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漫画家を目指している40代の人

この間、youtubeで100歳のおばあちゃんがおせちをつくる、けっこう昔の、5-6年前の動画を見てたんですよね。今私qbc、45歳。このあと倍生きるのかって思うと、けっこうもう、かなりびっくりですね。
だってもう20代の時に比べたら体力ないし、目もかなり老眼で見えないし、まじか、まじか、このあともう倍を生きるのか、と思うのですが。
おばあちゃんの話を聞いていると、どうなんだろうな、長生きしてたら長生きしたなりの物の見え方があって、それを経験してみたいなと思うし。
ところで私の父親は60歳で死んでいるので、わりと15年後に死んでしまうということのほうがリアリティありますね。60からあと40年生きないと100歳にならないわけですから。というか、私の母方のおばあちゃんは100歳で死にましたね。大正生まれでした。もっと話を聞いておきたかったな。
人間という時間の蓄積にはたまらない魅力を感じますね。
私たちは生きているんだけれども、その無意味さと意味のありさ(なんかわからんですが)、なんていうか、意味あるのかなないのかなを行ったり来たりしてる感じが何か楽しいんですよね。
ということで無名人インタビューゴツ!!!!!
【まえがき:qbc・栗林康弘(無名人インタビュー主催)】

今回ご参加いただいたのは つばめとさくら さんです!

x:https://twitter.com/tsubame_sakuraR


現在:今ビルの清掃員してて、このまま漫画家諦めていいのかなかなって言うのがあって、1回本気で目指してみようと思って、だから1年の間は本気で目指してみて、それで駄目ならまあ、何とか納得もできるんじゃないかなと思って。で、今年の1月、もう1月1日からスタートして、書いてるところですね。

イワナ:つばめとさくらさんは今何をされてる方でしょうか?

つばめとさくら:今はビルの清掃員をしているんですけれども。その中で、ちょっと本気で夢を追いかけたいなと思って漫画を描き始めた次第ですね。

イワナ:他はありますか。

つばめとさくら:他は、他には、特に、とにかく漫画を書こうと思っていろいろ、やってるところなので、あのいろいろっていうかスケジュール帳に月に1回読み切りを持ち込みするために、スケジュールを立てて、手帳に書き込むとか、何か面白いネタがあったらそれをネタにしてエッセイ漫画を書くとかそういった漫画に関することとにかく、漫画に関することをあらゆる方面から、アプローチをしているところですね。

イワナ:どういうふうな漫画を書いてらっしゃるんですか。

つばめとさくら:少年向けの漫画ですね。例えば、ロボットが出てくる、巨大なロボットが出てくるガンダムみたいな、ロボットが出てくる漫画とか、飛行機に乗って少年が戦うみたいな漫画とか。少年向け、そうですね。
なんて言ったらいいのかな、高校生ぐらいの少年が何か困難に立ち向かうみたいな感じの漫画を書くことが多いです。他の漫画も挑戦してみたいんですけれどもそれもまた追々やっていきたいなと思ってます。

イワナ:こういう漫画を書こうって思い浮かぶのってどういうタイミングが多いですかね。

つばめとさくら:漫画を書くところを、ニコ生ってニコニコ生放送で配信してるんですけどその中でこういう漫画が、例えば1つキーワードが出ると、キーワードっていうか、その1つ何か例えばロボットだとか、その戦闘機の名前、戦闘機って愛称がつけられてて、例えば、自衛隊のなんだろう、飛行機だと、イーグルとかファントムとかそういった名前がつけられて、愛称がつけられて、親しまれてるんですけど、そういうので何か思い浮かべて、何個かキーワードを出していって、その1つキーワードが出てくると、何個かキーワードがポンポンポンって出てくるんですよ。それを組み合わせて、ストーリーを作っていくっていう感じですね。
ストーリーをプロットって言ってあの文書形式、箇条書き形式でずっと書いていくんですけど、それを書き込んでいって、で、今ネームっていって漫画の設計図を起こしていっているところなんですけれども。
漫画を設計者にして書き上げて月末にリリース、リリースっていうか持込みたいな感じで。

