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インタビュー 花梨-001 2023/08/19

無名人インタビューではないインタビューをしたくなって始めたインタビューシリーズです。
30分、定期的に、インタビューする。制作は私qbc一人だけ。という内容です。今のところ。そして名前はまだない。

今回の参加は、https://note.com/ellie_inaiinai/ さん。
無名人インタビューチームのメンバーです。インタビュー、文字起こし、編集を担当している方です。
まえがき:qbc(無名人インタビュー主催・作家)


冒頭

——今、人生、どういう状況ですか?

今は、今年の春に大学を卒業して、10月から新卒で就職する予定なので、それまでの期間、インターンとか、やってみたかったお仕事とか。
そういったもろもろを試している人っていう感じです。

お仕事の方は、インタビューとライティングに元々興味があったので、無名人インタビューと。
あとライティングの方は、元々YouTubeの動画がすごく好きで、特に解説動画が好きなんですけど、その動画のシナリオライターを4月ぐらいから今も。
それから、インタビューとライティングっていうところを学べるっていうインターンの募集があったので、7月8月は、静岡県の南伊豆にあるゲストハウスでインターンしてました。

でも今は本当は、南伊豆の後、福島県の西会津でインターンをしている予定だったんですけど、ちょっと心身共にいっぱいいっぱいになってしまって、途中で帰ってきちゃったんですよ。

——はい。

多方面に迷惑をかけちゃったなとか、自分で逃げる選択をとっちゃったかなとか、必要以上に自分を追い詰めてたかなとか。
10月から就職の方に切り替えてと、自分に言いたいくらい、至らない点ばかり見えちゃっている状態です。

あと、4月からやってきたライティングとかインタビューとかとこれからつく仕事の結びつきが。
もちろん、あってもなくてもいいとは思うんですけど、その繋がりがよく、見えなくて。
今後に、なんとなくの不安というか。
漠然とした焦りみたいなものを抱えているっていう状態ですね。

——10月からの仕事内容はなんですか。

発達障害を持つ子供の困りごとに対して、自分の企業の開発したものを使って教えるっていう仕事をやっていく予定ですね。

——インタビューやライティングとはあまり関係がない仕事ですか。

スキル自体は生かされるかもしれないけれど、繋がる感覚はないですね。

そもそもさかのぼると、インタビューは仕事にしたいっていうよりは、日々のコミュニケーションの中で、自分が人の話を全然聞けてないなって思ったところが出発点だったんですよね。
聞くことがもうちょっとうまくなれば、人との関わり方も、自分にとっても、いろんな人の意見を吸収して、新たに自分の考えができていく、自分にとってもプラスがあるのかなと思って。
実際にやってみて、あんまり言語化はできてはいないんですけど、やっぱり毎回毎回お話を聞くことがすごく面白い。
なんか、ずっとまだ全然そこは言語化できてなくて。
この空間に関われていることが幸せだなっていう、ぼんやりとした感触しか持ててないんですけど。

ライティングの方は、元々、書くことにすごく憧れはあって。
文章を読むのも、調べるのも元々すごく好きで。YouTubeの解説動画とかも、自分が単に新しい知識を身につけたいからいろんな動画を見て漁ったり、そこからまたネットで自分で調べたりっていうことをしてたので。

でも、自分で調べていても、結局、知識として身に付いてないなって、ある時思ったんですよね。
なんか、こんだけいろんなこと調べてたはずなのに。
多分、調べる量とか関心が、あらゆる方向に向きすぎているのか、何も覚えてないみたいなときが多くて。
書けば、自分の知識になるじゃないですけど、もうちょっと違う形で自分の中に蓄えられていくのかなと思ったのが、始まり。

でも最近は、純粋に書くのが楽しくてやってますね。
流れを考えるのが面白いというか、ここでこういう展開にできたら、人の興味を惹けるかなとか、そういうことを考えるのが楽しいなって思って、書き続けてます。

インタビュー

——インタビューの面白さってなんなんでしょうか。

インタビューは、編集してるとき、楽しいというか。
もちろん聞いているときも楽しいんですけど。
編集しているときに、もっとこういう聞き方できたなとか、この自分の反応は無駄に共感しすぎたなとか。
そういう振り返りをするのがすごく楽しいですね。

自分が話を聞くのも好きなんですけど、他の方のインタビューの文字起こしとかも、すごく好きで。
自分と違った聞き方とか話の進め方とかされていて、その人なりの方法を知れるのがすごく好きだなって思いますね。

あとは単純に、今まで関わったことのないいろんな方のお話を聞けるのが面白い。自分にない感覚を教えていただいたときに、ちょっとゾワゾワする、ゾワゾワする? 感じがあります。

——自分にない感覚を知るのが楽しいんですかね。

ゲストハウスのインターンで、イベントを計画する時に思ったんですけど。
みんなとああでもないこうでもないって考えてる時間は、わりと自分の中では楽しいというか。
そこで、自分と違う意見が知れると、なんか、面白い。
自分にない考えを知れたときが、今は一番楽しい気がします。

情報を集めてみたりとか、他の人の動画見てみたりするのは、常に自分は足りてないと思っているのもちょっと関係していて。

だからこそ、自分以外のいろんなものを集めて集めて、その集まったものを、どういうふうに生かしていこうって。
そう考えるのが好きなんだと思います。

——アイデアを話して計画を作ったり、集めるだけでも楽しいですか。

単に情報を集めることも好きなんですけど。
例えば集めた結果、自分の知識が増えるとか、より見やすい動画になるとか。
プラスの結果があってこその計画という気がするし、何かに繋がればいいなっていう気でやってますね。

