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己の興味の赴くままにやってる方が面白い人生を歩めると感じる女性専用の整体院の人

人間のもがき、あがき、くるしみを見るために無名人インタビューを始めたんだと思うこともあれば、あれよあれよと流れるように生きる、たゆたう、ラ・ヴィ・アン・ローズそのまんまの人もいれば、いろいろいれば、同じ人生など二つとない、といえどもやっぱり似た色みの人生はあるわけで。
私は自分を「苦痛が人類を導く」派提唱者だと思ってるんですけど、まああ、そんなことぜんぜんないよ、お気楽ご気楽人生みたいですよ、な人にでくわすんですよねインタビューしてて。
なんていうか、自分はこうだと思っていた思いこみに、鉄のまさかりの一撃をくわえてくれることしきりです。凝った湖にひらめかせる金属の斧ですね。バキン! て。ブラックスワンの連続ですよ。
そういう時に必要なのが、ニュートラルさというか、素直さというか、現実をそのままありのまま受け入れることですね。それで、その状態で、その他人の人生になって、その人の肉体に憑依した気持ちで世界を眺めなおすんですが、その時、粉塵になって自分の目を曇らせていた「思いこみ」って靄が、瞬間晴れるように感じるんですよね。
初めてアフリカの大地を見たらこんな気分になるんじゃないかと思うんです(アフリカなんて行ったことないけど)。自分の知らない風景は、他人の中にあるんだ、と。
そしてその時に、話し手も、自分の中に見知らぬ風景を見出していれば幸福であろうと。
というわけで無名人インンタビューゴッ!!!!!
【まえがき:qbc・栗林康弘(無名人インタビュー主催)】

今回ご参加いただいたのは 東坂亜美 さんです!


現在:自分がやりたいと思う治療ができるように、開業しました。自分のお店だとお客様がオッケーであれば、自由にできるところがいいですね。私はお客さんのお悩みに合わせて、この人はこうやったらもうちょっと楽になるんじゃないか、がきっかけで新しい技術を勉強しに行ったりします。

イワナ:現在東坂さんは何をされてる方でしょうか?

東坂亜美:私は女性専用のプライベート整体院をやってます。

イワナ:それはお1人でやられてるんですか?

東坂亜美:はい、1人でやってます。

イワナ:お仕事の内容って詳しく聞いても大丈夫ですか。

東坂亜美:私は鍼灸師でもありますが、東洋医学に興味があるけど、鍼が苦手な方って多くいらっしゃいますよね?
そんな方でも気軽に受けられるように、東洋医学をベースにしながら、あえて鍼を刺さずに施術をする女性専用のプライベート整体院を運営しています。

東洋医学の良いところは、今辛い症状はあくまで枝葉に現れているものと考え、根本の原因に問題があると考えてアプローチすることで、結果的に症状が改善していくところです。

原因は体質であったり、生活習慣やストレスからくるものであったり様々なのですが、原因から見直して調整していくと、あれこれあった不調がドミノ倒しに改善していく事ってよくあるんです。
あまりに自然に変わるので、元の不調はなんだっけ?って忘れちゃう方も結構いらっしゃいますよ。面白いですよね。

私は東洋医学をベースにしながらも、効果があれば他のものもどんどん取り入れています。
ベースがしっかりしてさえいれば、あとは相手に合わせて道具と技術をフレキシブルに使っていく。そんな感じの整体をやっています。

あとは、女性の不調ってストレスから来ることもすごく多いですから、心のケアも大切にしています。

整体以外の施術もありまして、例えば、体質を変えたくても、体に毒素が溜まっていたり、代謝の悪い体だとなかなか改善が難しかったりするのですが、代謝を上げて体内重金属や化学物質の排出を促進させるデトックスを導入していたり、脳疲労改善や、フラワーエッセンス療法等を組み合わせて、柔軟にお客様のお悩みに合わせてカスタマイズしています。
やってみてわかったのですが、そういったものを組み合わせることですごく相乗効果が出てくるんですよ!