イワナ:ロボットとか戦闘機とかのキーワードが出てきたんですけど、こういうのって漫画の外でも実際にその戦闘機とかが好きだったりするんですか。

つばめとさくら:あー、そうですね大好きです。

イワナ:どういうところが好きですか。

つばめとさくら:基本的に機械全般が好きで、仕事も結構機械を使う仕事も多くって、機械っていうか掃除機でもそうですし、その中の仕組みを見るのが大好きで、社会人出てすぐ就職して、船舶のエンジン関係の部品の仕事に入ったんですけど、それで図面見たりとか、そういうところが、そういうちょっとこうして動いているんだなっていうのが、見える、見えるっていうか、今公開されている資料とか見て、こういう感じで動いてこういう感じで活躍してたんだなっていうのが見えるのがすごく面白いところですね。

イワナ:今やってるビルの清掃員のお仕事でもそういう面白さってあるんですか。

つばめとさくら:ありますよ。例えば、本当単純な道具でも、大きな窓を清掃するのに結構、長い棒とか組み立てたりとかして違うんですけど、やっぱ組み立てたりばらしたりっていうのが好きみたいでそういうので、そういうのが面白かったり、時々上司から仕上がりが甘いぞって言われることもあるんですけれども、ええ。そういうのが好きだから、やってるっていうところも結構あったりしますね。

イワナ:仕事1本にはならずに今漫画家を目指されてるっていうのは、どういった経緯があったんですか。

つばめとさくら:あ、えっとですね、漫画家になりたいっていうのは元々、小学生ぐらいの頃から持ってた夢で、今ちょっと年齢は40代なんですけど、そのぐらいになって、自分このままでいいのかなっていう。今ビルの清掃員してて、このまま漫画家諦めていいのかなかなって言うのがあって、1回本気で目指してみようと思って、だから1年の間は本気で目指してみて、それで駄目ならまあ、何とか納得もできるんじゃないかなと思って。
で、今年の1月、もう1月1日からスタートして、書いてるところですね。

イワナ:本当に最近始められたということですか。

つばめとさくら:そうですね。

イワナ:漫画家っていうのは、すいません私が知らなかっただけなんですけど、自分で漫画を書いてたら漫画家って名乗っていいんかなって勝手に思ってたんですけど、漫画家になりたいという目標は具体的にはどういった目標ですか。

つばめとさくら:漫画家、いろいろな形があるんですけどそれこそSNSとかいろんな漫画発表されてる作家さんもいらっしゃいますし。
Amazonとかで本を売られてる作家さんもいらっしゃいますし、私が目標としてる漫画家の形としては、連載っていうか雑誌、マガジンとかジャンプとかそういうのに出して連載を取るっていうのが1つ。漫画家として名乗っていい形なのかなっていうのがあります。

イワナ:この漫画家さんみたいになりたいっていう漫画家さんだとか、こういう漫画を描きたいっていう目標とかはありますか。

つばめとさくら:こういう漫画を書きたいっていうのが今のところ、ない、ないんですよね自分の中で。とにかく面白い漫画を書けば、面白い漫画っていうか、誰かの心に響く漫画を書けば、誰か振り向いてくれるんじゃないかなって思ってやってはいるんですけれども。
なかなか難しい質問ですね。目標としては、小畑健さんでしたっけ、『バクマン。』とか『ヒカルの碁』とか書かれてる方。のような作画ができればっていうふうに思ってます。
で、ストーリーとしては、自分の中でいろいろ考えてるものがあるのでとりあえず自分の中のネタを全部出し切って、それから考えようかなっていう感じで。
目指してるものは、今のところ特に決めずに自由にやるっていう感じですね。

イワナ:1日のスケジュールって毎日どういう感じですかね。

つばめとさくら:1日のスケジュールとしては、朝起きたらまずパソコンを立ち上げて、SNSのチェックをして、早出のときは仕事にもうそのまま行っちゃうんですけど。
で帰ってきたら、スケジュール帳を確認して、漫画ここまで進めたらこうなるなっていうの確認して、で作業に取りかかってます。
で、自分持病を持ってるんで病院行ったりとかその中でいろいろあるんですけど、それも含めて結構、今月に入ってから結構忙しくなったなっていうのはありますね。

イワナ:今10日なんで、1年のその目標を掲げてからちょうど10日が経ってると思うんですけど、スケジュールというか自分がやりたかったことに対してどのぐらい満足度ありますか。

