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【どう思う?】 台風が残した現実

■台風が通過した海岸の姿

8月15日大型台風10号が香川県を接近通過した。

「香川県にとって最も危険なコース」と言われ、台風被害が少ない香川県や瀬戸内エリアでも警報が出されていた。

父母ヶ浜海岸も、報道にあるように、14日お昼頃から風と雨が強くなってきた。『hand in hand』も大型台風で店舗設備が飛ばされないようにしっかり準備をし、止む無く臨時休業をとり、通過を待った。

今回も大型台風と言われながらも香川県三豊市では少し雨と風が強い程度ですみました。大きな災害がなくてほんと良かったです。


大型台風が通過した、翌16日ーー。

『hand in hand』のオープン準備を手伝うために、朝10時前に父母ヶ浜へ到着した。

そこにはいつもの父母ヶ浜の海岸のこのような姿はなかった。

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■台風が環境問題提起

海岸の写真をみてどう思いますか?
何を感じますか?

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【海岸に漂流していたゴミ】
プラのストロー
ペットボトル
ペットボトルふた
レジ袋
商品の空き袋
DVDボックス
ゴルフボール
発泡スチロール
豆腐の入れ物
紙パック
コーヒーカップ

カップ麺の入れ物
かみそり
プラスチック破片
コーヒーカップ
洗剤からのケース
牛乳パック
サンダル片方
フォーク
ライター
木材
ガーデニングの道具
アイスの袋
シャンプー
自転車のひかるやつ
ネオソフト
etc.

全部が全部、何でここに流れてくるんだというものばかり。

全員が全員、ゴミをちゃんとゴミ箱に捨てるだけでどんなに変わるのか。

正直、この海岸の景色を見て悲しくなった。現実を見た気がした。

何か環境問題解決に、役立てることはできないか?


■父母ヶ浜海岸が綺麗な理由

21年程前から毎月第一日曜日の朝6時から約1時間にわたってボランティア清掃を続けてこられている主要メンバーの方々です。現地集合、現地解散で、毎回50人~60人の、下は小学生から上は90歳近い方までが参加しています。
南北に約1㎞続く砂浜での清掃活動です。和気あいあい・・・というよりは各人が汗だく砂まみれになりながら、黙々と必死にゴミを集める作業が1時間続きます。そのあとは、参加者たちが100円出し合ってお茶を飲むそうで、その時間が実に楽しい充実した時間なんだそうですよ。
ボランティア清掃を始めたきっかけも、21年前に溯ります。実は、父母ヶ浜を埋め立てて工場を建設する、という計画が持ち上り、随分議論を戦わせたそうです。「地元にとって父母ヶ浜がどんな存在なのか?」「父母ヶ浜を自分たちで守るためには何をすればいいのか?」はっきりした答えが出る前の「まず第一歩」で始めたのが、ボランティア清掃です。はじめは6人ほどのメンバーからスタートしました。
(2016-7-12 父母ヶ浜(ちちぶがはま)を守る人たち 記事より)

現在で23年間もボランティアの方々がこの父母ヶ浜を綺麗に保ってくれています。そして今は、父母ヶ浜ヴィレッジの皆様が日々管理してくれていて、ボランティアの皆さんと共に綺麗な海岸を守ってくれています。


先ほどの16日10時頃の写真にあったゴミ達は、お昼過ぎには全て無くなっていました。皆さんでゴミ拾いをしてくれていたからです。

海水浴場が当たり前に綺麗なことはなく、このように管理をしてくれている多くの人たちがいる。
気持ちよく夏休みに海水浴ができるということを、当たり前のことを、感謝しながらたくさん満喫してほしい。

同じように、地球が、環境が、当たり前に綺麗になることはない。
一人一人が意識して取り組むことにより、綺麗な環境が維持できる。
小さなことからでも意識していきたい。


■プラゴミで壊れる体

プラゴミ・レジ袋が、動物にとって殺人兵器となる。


動物達を殺したのは、悪意もなく、普通に生活している我々。

普通に生活して、環境が壊れるなら、動物達が死ぬなら、
そうならないように意識して生活してみるのはどうだろうか?
出来るところからやるべき。そのうち無意識に出来るようになるだろうから。


プラスチック製品をできるだけ使わない方策の一環として、スーパーなどにおけるレジ袋有料化の議論がある。ただ、現在の生活においてプラスチックは、なくてはならない存在だ。パソコン機器など電化製品の部品やペンをはじめ、包装資材、ペットボトルや食品トレーなど、丈夫で軽く、中身がよく見えて、しかも衛生的。完璧に近い優位性から、至る所に使われている。これを即時に製造禁止にし、罰金的な有料化などへ誘導していくことは極めて困難だ。では、私たちはこの問題にどう取り組むべきなのか。
まず、必要のないプラスチック製品は、使わない、受け取らないことだ。現在、スーパーなどで「ただ」同然でもらうレジ袋だが、まず必要以上に受け取らない。そして、プラスチックごみをしっかり分別して、有効に再利用するように努力する。最後に多少高くてもバイオプラスチック製品や木材製品を購入して長く大切に使うことだ。
一人一人の行動が、この世界的な課題を解決することにつながる。
(記事より抜粋)


『hand in hand』でもエコロジーテーマに営業しています。
私たちが出来ることは小さいかもしれませんが少しづつ取り組んでいます。

・プラストローでなく、紙ストローを使用
・レジ袋ではなく、紙袋を使用

環境問題に対して、目に見える効果を感じずらいから、実際の行動につながらない事実はあるんじゃないかなと思います。

それでも、自分たちの出来ることから取り組むことが大事。
勝手に綺麗な環境は作られない。

わかっていても何から動いていいのかわからない。
だから、勝手に綺麗な環境が作られるような生活スタイルを作りたい。


皆様からのサポートは、新たな企画アイデアをアップデートし、新たな価値を提供する取り組みに活用させて頂きます。