イワナ:心のケアっていうのはどういうふうにされてるんですか?

東坂亜美:うちでは脳疲労改善、フラワーエッセンス療法、ヒーリング等で心のケアをしています。

脳疲労改善は頭のツボに触れるだけの施術なので、悩みを人に話さなくても、溜まったストレスや、ぐるぐる考えすぎちゃって止まらないみたいな状態がかなりスッキリするのが特徴です。

自分の悩みとしっかり向き合っていくためには、フラワーエッセンスというお花のエネルギーを使った心理療法を採用しています。

こちらは具体的にお悩みを聞いて、チャクラの状態に合わせてエッセンスを選んでヒーリングしていきます。
心理療法といいながら、結構スピリチュアルです。
カウンセリングの時点ですでに変わってくるのですが、さらにお花のエネルギーに触発されて、自ら気づきを得ていく事で、抱えたお悩みに自ら対処していけるようサポートします。

あとは体の方に結構、心の状態が出てたりするんですよ。

例えば、、
ちょっと怒りを溜め込みすぎちゃってるとか、言いたいことが言えていないとか、もう手放したいものがあるのにちょっと執着して手放せずにいる状態とか、一歩踏み出したいけど勇気がなくて踏み出せないとか、そんな状態が結構体に出ていたりするんですよ。

そんな風に体に出てる所に対して、ツボを使ったり、筋肉のこわばりや身体のバランスを変えていくと、体につられて気持ちの状態も変わっていきます。
そうやって、体を変える事で心にアプローチする時もあります。

イワナ:お仕事は初めてどのぐらい経つんですか。

東坂亜美:この業界で13年ぐらいです。独立してから、もうすぐ3年になります。

イワナ:独立されて3年っていうことだと思うんですけど、独立されてからのお仕事ってどうですか?

東坂亜美:独立してからは、自分がこういうのをやりたいなって思っていた治療がやっとできるようになりました。
ずっと身体と心を同時に整える治療がしたかったんです。

雇われてだと、例えば普通の鍼灸院でヒーリングやるのとかは、さすがにちょっと難しいですよね?
自分のお店だと、お客様がオッケーであれば、自由にできますので。

相手や状況に合わせて必要なものを提供できて、結果に喜んで頂けると、やりがいもあるし、私も嬉しいです。

私はお客さんのお悩みに合わせて、この人こうやったらもうちょっと変われるんじゃないか、みたいに思うと新しいものを勉強しに行ったりします。

例えば、うちの脳疲労改善は、旦那さんのモラハラで疲弊しきってしまって、身体までボロボロなのに、人には相談できないって方のために取り入れました。

心の内を話せない時って、誰でもあるじゃないですか?
そんな時に、まず脳疲労が改善していくと、自然と色々変化が出てきて、人に相談したりとか、行動を起こす元気が出てくるんです。

そんなふうにお客様の課題がきっかけになって、今の自分に必要な技術を勉強しつつ、どんどんブラッシュアップしていきながら、進むというか、深い所を模索するというか、深味を味わうのが好きなんです。

あとはこういう仕事してると、つい治せればいいと思いがちですけど、経営していくにはそれだけじゃ駄目だっていうのが、開業してみてよくわかりましたね。
他にもやることが沢山あるので。
例えば経理だったり、集客であったりとかも同時にやっていかなきゃいけないんですけど、そういうところは、あ、しまった、何も知らない。みたいな。
そんなこと考えないで、開業しちゃったので、そこはちょっと苦労しています。

イワナ:周りの人からは性格についてなんて言われることが多いですかね?

東坂亜美:そうですね、割と話を聞く側になることの方が多いので、聞き上手とか?
あとはよく新しいことを始めてるので、向上心あるねとか言われますね。

イワナ:性格について何か自分で思うことってありますか?