つばめとさくら:自分がやりたかったことに対してですか。漫画のこととかですか。

イワナ:漫画書くぞって決めてそれに対して時間を費やせていることに対する満足度というか。

つばめとさくら:今のところは5割ぐらいですね。決して満足はしてないんですよ。
時間が取れないっていうので、仕事でも通勤にやっぱ片道1時間ぐらいかかっちゃう職場なんで。なので、その間にあーiPadがあればここで書けるんだろうなっていう風に。
今真剣にiPadの購入とか機材の購入とか考えてます。

イワナ:性格について周りの近しい人からなんて言われることが多いですかね。

つばめとさくら:周りの人から、仕事ができる人だったり、中には高校のときに不思議な人って言われたことがあるんですよ。
結構変なところにこだわり持ったりするんで、だから不思議ちゃん扱いされたこともありますね。だから自分としては多分みんなからは、漫画描いてる仕事の先輩みたいな感じで見られてるのかなっていう感じですね。

イワナ:漫画を書いてることは皆さん知ってる感じなんですか。

つばめとさくら:もうみんなには公言してます。

イワナ:仕事ができるっていうのは、仕事をするときに心がけてることとかあるんですか?

つばめとさくら:心がけてることはとにかくお客さんが出たり入ったりする職場なんで、お客さんが入るところってやっぱ綺麗にしてたら、やっぱお客さんも気持ちよく使ってもらえるから、とにかく綺麗にしようっていうことだけ考えてやってますね。

イワナ:ご自身のおうちとかは、同じように綺麗にされてたりしますか。

つばめとさくら:あ、全然。その分自分の家が犠牲になる感じですね。

イワナ:なるほど。おうちはどんな感じですか?

つばめとさくら:自分の家は、母と暮らしてたのもあって、2部屋あるんですけど、片方の部屋はもう母の寝室でそのまま残して、もう1つの自分の部屋っていうのはもう自分の秘密基地みたいな感じ。趣味っていうかあのロボットのプラモデルとか、飛行機のプラモデルとか、あとはパソコンと、パソコンとか座椅子をおいて。今漫画を書いてますけど、あの、去年まではイラストレーターとしても活動してたんで、イラストとの道具も、今散らばったまで。

イワナ:イラストとか漫画って、これからiPadっていうことだったんですけど、今どうやって書かれてるんですか。

つばめとさくら:今パソコンです。

イワナ:あ、なるほど。ペンタブとかですかね。

つばめとさくら:ペンタブですね。

イワナ:そっか、そういうものがお部屋にはある感じですね。
今ちらって出てきたんですけど、ご趣味ってプラモデルとかがお好きなんですか。

つばめとさくら:プラモデルつくるのが大好きで。
で、主には、人体のデッサンをするための、人型のプラモデルとか結構買うんですけど、やっぱり、どうしても、あんまり動かないのが多くて、それでちゃんとした完成品を買おうかなって今悩んでます。

イワナ:プラモデルの他にはご趣味ってありますか。

つばめとさくら:プラモデルとあとは電車に乗ることですね。電車を、電車に乗ったり写真を撮ったり、やっぱりこっち住んでるのが島根で田舎なんで、やっぱ鉄道関係とかインフラ関係とかお金落としていきたいなっていうのもあって。
やっぱ廃線になってる鉄道も結構あったりするんで、廃線にならないように、微力ながらお金を落としていこうかなって感じで。

イワナ:廃線にならないで欲しいっていうのは、好きだからっていうのだけなのか、それから自分でも使うからみたいな感じですか。

つばめとさくら:あ、両方です。
中には好きってだけで大廻りとかしたりもしますけど、それ以外にも、やっぱり大阪とか出るとか、本州を縦に割らないといけないんで、やっぱそういう路線が何本か生きてくれないとこっちも遊びに行けないんで。
やっぱ遊びに行くっていうか、そういうイベントとか持ち込みを大阪のイベント、大阪とか同人誌即売会の中で出版社の人が何名か来られて、そこに持ち込みっていうか、作品を見てもらうような、ブースがあったりするので、そういうところに行きたいんで、やっぱり電車があった方が便利かなっていう感じで、車の運転も一応できないこともないんですけどね。やっぱ大阪は車怖いんで。

過去:高校卒業後はもう、絵のことは一旦離れたんですよ。絵のことっていうかもう漫画のことも、もう完全に趣味にしてしまおうと思って仕事もお金、家もそんなにお金はある家じゃなかったから、就職して、親にお金あげようっていうので。