まだ具体的じゃないですね、プラスの結果は。
総じて今より良くなればプラスな気はしますけど。
具体的に、そうですよね。
よくなる。うん。そうですね。ちょっと待ってくださいね。

インタビューでいうと。どうやったらインタビューを受けた人が話しやすい環境になるかは、無意識に考えてますね。
相槌とか距離の縮め方とか、質問の仕方とか、どうやって初対面なところから変えていくかとか。

他の方のインタビュー音源を聞く時は、どうやってインタビューを作っていくのか、関係性をどう築いていくのかみたいな部分をよく見ている気がするので。

受けてくれた方がいかに緊張とか不安とか、そういうことなしに話したいだけ話して帰ってもらう場にするかみたいなことを目標にしてて。
目標というか、それが良い結果の一つとして捉えてるように思いますね。

——話したいだけ話した人っていうのは、どうなるんですか。

インタビューする側としては、ポジティブな感情を持ち帰ってもらえたら、そりゃあ嬉しいことなんですけど。
ただ別に、モヤモヤが浮かんだから悪い結果ってわけでもないような気はしてて。
だからインタビュー前後で、何か一つでも変化があれば嬉しいなと思ってます。
変化がなくてもいいんですけど、あったらなお嬉しいみたいな感じですかね。

漠然

——漠然とした不安って、どんなものですか。

就職活動していた当時は、学生時代に教育系のNPOで子供たちと関わっていたこともあって、子供が自分らしくいられる場づくりに関わりたいと思って受けて、企業の中の方たちも見て、合うかなと思って決めたんですけど。

この半年間を経て、子供に限らなくてもいいんじゃないか、と思い直して。インタビューやインターンを通して、私が自分らしくいてくれたら嬉しいのは、別に子供だけに限らない、全人類そうであってほしい、と気づけて。

だから、子供に対する支援だけを、本当に私はやりたかったんだろうか、みたいな。本当は、もっと広い対象に届くようなことがしたいのかもって。

その一方で、入ってみないと絶対わかんないんだろうな、とも思ってます。入らないと、自分が何ができて、何をしたくて、何が現状できないのか、わからないと思うから。だから、不安は抱えたまま、入社すると思います。

——他に不安なことってありますか。

他の不安としては、体調面ですかね。
これをどうにかしないとって自分では思ってはいるんですけど。
体調面といっても精神的な方ですかね、どちらかというと。
考えすぎな面や、良くも悪くも感情豊かなところがあるので、新たな環境に行って、自分がちゃんと働いていけるのか、不安は正直ありますね。

やってみないとわかんないよって思う自分が強くあるけど、でもやっぱり不安な自分もいて。
ちょっとそれは収集ついていない。

——そういった不安を相談する相手はいますか。

はい。
話す相手は、一人二人はいるんですけど。
ただ、話すと気持ちは楽になるんですけど、やっぱり一人になった瞬間はすごく考えてますね。
考えてもしょうがないって思ってる自分が、いるにはいるし、不安が晴れたって思う瞬間もあるんですけど。
でも、不安を必要以上に持ってしまうのは、話し相手がいようといまいと、変わらない自分の性質なのかなと最近は思ったりしてます。

——インタビューを受けて、どうでしたか?

自分の考え方の癖なんですけど、Aだと思うとかBだと思うとか。
どっちか自分の中で決まっているのに、あんまり言えないっていうか、言わないっていうか。
それは、AとBが相反する意見だったとしても、どちらにも共感できるから。2択を迫られるのが、結構不得意で。

だからずっと、どこに自分の考えはあるんだみたいなのを、最近ずっと考えていました。
それが、多分このインタビューにも表れてるなって思いました。

あと、就活の面接を思い出しましたね。
思わぬ角度から質問を投げられたときに、結局自分の中にある考えを絞りに絞って出すしかないみたいな状態になるんですよ。
そういう就活の面接とすごく似てました。

何も考えずに喋っちゃうと、よくわかんないって言われたことが結構あって。
ちんぷんかんぷんな顔をされないように、なるべく論理的に話すように心がけてます。

——しっかり話していましたよ。

自分では、あまりその感覚はなくて。
AかBかみたいな話にも通じるんですけど、論理的というか、一本線が通ってる人って、すごい憧れだったんですよね。
幼少期、オリンピック選手とかに、憧れと妬ましさみたいな気持ちがあったんですよ。

一個の目標に向かって、自分の最大限を注げる人ってすごいな、みたいな。

でも自分は、迷いなく進むことができない。
ちっちゃい頃から、謎にそう思っていて。
何かを達成できなかったとか、そういうことからきてるのかもしれないですけど。
職人とか、道のりがしっかり見える人への憧れ。
そういう風には自分はなれないっていう気持ちが、ずっとあります。

終わりに

どうして人は悩むんだろうかね。
悩みを切り捨てられないからだ。

どうして人は憧れをいだくんだろうかね。
それは憧れを捨て切れないからだ。

捨てる、切る、大事。
みんなもこんまりに学ぼう。ときめかないものは捨てていいんです。
その考え、ときめく? ときめかないですよね。だったら手放すんです。

でもその前に、それを捨てると得なのか損をするのかのリスクアセスメントですね。
調査、大事。

よいですか。
1,考えなくても死なない? Yes
2,ときめかない? Yes
この2Stepです。

制作:qbc(無名人インタビュー主催・作家)

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