東坂亜美:そうですね。意外と性格って、その時々の状況とか相手によって変わるじゃないですか?私だけかな?
だからこういう性格ですって言うのは難しいなと感じました。

イワナ:例えば怒るようなことがあったりとかモヤモヤしてるときで、ご自身に施術されたりとかはしますか。

東坂亜美:フラワーエッセンスはよく使いますね。ちょっと自分で深掘りしてみます。フラワーエッセンスって自分の中の気づきを誘発してくれるんですよ。
怒ったときにその感情を鎮めるだけじゃなくって、なんで私ってそういうところで怒っちゃうんだろうとか、そういうところに気づかせてくれたりするんですよね。そんな感じで対処することが多いかもしれない。

イワナ:お仕事以外の時間だったら、そういうことをしてる時間が多いですか?

東坂亜美:そうですね、あとは家でボーッとしたり、のんびり過ごす事が多いですね。
この仕事って、自分の状態が施術にすごく反映されるんですよ。施術で気功やエネルギーワークもやるので、自分の状態って大事なんです。
常に自分を良い状態に持っていくようにしています。
疲れとか、モヤモヤとかを溜めちゃったときには、まずそれを解消してからって感じです。

あとは習い事とか自分で勉強したい本を読んだりとか。美味しいものを食べたり、お酒を飲むのも大好きですよ!

イワナ:ぼーっとする時間とかのんびり過ごす時間とかで、自分の心を落ち着けるためのルーティーンみたいなこととかってあるんですか?

東坂亜美:よく寝ることと、お風呂にゆっくり浸かること、あとは飼ってる犬を愛でることでしょうか。

沢山のお身体を観させて頂いて、睡眠時間が短い方は不調が出やすいと感じるので、睡眠時間はしっかりとるようにしてますね。

イワナ:最近何か楽しかったことってありますか?

東坂亜美:最近高尾の先の方に知り合いがいて、そこに遊びに行きました。

イワナ:高雄って台湾ですか?

東坂亜美:いえ、東京の高尾山の高尾です。
久しぶりに温泉に入ったりして。
あとは山に登ると柚子畑があったんですけど、そこで休憩してた方にお話を聞いたら、柚子を木で買ってるらしいんですよ。
1年もぎ放題の契約しているお話を聞きましたが、そんなシステムを初めて知りました。
その方から柚子のお裾分けを頂きまして、人生で初めて自分で柚子を収穫する体験をしました。柚子は枝に棘があって取るの難しいんですよ。
そこの柚子がスーパーで売ってる柚子と全然違ってすごく香りが良くて、柚子湯に入って幸せ気分を満喫したり。普段東京で生活してると、自然に触れ合う機会が少ないので、山に登ったり、初めて柚子の木を間近で見たり、人と触れ合ったり、ほぼ貸し切り状態の温泉に入ってのんびり過ごすとか、ささやかですけど色々な体験ができてすごく楽しかったですね。

過去:ソムリエの資格を取ったら、高級ワインを扱ってみたくなりまして、ワインスクールの同級生でお店を経営されてる方に、雇ってくださいって直談判して転職しました。

イワナ:幼い頃の物心ついたすぐぐらいの幼い頃まで振り返っていただいて、子供のときってどういうお子さんでしたかね。

東坂亜美:私親戚にあだ名でシールって呼ばれてたんですけど

イワナ:シール!