イワナ:幼い頃、幼稚園とか保育園ぐらいの頃ってどんなお子さんでしたか。

つばめとさくら:親がいうにはあのおとなしい子供だったっていう。今ほどもの喋らないし、とにかくどこか隅っこで絵を書いているのが好きな子供だったっていうふうには聞いてます。

イワナ:ご自身的には幼い頃、絵を書くのが好きだったなとかいう思い出ってあるんですか。

つばめとさくら:あります。なんかいろいろ書いてたな。でも幼稚園の課題で書いてたのもあれば、小学生の頃、祖父がまだ健在だったので、祖父に自分の絵描いてみたらどうかなとかいろいろ課題を出してもらって、それを描いてみるとかいうことをやってましたね。祖父も自分で設計する人だったので。

イワナ:小学生はどうでしたか。

つばめとさくら:えーっと小学生はですね、ちょっとあんまり思い出したくもないことがあったりもするんですけど、6年生のときに不登校になっちゃって、そのときに親が買ってくれたのが漫画の描き方っていう本を買ってくれたんですよ。そのときに多分、漫画に目覚めたのかなと思います。
漫画の描き方、あのボールペンと、ノートを使って、エフェクトっていうか、あの漫画のエフェクトの書き方とか、似顔絵っていうか、そのイラストの描き方とか。雑誌を買って、こういうふうに書けばいいんだとかいうのを、学んだりして、とにかく自分で、そうですね絵のことばっかり考えてたわけでもないんですけど、やっぱり絵のことがどっか根底にあって、でそれから友達と遊ぶこともあんまりしなかったかなっていう感じで本読んだりとか、そういうことばかりしてた子だから。
あとは何かあるかな。んーっと、あとは、そうですね小学校のときはそんな感じですね。

イワナ:では、中学生のときはどうでしたか。

つばめとさくら:中学生のときは、行きたい高校があったんですよ。
商業高校で地元の。今住んでる島根じゃなくって、元々山口県の下関ってとこに住んでたんですけど、そこにある商業高校に行きたくて、勉強もあんまりしてなかったんですけど、そこに行きたいっていうことはずっと言ってて。あのそれに向けてそこそこ勉強もしながら絵も描きながらっていう感じで、過ごしてました。ただ部活は美術部だったんですけどさぼり気味で、漫画書かせてくれないからっていう理由で。やっぱ漫画が描きたかったんでしょうね。

イワナ:行きたい高校っていうのはどういうきっかけでその高校に行きたいなと思ったんですか?

つばめとさくら:中学生のときに、現在の横浜DeNAベイスターズっていうプロ野球の球団が、昔の前身の大洋ホエールズっていう球団で、その大洋ホエールズっていう球団が元々下関で球団を創立したっていう経緯があって、球団OBの方の好意もあって、結構下関に試合をしに来てたんですよ。それで野球が好きになって、野球が好きだったから、野球部の強い高校に行こうと。で、野球部の応援もできて、野球部もそこそこっていう高校だったらあ、じゃあ商業高校だねっていう。

イワナ:美術部は漫画書かせてくれないからさぼり気味っておっしゃってて、元々お絵かきするのがお好きだって言ってらっしゃったじゃないですか。なんでその中でも漫画が特に好きになったんでしょう?

つばめとさくら:そうですね。多分セーラームーンの影響だと思います。セーラームーンのキャラクターの模写とか結構してて、漫画の絵っていうのを描くのが好きになっていったんですよね。リアルな絵を追求するところより漫画の絵を追求するところに行って、じゃあ漫画を描かせてくれないなら、美術部は幽霊部員でっていう感じで。

イワナ:結局その商業高校には行かれたんですか。

つばめとさくら:はい。パソコンの学科があって、そこに通りまして。パソコンっていうか機械いじるのが大好きなあのところもあったんで、パソコン使いながら、パソコンの授業が大好きで、で、あとは数字もある程度、あの数学あんまり好きじゃなかったんですけど、そこに通い始めてから、数字もある程度、強くなって。
で、そこ高校の3年生のときにコンピュータグラフィックっていう、今のコンピュータのお絵かきですよね。に出会って、今も高校からの技術を使って絵を描いてる感じで。

