酒イコールセクシーはちょっとあるじゃない。

蒼月:表現の仕方かな。やらしいっていうよりかは、大人っぽくてちょっとセクシーな雰囲気があるジントニックだなっていうのだったらわかるんすけど。表現が、ん? ってなっちゃって。ちょっと自分はあんまりっていう感じではありますね。

qbc:勝手な解釈だと、子供が「エローい」みたいに言う感じで、ひやかしているというより、はしゃいでるみたいな感じなのかな。それが嫌だったのかなというのはちょっと思いましたけど、そういう感じだったんですか?

蒼月:そういうノリはあんまり好きじゃないですね。

qbc:はいはい。

蒼月:もうちょっと言葉のボキャブラリーを増やしてくださいっていう感じですね。

qbc:なるほどね。でも人とコミュニケーションすること自体っていうのは、やっぱお好きなんですかね?

蒼月:好きですね。私1人でHUBに行って、誰かと話したりとかもしますし。
1人飲みとかして、タバコの火がなくて、つかないなと思ってたら、もう1人タバコを吸う女性が来て、すいません火借りていいですかって言って、お借りして、そっから話が弾んでっていうのが結構好きなので。

あと最近行ってないんすけど、シングバーっていうところが、自分の行きつけで。プロのギターリストが演奏してお客さんが歌えるっていうところがあって、そこに1人で行ったりとかしてる人間なんで。そこでしか交流できない、知らない誰かが集まってて、お互いに知らないけれども、その場で仲良くなるっていうのも好きなので、1人でバーで飲んだりとかしてます。

qbc:じゃあいわゆる、お酒飲む場所自体はお好きなんですね。

蒼月:お酒は好きなので、全然。

qbc:じゃあガールズバーみたいなところが、はまらなかったってことね。

蒼月:ガールズバーはもう、お客さんと飲みながら話すので。お客さんに対して、いいお客さんだったらもう、普通に話して飲みながらとかできるんですけど、セクハラしてくる人もいるので、それはちょっと耐えがたいところはあったので。

qbc:頑張ってもうちょっと高いところで働くっていうのは、可能性としてあるのかもしれないすけどね。どうしようもない人が来れない価格っていう。

蒼月:会員制とかですかね。

qbc:いやあだって2000円とか、3000円でしょガールズバーって。

蒼月:いや、実はタウンワークとかバイトルはそういうふうに載ってるんですけど、実際は違くて。最初の頃は1200円とかでしたよ。

qbc:違う違うお客さん。

蒼月:お客さん、そうですね。2、3000円とか、2500円とかそうですね。

qbc:座って8000円ぐらいになっちゃうようなお店だったら、変わってくると思いますけどね。

蒼月:そうですね。

qbc:ああでもそうするとあれか、完全な夜の仕事になっちゃうもんね。

蒼月:どうなんでしょうね。

「陽キャだけど陰キャの気持ちがわかる陽キャ」って言われたんです。

qbc:あとは普通にバーテンかな。

蒼月:バーテンやってみたいなって思ったりもしましたけどね。お酒を作る知識はないんですけど、なんかそういうのもいいなって思ってた時期はありましたね。

qbc:今はもうあんま興味がない?

蒼月:今は、飲む側がいいなって感じですかね、1人で。

qbc:なるほどね。そういう仕事ないのかな。お客さんを呼んで来てくれるみたいな。人と一緒に来ると、なんかちょっとバックがもらえるみたいな。それめちゃくちゃ頻度が高くないとあれだろうけど。