東坂亜美:シールぐらい人にべったりくっついている甘えっ子で、いつも誰かにくっついてるみたいな。そんな子供でしたね。

あとシールといえば、まだ幼稚園の時、クリスマスプレゼントは何がいい?って聞かれるじゃないですか?
その時に、シール!みたいな。
え、シールでいいの!?ってなるじゃないですか?
もっと他に欲しいおもちゃないのって聞かれたんですけど、いや、シールで、みたいな。
その時欲しいもの以外はいらないって思っちゃうんですよね。
そしてクリスマスの朝、本当にシールだけがポストに入ってたんですけど、そんなエピソードがありました。

イワナ:幼稚園保育園ぐらいの頃のエピソードが、もし他に何かあればお聞きしたいです。

東坂亜美:幼稚園保育園ぐらいだと、その頃に撮った写真って、ブスッとしてる顔が多くてですね。
私はどうも笑いたくないときに笑えないみたいで。写真撮る時に、はい笑ってって言われるじゃないですか?
そうすると面白くないのに笑えないと思ってました。ナマイキですよね。

イワナ:小学校中学校ぐらいのときはどんな感じでしたかね。

東坂亜美:小学校ぐらいになると仲良くするグループって、決まってくるじゃないですか。そういうのがあまりなくて、いろんな人とまんべんなく仲良くしてましたね。

イワナ:何かそのぐらいのときに好きだったものとか覚えてたら教えていただきたいです。

東坂亜美:中学校ぐらいがちょうどバンドブームでして。
お友達と一緒にライヴを見に行ったりとか、その愛を語りたいがために新聞みたいのを作ってみたりとか。でも私は文章も書けないし、絵も描けなくてほとんど友達が作っちゃって、なんか申し訳なかったですね。

イワナ:では高校生ぐらいのときは好きだったものはありますか。

東坂亜美:なんでしょうね。苦手なものに挑戦してみたりしてましたね。私はものすごい音痴だったのですが、学校のコーラス部の先生が、どんな音痴でも上手くなると言ってたので、そこで音痴を克服しようとコーラス部に入りました。

イワナ:苦手なものに挑戦してみようと思うきっかけってあったんですか?

東坂亜美:あ、これ苦手だなっていちいち思うのが嫌だったので、、
カラオケに友達に誘われても、歌ってて楽しくなかったので、上手に歌えたら楽しいだろうなと思ったのがきっかけですね。
すごいですよ、練習すると上手になるんですけど、練習しなくなると、あっという間に音痴に戻るんです!

イワナ:歌い方のコツとかを学ぶんですか。

東坂亜美:コツよりも、数こなすみたいな感じかもしれないですね。いっぱい歌ってましたね。

イワナ:苦手なことをなくすのは成功した感じですか。

東坂亜美:どうでしょうね?音痴は戻りましたし。

イワナ:高校卒業後はどんなことをしてましたか。

東坂亜美:高校卒業後は短大に通いましたけど、アルバイトがメインでした。パスタ屋さんで働いてたんですけど、同じ職場に彼氏がいたので、楽しかったです。

イワナ:短大はどういう短大ですかね?

東坂亜美:短大は国文科で、文学とか民俗学とか勉強してました。そういえばあんまりないですよね、国文科。

イワナ:初めて聞いたかもしれないです。

東坂亜美:そうですよね。例えば紫式部とか、古事記とか、なんかそういうの。当時はこんな生活であったとか、その作者がどう思ったとか、そういうのをいろいろ勉強していくような感じの学科でした。

イワナ:では短大卒業後は、でもこれもまだ整体とは繋がってこないですよね。

東坂亜美:繋がってこないです。
最初は会社に勤めて営業事務をやってたんですけど、当時スキューバダイビングが趣味でして。
ダイビングをしに、期間限定で宮古島に移住する人の話を聞いて、ちょっと1年ぐらい好きなことやってみよう、みたいな気持ちになっちゃったんですよ。
それでアルバイト先と住むところだけ決めて、会社を辞めたタイミングで、一年間宮古島に移住しました。