イワナ:高校のときって授業とかも結構楽しんでましたか。

つばめとさくら:あ、もう思いっきり楽しんでました。
授業も楽しかったし野球見に行くのにちょうどテスト期間中に野球の試合があるもんだから、ごめんなさい、どうしても行きたいんです!って先生に懇願して行かしてもらったっていうか、行ってどうにか成績も維持しつつ、野球見に行くことには、見て見ぬふりしてもらってたっていうのが正しいんですかね。

イワナ:野球ってどういうところが面白いと思いますか。

つばめとさくら:野球、プロ野球に限った話なんですけど、やっぱり試合スポーツとしての側面と、応援団があって応援するっていうのと、あとは球場でイベントをするじゃないですか。始球式でも芸能人が出たりとかあとはチアリーダーがダンスしたりとか。
あとは、地方の試合だと、その地方の伝統芸能とかを起用したりするんですけどそういうのが、そういうエンターテイメントっていうところが、と、スポーツの両方の側面があるのが楽しいなって思って通ってましたね。

イワナ:高校卒業後はどんなことをされてましたか。

つばめとさくら:高校卒業後はもう、絵のことは一旦離れたんですよ。絵のことっていうかもう漫画のことも、もう完全に趣味にしてしまおうと思って仕事もお金、家もそんなにお金はある家じゃなかったから、就職して、親にお金あげようっていうので。
で、就職して、しばらくやっぱどの仕事も2、3年続いて、辞めて、転々としてって感じで。

イワナ:今のお仕事で、いくつ目のお仕事になるんですか。

つばめとさくら:今の仕事で多分、そうですね。6つめですね。

イワナ:1番初めに就職されたのが、コンピュータの1番初めにおっしゃってた仕事ですかね。

つばめとさくら:コンピューターを使った見積もりとかを出す船舶の部品の商社ですね。

イワナ:そこはどうしてやめられたんですか?

つばめとさくら:やっぱりどの仕事にも言えることなんですけど人間関係がうまくいかなくて。やめちゃったっていうことがほとんどです。

イワナ:お仕事1つやめて、次のお仕事を探すと思うんですけど、どうやって次のお仕事って、何か次これやろうって決められてるんかなと思って、

つばめとさくら:それはなかったですねとにかく給与で決めてます。

イワナ:今までどういう仕事を経験されてますか。

つばめとさくら:今までですか。えーっとですね船舶の部品もそうなんですけれども、お肉屋さんの病院食向けの食肉の加工とか、あとは運送屋さんで送り状を作る魚専門の運送屋さんっていうのがあってそういうのの送り状とか、あとはその送り状をトラックごとに仕分けたりとかして運転者に渡すとか、自分自身ヤードに出て手伝いとかしたりしてましたし、あとは明太子の加工とか。明太子って必ず髪の毛みたいな髭がついてるんですよ。それを取り除く作業とかな感じですね。で、今の清掃の業務をしている感じですね。

イワナ:やっぱりどこの仕事でも機械って触ったりするもんなんですか。

つばめとさくら:機械、機械を触ることも、結構そうですね。基本的には機械触ってますね。

イワナ:ではそこの部分では楽しいなって思ったりとか。

つばめとさくら:そうですね。はい。

イワナ:今年1月から漫画をやっぱり始めようって思われたと思うんですけど、なんで今年のこのタイミングだったんですか。

つばめとさくら:今年のこのタイミング、本当に何でか自分でも、わからない?っていうこともないんですけど、前々から、最低、今最低時給で働いてるんですけど、島根県の。
最低時給でずっと働いてて、自分の家っていうか、今、親と別居してるんですけど、仕事の関係で。住まわしてもらって、家賃とか、全部親のすねかじって、やってるのが、ちょっと、疑問に思ってて、この年だとしたら大体1人で自立してるじゃないですか。自立してるっていうか自立できることが理想じゃないですか。
で、自立するために、あの漫画っていう収入源を選んだっていう感じですね。漫画だったら、原稿料をもらって、何とか生活できるんじゃないかなと思って。まあそんなに甘い世界ではないことはわかってんですけど。少なくとも今の仕事よりは稼げるかなと思って。で、漫画家を目指そうと思った次第ですね。

