動かざること山の如し(+告知)

プロフェッショナルの手でメンテナンスされる感じが好きだ。整体、マッサージ、鍼、とかの話である。
仕事では基本的に座ってPCに向かうか、会議・打合せをしているかのどちらかしかない。今年に入ってからやたらと仕事が詰まっており、たいてい朝9時台から、夜は22時くらいまではずっとやっている。時間が取れず、昼もデスクで適当なパンみたいなものを片手で食べながら仕事をしている。6割は出社、残りがリモートというくらいの配分なのだが、出社した際にも席を立つのなんて同じフロアの会議室に移動するときくらいだ。リモートワークとなればさらに動かない。それはもう、山のごとく。動く時間がまるでとれない。武田軍ももしかしたらかなり忙しかったのかもしれない。

そもそもわたしには体を動かすような趣味がない。運動は苦手かつ嫌いだ。わたしは脇腹を押さえながら息も絶え絶えにマラソンを完走したときに周囲から拍手が起こるような学生だった。(前にも書いた気がする。それだけトラウマなのだ)運動のことはもはや憎んでいるに近い。貧血も相まって、少し早足で歩くだけで致命的な息切れをする。趣味である旅行に出る際は多少動くけれども、連れて行ってくれるのはほぼ鉄道や飛行機やタクシーだ。さらに趣味の演劇鑑賞となると、2時間も3時間も同じ姿勢で座り続けることになる。結果なにが起こるかといえば、筋肉の硬結である。
現在のわたし、首、肩、背中、腰、調子のいいところがひとつもない。
運動が嫌いだとか甘えたことを言っている場合でないことはわかっている。が、嫌いなものは結局続かないのだ。

それで最近ではかなりの頻度で整体に通っている。
最初のうちは助けを求めるような気持ちでお店に行っていたが、いまとなっては趣味になっていると言ってもいいかもしれない。一応メインの店舗をひとつ決めてはいるものの、体の痛みはたいてい予定していないタイミングで来る。そのときに行きやすい場所に駆け込める場所を作っておこう、と、家のごく近所に一箇所、そしてよく利用する駅の近くに一箇所、ここならという整体店を確保している。まあまあの頻度で行くので、顔も覚えられている。

わたしにはまったく理解ができないのだが、彼らは手で触るだけでたいていのことがわかるらしい。こちらから何か言わなくてもどこが痛むのかどんぴしゃで当ててくるので、わたしの筋肉だか骨だかが透けて見えているとしか思えない。
マッサージは皮膚の外側から圧力をかけて筋肉にアプローチされている感じだが、鍼はさらにダイレクトだ。筋肉そのものを直につかまれてギュッとやられているような感じがある。人体にそんなことやっていいのか!? と思うような感触。眼精疲労もなかなかひどいので、眉のあたりに鍼をうたれるのも凄い。頭頂部まで衝撃が走る。ああ、筋肉って繋がってるんだなあと実感する。

先日、顔にかなり入念に鍼をうってもらった。とにかく表情筋が疲れまくっていたらしく、まあまあいろんなところが痛む。実際に施術中の自分のことを鏡で見たことはないけれど、集合体恐怖症なので絶対に直視はできないだろう、というくらいの数の鍼をうたれたと思う。なんでそんなに疲れてるんだろうな、と、ベッドでされるがままになりながら考えた。顔面鍼だらけの状態じゃ、考えるくらいしかできることがない。そういえば最近、リモートで顔出しの会議が増えた。たぶん、そのせいだ。とにかく口角を上げておけばスムーズにいく仕事というのがこの世にはある。それにまあ、そういう話は抜きにしても、無表情に見える人よりはそれなりに笑顔っぽい人のほうが相手も話しやすいはずだから。


という、非常に雑な導入からの告知です。昨年友達と一緒に池袋で1日カフェをやり、とても楽しかったので今年もやります。笑顔でお迎えしますよ。
友達が告知してくれているXの投稿はこちら。

お茶なんかをお出しししますので、ふだんnoteに書いているようなことを話しましょう。関心持っていただけましたら、上記投稿にツリー形式で説明がありますので、ちょっと見てみてください。
みなさんが気楽に話しやすい表情にてお待ちしてます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?