アルバイトしながら、休みの日にダイビング行ったりとか、海辺でぼーっと過ごしたりとかそんな感じの生活をしてました。
宮古島から引き揚げて戻ってきたときに、以前バイトしていたレストランのオーナーが、働く人がいなくて困っていたので、つい気楽に引き受けて、フランス料理屋さんで働く事になりました。
そして、せっかく働くんだったら、ウェイトレスじゃもったいないと思って、ソムリエの資格を取ることになって。
実はワインが好きでソムリエを取った訳ではないんですよ。
勉強してみたら、奥が深くてワインが好きになったんです。
それでソムリエの資格を取ったら、高級ワインとか扱ってみたくなりまして、ワインスクールの同級生がお店を経営されてる方だったんで、雇ってくださいって直談判してワインバーに転職しました。

しばらくソムリエとして働いていたら、体の調子が悪くなってきちゃったんですよね。 

ソムリエのときって、毎日終電で帰るような生活でした。
毎日深夜1時過ぎに帰ってきて、2時3時に寝て、起きたら仕事。月4日休み、有給無しみたいな生活を何年もしていたら、どんどん身体が動かなくなってきて。

病院に行っても、どこも別に検査には引っかからなくて悪いところは見つからない。
いろんな科に行ってみましたけど、どこも問題ないからって、結構冷たく帰されることが多くて、自律神経整えましょう、みたいな小さい冊子をぽんって渡されて、終わり。
自分はすごく辛いのに病院では相手にしてもらえないから、どうしたらいいんだろう、そんな感じになっちゃったんですよ。

そのときにたまたま女性の整体の先生が書いている本を読んだら、体にはリズムってあるんだよとか、季節の体との付き合い方が書いてあったので、興味が湧いて整体を受けてみたら、確かに調子が良くなってきたので、病院に行かなくても、自分が辛いところを変えられる事を初めて知ったんですよ。

その後、そこの整体のスクールに通いました。

整体のレッスンで、相手の身体を触ると、本人の見た目と身体の印象が全然違っている事に、ものすごい衝撃を受けたんです。

例えば、見た目はおとなしくて自信の無さそうな方なのに、身体を触ると、すごく懐の深い、愛情深い感じが伝わってきたりして、全然別人みたいに感じるんですよ!
なんて奥深い世界なんだろうと、一気にハマってしまいました。

その後はお昼に整体院で働いて、夜はソムリエとして働いてました。

やっていた整体はちょっとマニアックな整体で、町の普通の整体院で働かせてもらえる技術じゃなかったんですよね。
そうすると今いる所に勤め続けるか、自分で開業するか、どちらかしか選択肢がなかったんです。

まだ自分で開業できる知識も技術もなかったし、自信がなかった頃に出会った、エネルギーで骨の位置を変えちゃう鍼灸師の先生にエネルギーワークを習いに行ったときに、独立するんだったら、国家資格をちゃんと持った方がいいよとアドバイスを頂きました。

実際その頃は、病気のしくみとか、細かい筋肉や神経とか、全然わかっていなくて。
病気や体の事をよく知らないのに人の体を治す仕事をするのは、いくら何でもひどいじゃないですか。ちょうど良い機会だと思って鍼灸学校に通うようになったんです。

鍼はその先生からたった一本刺されただけで、鍼灸師になろうとしたという。あん摩マッサージ指圧師の資格だけでよかったんですけど、せっかくだから、という理由です。

でも、その後、鍼灸もすごく奥深い世界で大好きになりました。

一番最初に働いた整体院の考え方が、心身一如でね。
体と心って一つでお互い影響し合ってるんだよっていう。
そして、体の問題は心からアプローチする方が変化が早くって、心の問題は体からアプローチすると変化が早いという教えだったんですよ。

じゃあ、両方同時にやれたら早いじゃん!と思い、鍼灸学校に通う前に時間があったので、心理カウンセラーの資格を取りに行きました。
その頃にフラワーエッセンスとレイキも勉強しに行って。
そうやって心理面でのアプローチを勉強しながら、鍼灸学校に行って身体と技術の勉強をしました。