未来:多分、連載を勝ち取って、親を養えるようになったときがターニングポイント、あるいは親が亡くなったときがターニングポイントになるのかなと思ってます。

イワナ:ご自身の5年後とか10年後とか、あるいはもっと先の死ぬ直前のことでもいいんですけど、自分の未来ってどういうイメージですか。

つばめとさくら:自分の未来ですか。まぁこの歳にもなれば結婚して子供を産んで育てて~っていうところなんでしょうけど、今自分独り身で親もいつ死ぬかわからない。
なんでとにかく収入源を、今の最低時給から、もうちょっと底上げして、自立して、親も、亡くなるときに、葬式代とか、いろいろお金かかってることはわかってたんでそういったお金の準備とかが5年後10年後ぐらい。お金の準備をするっていうしているっていうのが。
この年になって、この年になって思うのが、終活って、終わる活動って書いて終活っていうのが今、葬儀屋さんとかの間でいろいろとセミナーがあったりするんですけど、そういうのも初めて、初めていって、それが大体3分の2から4分の3ぐらい終わって、20年30年後ぐらいかなっていう感じで。
自分の祖父も祖母も、母もその、糖尿病の気があるみたいな。糖尿病の気があるっていうかもう祖父母が糖尿病でやられて亡くなったんで、そういうの気をつけなきゃいけないねっていう話もあって、で大体今死ぬ話しても、想像もつかないんですけど、大体70か80ぐらいで亡くなるかなっていうくらいの計算で、準備、準備というか相続とかの準備を母には内緒でやってるっていうのが今現在の状況ですね。

イワナ:そういう終活とか、最後自分がいなくなるまでの大まかなイメージというか準備とかって、いくつぐらいのときから漠然と考え始めたとかってあるんですか。

つばめとさくら:えーっとですねこれも本当最近なんですよ。
会社に、うちの会社っていうか今入ってる職場っていうのは、あの部署別なんですけど葬儀場もやってて、その葬儀場から人っていうか、何人かヘルプっていうか受付系のヘルプで来られたときに、そういう話をよく聞くもんで、去年、入られたのかなその人が。去年入られてその終活の話をされてたんで、じゃあ自分もそろそろ始めなきゃいけないのかもしれないなっていう感じで、まあそのときは漠然とした感じでしたけど、あと30年生きられるか生きられないかわからないところで。
じゃあ計画だけでも立ててみるかって感じで、松江市に住んでるんですけど市役所も終活支援ノートって言って、そういうのを出してくれてるんで、そういうのも活用しながらやっていこうかなっていう風に考えてますね。

イワナ:今から始めていこうっていうものがいろいろあるなって聞いていて思って、1つのターニングポイントというか、そういう時期に入られてるのかなっていう印象で。
そういう人生のターニングポイントをいくつかに分けたとしたら、今って何個目ぐらいのターニングポイントだと思いますか。

つばめとさくら:そうですね、不登校のときが1回目のターニングポイントで、高校に入ったときが2つめで、うつ病を発症したのが3つ目で、4つ目ぐらいですね。
4回目ぐらいのターニングポイントですね。

イワナ:1回目2回目って区切られた今の基準ってどういうものだと思いますか?

つばめとさくら:自分の見る世界が変わったっていうのが基準になってます。

イワナ:4つ目で、もし未来に5つ目があるとしたらそれってどういうタイミングだと思いますか?

つばめとさくら:多分、連載を勝ち取って、親を養えるようになったときがターニングポイント、あるいは親が亡くなったときがターニングポイントになるのかなと思ってます。

イワナ:もし、一旦、周りの人のことは置いておいてというか、周りの人のこと以外だったら、自分だけのことを見たらなんか死ぬまでに絶対これだけはやっときたいなとか、何かありますかやりたいこととかって?

つばめとさくら:まさしく今やっているところですね。漫画を書くっていうそのことが、今、死ぬまでには漫画を何か世の中に、世の中っていうか少し名前が知れたらいいな、それこそ『ONE PIECE』とか『鬼滅の刃』とかそういう有名なアニメじゃなくていいんですよ。ちょっと、誰かが読んで誰かの心に刺さってくれればいいなっていう。

イワナ:皆さんにもしもの質問っていうのをしてまして、もしもこの先漫画が目標に達した状態になったとして、その漫画ってどういうふうな漫画だとか、漫画で収入が入ってきたときにどういう生活をしてたいとかって、どういうふうになってると思いますか。