蒼月:そうですね。

qbc:でも確かにね、酒場の関係性が好きな人っていうのはいますね。自分の仕事も明かさずに通ったりするとか、時々聞きますね。

蒼月:あとなんだろうな。この前久々に原宿行ったときに、自分へのご褒美として2万円分の買い物をしたんですけど。そのときにラフォーレ原宿に行って、服を見てて、そしたら、お姉さんの服超かわいいって話掛けてきてくれたって店員さんがいて。なんていうんですかね、そっからドーンと仲良くなって、インスタ交換するっていうエピソードもあったりとか。

qbc:へえ。

蒼月:もうなんか、その人のノリに合わせて、自分もそういう何かちょっとウェイウェイっていうところがあるので。なんかうまく話して、そしたらめっちゃ距離が縮まったから、「お姉さんインスタやってます?」 って言われて、「ええやってますよ」って返答したら「交換しません?」 って言われて、「いいっすよ」っていうことがあり、交換して仲良くなるっていうのがありましたね。

qbc:それは才能だと思いますけどね。話しかけられやすくて、相手のノリを受け入れられる。それはすごいことだと思うんすけどね。

蒼月:そうなんですよ。なんか友達から言われたのは、友達から見たら、陽キャらしいんですけど。

qbc:前回は陰キャだと思ってましたけど、今日のお話は陽キャなんだっていうふうに思って聞いてますよ。

蒼月:「陽キャだけど陰キャの気持ちがわかる陽キャ」って言われたんです。

qbc:何か複雑だね。うん。

蒼月:陰キャというか、おとなしかった時代ももちろんあったので、陽キャだけど陰キャの気持ちがわかる陽キャだよねみたいなこと言われて。
仲良くなった店員さんとも、それを話してて、マインドギャルって言っちゃおうって。陽キャだけどっていうのは長いから、もうマインドでウェイウェイって、その場のノリで楽しんで話せる人のこと、なんかマインドギャルとか言ってるらしいんですけど。

qbc:聞いたことありますね、マインドギャル。

蒼月:そう。だからこれからマインドギャルで売るわみたいな感じで、話してましたね。

qbc:なんかライターでうまく、この入口をつかめると素敵そうですけどね。ライターって結局、ある程度何をするのかってわかったら、書くネタはもう何でもよくなってしまうんで。ネタを自分で作れないと、一生つらい書かされ仕事になってしまうんですよ。それも悪いことじゃないけど、全然書きたくないことを調べて書くみたいなことなんで。
最初はまだ自分で決められないから、それはしょうがない。でも、こう書けばいいんだってわかったら、積極的に自分でテーマを作って。酒場ライターって結構いるし。

蒼月:へえ。

qbc:まあ、体は悪くしたりするんですけど。男性だと結構、日本各地にある居酒屋、赤提灯とかああいうところ行って、スナックの話書いたりとか。
最近だとあれじゃない、Twitterとかインスタとかでも結構、今日もお疲れ様でしたって、お酒飲んでる写真をアップするぐらいのでもいいし。ネオ居酒屋とか、30代ぐらいの人かな、20代もいいけどやってるような居酒屋も多いし。
そういうところを紹介していくっていうのは、全然ありだと思うんすけどね。そういうのってむしろ自分の趣味として楽しめると思うし、仕事になればなったで嬉しいし。

蒼月:いや面白いな。

qbc:一人居酒屋して、楽しめるって相当ですよ。大体1人カウンターあるでしょ、そういう居酒屋とかって。

蒼月:ありますね。

qbc:そうそう。そこで発掘していくと。まあ体調管理をしっかりやれば、行けるんじゃないですかね。

蒼月:たまに飲むぐらいなんで。この前HUBで飲んだときに、ジャンボサイズ2杯飲んで、酔えないなと思ってショットを4種類1個ずつ頼んで飲んでました。

qbc:ショットって。

蒼月:度数強いやつです。

qbc:種類は何を飲むの?

蒼月:なんかいろいろあって、忘れちゃったな。HUBのショットなんですけど、4種類ありますって言われて、酔えないからじゃあもう1種類ずつ頼んじゃおって。

qbc:テキーラとかをそれだけ飲んだってこと?

蒼月:そうです。そうです。

qbc:1人で?

