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10日もズレていた

それのために日付を10日飛ばした

ユリウス暦は古代ローマ皇帝ユリウス・カエサルが定めた暦。1年を365.4日と計算して4年ごとに閏年にした。これだと1年が11分14秒長くなってしまい、128年で1日分の誤差が生じることになる。

16世紀にはその差が10日以上にもなっていたそうだ。そこでグレゴリオ暦を導入し、1582年10月4日の翌日を10日間飛ばし、10月15日とすることでその誤差の修正を行った。

さらに「100で割り切れる年で400で割り切れない年は閏年としない」ということにしたそうなうだけど、この追加部分ってどんな年なのか。

それは2100年みたいに100では割りきれるが、
400で割りきれない年は平年。
つまり、閏年にはならないというちょっと複雑な法則があるらしい。

なぜ、そうしたのか。
それは4年に1日ずつ足していくと、400年で3日ズレが生じてしまうので、少しでもズレをなくして行くためには、そうする必要があるというのが、閏年にならない閏年の実態なのだ。

昔、閏年にのみ登場する2月29日に生まれた人に出会うと、すごく羨ましく感じたことがある。
もちろん、その本人からしてみれば3月1日、もしくは2月28日にお祝いしたりするらしいので、全然気にしないことなのかもしれないのだが、
なんか4年に1度だけってすごく特別な気がして、その日に生まれたかったなぁ~と思っていたことがあった。

それは今でもなくなったわけではないが、どんな日に生まれても、母親には感謝があるので、ありがとうの気持ちにはなるのは、少し大人になったのだろうか。

ちなみに「閏」という漢字の由来は、文字の通り王が門の中、閉じ籠って仕事をしない日から来ているそうです。

そりゃ、王様も仕事をしたくない日だってあるだろうからね(笑)

「閏」は日本にはなくて、似ている漢字で「潤」があり、この字を「うるう」と読んでいたため、今も「潤う」を「うるおう」という読み方があるそうです。


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