つばめとさくら:おそらく今とあんまり変わらないんじゃないかなって思うんですよね。
ただお金の流れが変わるかなっていう。家賃も自分で、家賃光熱費も自分で払って、もう完全に今のこのお部屋を自分の名義にしてしまうとか。そういうことになってると思います。
あとは機材が増えたりとか、引っ越しとかは特に考えてなくて。
引っ越す必要が出てきたらそのときはそのときでっていう感じですね。
今の周囲、今のこの環境が手詰まりになってもうちょっと広い環境が欲しいなって思ったとき、リビング付きのお部屋に住みたいなとかそういうことも考えるようになってくると思いますんで。

イワナ:ご自身の生活がガラッと変わるようなことはなさそうですか。

つばめとさくら:そうですね。増えるものがあるとしたらパソコンのスペックが上がるとか、そういう感じことで終わると思います。あとはiPadが、グレードが上がっているか。

イワナ:あまり贅沢したいとかそういうことは思い浮かばなさそうですか。

つばめとさくら:贅沢したいと思ったら、何か漫画で賞をとって、今、職場の元上司が別のところでカフェやってて、そこのカフェに集まる常連のお客さんに自分が全額おごってあげるとかそういう贅沢はしてみたいなと思ってます。

イワナ:今漫画とかイラストを書かれてると思うんですけど、誰かに自分の言いたいこととか気持ちとかを表現するってなったときに、話し言葉だったりだとか、文章だけとかでもいろいろツールってあるんかなと思うんですけど、1番自分の気持ちが伝わりやすいなと思う表現方法ってなんですかね。

つばめとさくら:これもいろいろ試したんですよ。試したっていうかあの高校のときに小説っぽいものも書いたし、それで一番伝わるなって思ったのはやっぱり漫画でしたね。
漫画がやっぱり1番伝えたいことが伝わって、今の評価っていうか、今のあの周りの人の評価に繋がってるっていうところですかね。

イワナ:どうして漫画が一番伝わりそうだなって思いましたか。

つばめとさくら:伝わりそうっていうか実際伝わったんですよね。
漫画、絵と文を使って、セリフとか、あとはナレーションとかいろんなものを使って、作者が伝えたいメッセージを伝えるわけなんですけれども、そのメッセージっていうのが、うまい具合に伝えるのが、元々言葉で伝えるのがあんまり得意じゃなかったのもあってそれでいざこざを起こして、仕事辞めちゃうっていうこともあったし、それとかあとは小説も何伝えたいかわからないって高校のときにはっきり言われたし、その中で何が一番伝わるかって言ったら、やっぱり漫画だった。伝えたいメッセージが、必ずはっきり出てくるっていうところで。

イワナ:1つの漫画を1から書こうって思うときって、伝えたいメッセージから考えますか、他のものから考えますか。

つばめとさくら:まず最初にお話したんですけれども、まずキーワードが。キーワードから、あのお話作ってその中で、伝えたいことが、なんかあるかなっていうのを探していく作業を通じてやっとネームっていう設計図に入れる感じなので。

イワナ:最後にこれを読む読者の方向けでも、自分の独り言でも感想とかでもいいんですけど、最後に何かあればお願いします。

つばめとさくら:今日はありがとうございました。とても新鮮な気持ちでインタビューを受けさせていただいて。
自分個人としては、今はこうして名前も知れてないような方のメッセージをどんどん起こしてくださってる方がいるっていうことでこうやって申し込んだんですけど、いずれはメディアとかからこういう機会が増えるように、漫画家として、頑張っていきたいなと思っています。

あとがき

つばめとさくらさん、ありがとうございました。

私も小学生の時に漫画を書くのがクラスで流行っていて、というか〇〇屋さんみたいなものを担当するのが流行っていて、その中でも私はイラスト屋さんみたいなものを請け負っていたのを思い出しました。
みんな自分の教室の机に紙でポストを作ってテープで留めてるんですよね。
で、私の場合は何かイラストを依頼されて、それを描いて、依頼主のポストに入れにいくんです。
あんな小さな世界でも、社会が回っていたんだなって今思うと微笑ましいです。
先生からはどう見えていたんでしょうか。

あの時、好きなことを仕事にできていたなあ。あの仕事好きだったな~。
あの頃から根本は全く変わっていない気がしました。
私の人生のターニングポイントはどこにあるんだろう?
考えたんですけど、ない気もする。30年弱ターニングポイントがない人生もあるんですか?

皆さん、本日も読んでいただきありがとうございました✿

【インタビュー・編集・あとがき:イワナ】

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