蒼月:はい。

qbc:相当飲むんだね、じゃあね。テキーラって、友達と飲むお酒じゃん。

蒼月:テキーラショット、ちょっと4種類ぐらいありますって言われて。

qbc:テキーラが4種類ね。はいはい。

蒼月:じゃあ4種類1個ずつお願いしますって。1人で飲んでました。

qbc:はい。絶対、酒場に行きつけた方がいいと思う。いや面白いよ絶対。そんな飲み方するの? って思いますよ。

蒼月:元々そこで働いてた子が今、辞めちゃって地元に戻っちゃった子なんですけど、その子に言ったら、いや、1人でテキーラショット飲むやつ初めて見たって言われて。

qbc:ウイスキーのショットは、お酒好きなんで、そういう飲み方をするときはあるんですけど。テキーラショットで1人って聞いたらさ、すげえなと思いましたね。うん。

蒼月:なんか普通に1人で楽しんで飲んでました。

qbc:いや、いいんじゃないっすかね。

自分のやりたいことをやって、自分の人生悔いのないように楽しく過ごせたらそれが本命つーか

qbc:もしもの未来の質問というのは、毎回聞くようにしていて。何か今、災いが起きる予感っていうのはありますかね。

蒼月:災いが起きる予感。

qbc:起きるとしたら、何が起きると思います?

蒼月:いや災いだらけなんで、何も怖くはないんですけど。ある意味、場数を踏んできた人間なんで。

qbc:なるほどね。

蒼月:特に人間関係の災いが多いんすけど。あったとしても、そのとき考えればいいと私は思ってるんで。今言うとしたら、ライター案件の交渉がとれるかどうかとか、不安なところはありますけど。何回か応募して何回か断られるっていうのは、近いところでみたら、災いかなと。それぐらいすかね。

qbc:なるほどね。それが起こったら、どうしますか?

蒼月:それはもう、かしこまりましたって言って、普通に。

qbc:ライタールートで行くのか、それとも違うルートに切り替えようとするのか、っていうところはどうですかね?

蒼月:エッセイもやりたいんですよ。

qbc:それは、ライタールートでいいと思うんすよ。

蒼月:ライタールートでエッセイとかも描きつつ、他のルートとかどっちの道に行こうかなっていう選択で悩むときもあるんですけど。なんか、自分は、自分が楽しく人生歩んでればいいと思ってるので、今のところはとりあえずライタールートかなと思ってます。

qbc:人生楽しければいいやって、前回のインタビューと比べるとどうです?

蒼月:だいぶ違います。

qbc:どう違います?

蒼月:いろんな仕事をしたりとか、いろんな人を見てきて、考え方、価値観があの180度変わりました。本当に正社員とか、正社員は別に悪いわけではなくって、正社員が全てではないって思ったんですよね。だから自分のやりたいことをやって、自分の人生悔いのないように楽しく過ごせたらそれが本命なのかなって思いましたね。

qbc:そういう考え方って、突然思いついた感じなんすか?

蒼月:ヘルプで行ったときかな。ヘルプで行った先って、短期バイトでくる方もいらっしゃるんですけど、何か話の合う方がいらっしゃって。その方もフリーの方で、「最初は収入とか安定しないよね」、「正社員だと人間関係疲れちゃうよね」とかって共感する部分があって。なんか「社員からの嫌がらせがあったりすると逃げ場がないから、つらいですよね」とかって話してました。

そう話していくうちに、その人その人で生き方が違うから、その人が生きやすい、やりやすい仕事の仕方って違うから、別にそこにこだわらなくてもいいんだって。気付かされましたね。

qbc:おいくつでしたっけ。

蒼月:25になりましたね。

qbc:素晴らしいじゃないですか。いやもう本当、いろんな人がいるんで、30歳ぐらいになって気づく人もいるし、めっちゃ親の言いなりって言い方だと少し失礼ですけど、有名大学入りました、大手企業入りました、でもそれを全て捨てて海外行きますとかね。
50歳ぐらいになると、ボロボロ泣きながら、ちょっと私何をしていいかわからなかったですみたいな。その泣いたりとかもして。25歳のときに気付くって全然早いですよ。

蒼月:だから何か、たまによく聞く、英会話教室に子供を通わせてますっていうお母さんが世の中にはいますけど、子供が望んでたら全然いいと思うんですよ。でもその子が、例えば車が好きって言ったら、車の雑誌本とか読んでとかっていうふうにすればいいし。お母さんが決めるんじゃなくて、本人が何に興味を持ったかっていうのが大事だなっていうふうに思うんですよ。

だからそれを親が子供に行きなさいとか、こうしなさいって言っちゃうと、子供の人生なのに親の人生を歩んでるみたいな感じになるから、それは違うなって思ってて。

qbc:なるほどね。ありがとうございます。

蒼月:はい。

qbc:今、ご家族とはどうなんですか?