卒業後はヒーリングと鍼灸を治療に組み入れてる先生とご縁を頂いて、働きながら勉強させていただいたっていう感じですね。

その頃は、鍼灸師ってヒーリングとかはやらないっていうか、ちょっと馬鹿にしちゃうような感じの雰囲気が感じられました。
東洋医学って、五行とかを利用して、心理面にもアプローチできるんですよね。なので、それができれば必要ないみたいな考えをされている方も多くて。

私が習った先生はそうじゃなくて、病の原因って自分の生き方に関わってると考えていらして、魂の学びとか、そういう深い哲学的な要素や、ヒーリングの部分に造詣の深い先生でいらっしゃいました。

そういうふうに鍼灸と、ヒーリングやエネルギーワークと、心理療法なんかすべてを組み合わせて、実際に施術していくって、どんな風にやるのかを勉強させて頂いて、鍼灸の治療経験もしっかり積ませて頂きました。

その鍼灸院はいろんな方がいらっしゃっていて、老若男女、妊婦さんや赤ちゃん、野球選手、外国人の方、難病や精神疾患の方など、本当に様々な方を治療させて頂きました。

何千人も治療していく中で、一番心配になったのが更年期の女性だったんですよね。

体がボロボロなのに、その自覚が全然ないんですよ。まだ私平気ですみたいな感じなんだけど、いや本当に危ないよっていうぐらい、ボロボロで。

本人がわかってない所が、すごく心配なんですよね。
女性特有の、自分の事を全部後回しにするのが、あたり前になってしまうのって、とっても危険なんです。

いつ大きい病気になってもおかしくないよね、みたいな方が多い層が更年期の女性だったんですよ。
なので、そういう方のためのサポートをしたいというのが今に繋がっています。

うちは女性専用で、更年期の女性が、ホルモンバランスや免疫を整えていくっていうのも、治療院の大きな柱にしているんです。

いつも女性のつい無理しちゃう、頑張りすぎちゃうっていうところにブレーキをかけて軌道修正したいという思いでやっています。
病気になってからじゃ遅いんですよね。溢れたコップの水を戻すのは難しいのと同じです。

そういえば、ちょうど最近、オリジナルで開発した新しい施術で、副鼻腔のデトックスをするコースができたんですけど、嬉しいオマケが付きまして、美容もサポートできるようになりました。

美容があると、身体がクタクタになる前でも整体を受けようと思って貰えるので、軌道修正しやすいんです。

副鼻腔の調整なのに、小顔になってリフトアップもしちゃうって嬉しくないですか?
エラの張りの角度やほうれい線も変化するので、みなさん驚かれます。

これはずっとやりたかった副鼻腔の調整を、更年期のホットフラッシュにも対応できるように、オリジナルで開発したんですけど、美容もスピリチュアル要素もカバーするという、一石二鳥どころか七鳥くらいのお得さがあります。
(※個人の感覚に差はありますので、ご了承ください) 

よかったら、HPをみてみてくださいね。
インタビューを観て来院された方は、初診料サービスしますよ🎶
https://gekkabijin.me

イワナ:ありがとうございます。すごい。本当に歴史って感じですね。
色んな道を辿ってこられてる。

東坂亜美:ソムリエで鍼灸師の人ってなかなかいないので、よく驚かれます。

イワナ:それは確かにチャレンジャーだと思っちゃいますね。

東坂亜美:ガラッと違う職業って感じがしますよね。

でも私の中では、ワインや料理人の熱いこだわりとお客様を繋ぐ仕事と、身体と心を繋ぐ仕事と、そんなに違いが無くて、そして人に喜んで貰える仕事なので、あんまりチャレンジャーって感じが無いんです。

あと、ワインのピークを味わう時に感じる、これこれ!ってピタッとくる感じと、その人に必要なツボを見つけた時の、これこれ!ってピタッとくる感じはすごく良く似ていると思います。
これはただのヘンタイですけど(笑)

未来:多分目標がないからだと思います。自分が今興味があってやりたい事を、ワーッて勉強したり、楽しんだりとかてるとそのうち興味の範囲がずれてきたりするじゃないですか。そして、また新たにやってみたいことがでてくると、そっちにワーッていく、後先を考えてないんですよ。後先考えないから、ビビらずに全然違うことができるんだと思います。

イワナ:東坂さん自身の10年後とか、あるいはもっと先のことでもいいんですけど自分の未来にどういうイメージを持たれてますか。

東坂亜美:えーっと、割とあんまり先のことを考えない性格なんですよね。
今までずっと開業が目標だったんですよ。自分でお店を持って、自分のやりたいスタイルの治療院を作るっていうのがずっと目標だったんですよね。

開業してみたらというか、コロナの真っ最中に開業をしたので、経営が大変だったんで、3年持つことが目標だったんですよ。で、今、やっと3年、あと1ヶ月で私、目標達成するみたいな。あのね、整体院って3年で廃業するのが90%なんですよ。

イワナ:へえ、なるほど。

東坂亜美:その10%に残りたいという思いがあって。おかげさまであと1ヶ月で達成できそうです!

イワナ:おめでとうございます。

東坂亜美:じゃあこの先どうするのって言われると、あらどうしましょう、みたいな。
もちろん長くやっていくことっていうのは、目標なんですけど、でも一番の目標ってみんなが健康になって、この仕事がなくなることを理想としてやってますので。

最初はおばあちゃんになってもできる仕事と思って、手に職をつけよう、なんなら宮古島に帰ったときに、そこで食べていけるようにするためにと思っていたのですけど、やっていくうちに、目標が私の仕事がなくなるくらいみんな健康になる事に変わってきたので、そしたらおばあちゃんになったときに、次何やろっかな、みたいに考えてますね。

イワナ:手段が目標になってないみたいな感じですね。仕事がなくなるのが理想っていうのがすごいなって思いました。

東坂亜美:そうですね。

イワナ:究極のところ見られてる。

東坂亜美:今も整体院で、自分の感覚をキャッチして、自分で自分のケアをしていくやり方も指導させていただいていますから。そしたら、私の仕事はいらなくなるものね。

イワナ:ダイビングの資格からずっといろんな資格を取ってこられてると思うんですけど、資格勉強の最中とかってそういう目標を意識してされてたんですか。
そのときのモチベーションがいろいろやられてる中ですごいなって思って。

東坂亜美:まあ、国家試験はモチベーション維持が大変でしたけど。
でもそうなるのって多分目標がないからだと思います。
自分が今興味があってやりたい事を、ワーッて勉強したり、楽しんだりとかしてるとそのうち興味の範囲がずれてきたりするじゃないですか。
そして、また新たにやってみたいことがでてくると、そっちにワーッていく、後先考えないんですよ。
後先考えないから、ビビらずに全然違うことができるんだと思います。

普通は今持っている資格を生かして、とか考えるじゃないですか。
そういうの全然考えてないからこんなバラッバラなことができたんだと思います。

イワナ:でもなんか、後からみたら結構繋がってますもんね。

東坂亜美:そうなんですよ、私からしたら繋がってるんです。
何かちょっとずつ糸を紡いでいく感じですね。ここが気になるからこれもやってみようみたいな、そんな感じでやってるので、私の中ではわりと繋がってるんですけど、端から見るともう全然バラバラだよねみたいな感じだと思います。

イワナ:現在すごく気になってる分野とかものってありますか。

東坂亜美:はい。ちょうど、今年に入ってから勉強してるんですけど、易です。そう、占いの。

イワナ:すいません知らなかったです。なるほど。

東坂亜美:きっとイワナさん知らないと思うんですけど、道端でおじさんがちっちゃい机と椅子出して座ってたりするんですよ。竹ひごみたいのをたくさん持ってジャラジャラやる占いがあるんですけど、あれって考え方が東洋医学の元のベースの所なんですよ。
鍼灸学校とかでも易の勉強する学校もあったりとかするんですよ。
東洋医学を勉強していくときに、必要なことなので、ずっと勉強したいと思っていたんです。