蒼月:家族とは、まあまあって感じですかね。

qbc:まあまあ。

蒼月:両親が私に紹介したい人がいるっていってきて。その方、40代の男性で。別に歳は関係ないんですけど、私は。でも何ていうんだろう。なんか、うちの実家がそば屋で、その方もおそば屋やってる人なんですけど。「別に私が断る権利もあるよね」確認したら、それは水翔が決めればいいから、全然構わないって言っていたんですよ。
この前帰ったときに、会わせたい人がいるから言って、父親がるんるんで、結婚がどうのこうのって言ってたんで。私は結婚する気ないよっつって。まだやりたいこともあるし、結婚する気ないつったら、なんかしょぼんとしてて。

qbc:うん。

蒼月:結婚すればいいのにとか、お見合いっていうワードは出てこなかったけど、なんかそのつもりでいたんだなって思って。結婚が全てではないので、自分が幸せだったら、それでいいと思ってたので。私の人生にちょっと土足で入ってこないで欲しいなって。

qbc:紹介したい人がいるってのは、ご両親が言ってきたってこと?

蒼月:そうです。

qbc:40代の人を?

蒼月:40代の人です。

qbc:そば屋繋がりってこと?

蒼月:そう。なのであわよくば結婚して、田舎に帰ってきて、そば屋を継いでほしいっていうか、2代目っつーか。なんていうんですかね。

qbc:あれ、東京にご両親も来たんじゃなかったっけ。

蒼月:被災して一緒には来たんですけど、今は、地元にいるので。

qbc:そうなんだ。蒼月さんは今1人なの。

蒼月:1人ですね。姉が都内にいます。

qbc:なるほどね。それもあって、ご両親はそういう話でやる気が高くなってんすかね。そう言われると、どんな気持ちになるんですか?

蒼月:私が決めるから、ほっといてくれないってなります。自分が決めるんで。結婚=幸せでもないし。幸せは自分で決めるものだから、あなたたちはいいからって思っちゃう。

qbc:お姉ちゃんは?

蒼月:姉は結婚してます。

qbc:なるほどね。最後の質問ですね、そろそろ。

蒼月:はい。

qbc:最後に言い残した言葉ということで、インタビュー振り返って、最後に言い残したことがあれば、お伺いしております。

蒼月:言い残してきたことは、自分はさっき言ったのと変わらないんですけど、読者の方もそうですけど、今生きているこの世の中の人たちに言いたいのは、自分らしく生きるって何だろうって。ちょっと考えてみて、自分らしく、あってほしいなっていうふうに思ってます。働き方でもそうですし、自分は何をやりたいのかとか、何かそういうのを大切にしてほしいなって思ってます。

なんか親がこう言ってるから、こっちに進むとか、それはアドバイスとして捉えてもいいけど。自分が何をしたいのか、何をしていきたいかっていうのが、生きていく中で重要なのかなと思います。以上です。

qbc:ありがとうございます。

あとがき

まふまふさんの話をしなかった。
まふまふさん、前回のインタビューで名前を知ったけど、そこまで聞きこんでいたわけではなくて、それで前回のインタビューからわりと聞くようになりましたよ。
人はね、人によって変化するところが大きいんです。
環境が大事だっていうじゃないですか。
住む場所が年収を決めるなんて本もあるじゃないですか。
そうなんですよね。
人は人に一番影響されるんです。
【インタビュー・編集・あとがき:qbc】


【文字起こし:さりあ】

【編集:なずなはな】

#無名人インタビュー #インタビュー #自己紹介 #ライター #ガールズバー

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