あと、人の心や体をケアする上で、やっぱり心に抱えている問題やお悩みを解消していくってすごく大事なことだと思うんですよね。
そのときにアドバイスをできたらいいなと思いまして。

ちょうど最近、難しい易をわかりやすく教えてくれる素敵な先生に出会いまして、ちょっと本格的に勉強してみようと思っています。

イワナ:易の勉強をしていく先の目標も今のところはもう気になるというかやりたいからっていう感じなんですか。

東坂亜美:そうですね。あとはお客様に還元できそうなので!

イワナ:皆さんにもしもの質問をしてまして、みんなが健康になってこの仕事がなくなったらいいなっておっしゃってたんですけど、この1年以内にそういうことがもし、起こったとしたら、そのときってどうしたいなって今のところは思いますか。

東坂亜美:そしたら、ちょっとのんびり旅行でもしてみたいなって感じでしょうか?
開業をすると、お休みを長期で取るとかはなかなかできないんですよね。
ヨガの合宿で地方に行ったりとか、長期で海外旅行に行ったりとか、自分の時間をちょっと充実させたいと思いますね。

イワナ:なるほど。旅行行った先では、そういう合宿っぽい旅行に行きたいですか。それかもっと観光みたいな旅行がいいですか。

東坂亜美:そうですね、どちらも良いですけど、観光というか、ヴァカンスみたいな方がいいですね。
なーんも考えずに、のんびりしたり、いろんな人に出会ったりとか、刺激を受けたりとか、普段やらないことをやったり、仕事を忘れた時間というか、たまには自分のための時間を充実させたいです。

イワナ:ありがとうございます。インタビューとしては以上になります。
読者の方向けとか、自分に対する独り言とか何かあったらお伺いしたいんですけど、どうでしょうか?

東坂亜美:そうですね。今ってちゃんと目標を持って行動するのがあたり前ですけど、後先考えずに己の興味の赴くままにやってきても、意外と何とかなっちゃったっていう人が世の中にいますよって感じでしょうか。
行き当たりばったりでいくのって、予想がつかないから、端からみると怖いと思いますが、やってる方は目の前しかみてないから、あんまり怖くないんですよ。
長期目標を立てなくても、意外となんとかなるし、その方が人生が面白いものになるかもしれないですよね。

あとがき

東坂亜美さん、ありがとうございました!
このインタビューは私にとって書籍化したいくらい沁みるインタビューとなりました。。
インタビューをしていると、私と考え方が似ている~わかるわかるよ、と思いながら聞くインタビューもあれば、今回のように私に向けて発信されたかのようなインタビューに出会うこともあります。

これからどうしていこうかな~という部分。
やりたいことが多すぎる。全部やってみたい!でも怖い!という部分。
肩こりがひどすぎて、眼精疲労もひどくて、でも病院に行っても全く解決にならんかった、、誰を頼れば、、?という部分。

めっちゃ個人的な内容になりますが、東坂さんの話を聞いてそれぞれの悩みの先に希望があると感じられました、、インタビューは読む側が勝手に救われていいと思うんです。

最近本を割と沢山読むようにしていますが、数ある書籍に並ぶくらい学んだことが多かったなと個人的に思います。
こうやって誰かの人生、普段はあまり土足で踏み込みにくいような領域を公開させてくれる人たちがいて、その人生が詰まった話を無料で読めてしまうって面白い世の中ですよね。
幼いころからなんとなく人との距離の開け方を学んでしまっている現在で、改めてこういう世界があることを面白いなと感じます。
うまく言えないな。ライフワークにしたい。最近ライフワークという言葉に触れて、なんかかっこいいなって思ったので探しながら生きてます。
今回も読んでいただきありがとうございました✿

【インタビュー・編集・あとがき:イワナ】

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