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MetaMaskにあるASTRをPolkadot{.js}を介してbitbankへ送金する

以前、bitbankで購入したNative規格のASTRを、EVMウォレットであるMetaMaskへ送金する手順を書きました。

今回はその逆パターンです。MetaMask(EVMウォレット)にあるASTRをPolkadot{.js}(Nativeウォレット)へ移し、最終的にbitbankへ送金する手順のメモです。

主な登場人物はこちら。

  • MetaMask:EVMウォレット(今回の起点)

  • Polkadot{.js}:Nativeウォレット(一時的な保管場所)

  • bitbank:最終的な送金先(Native規格対応の取引所)

  • Astar Portal:ここではNative - EVMのブリッジとして利用

以下、Polkadot{.js}のウォレットがある前提で解説します。

MetaMaskからPolkadot{.js}ウォレットへ送金

まずはAstar PortalでMetaMaskウォレットを接続し、Astar Networkへ切り替えます。「Assets」のASTR項目にある「Send」をクリック。

「To」に送金先のPolkadot{.js}のウォレットアドレスを入力し、送金するASTRの金額を指定。「Confirm」をクリック。スクショ画像では5 ASTRを送金しています。

MetaMaskでトランザクション処理の内容を確認し、問題なければ「確認」ボタンをクリック。

これでMetaMaskからPolkadot{.js}ウォレットへASTRが送金されます。

Polkadot{.js}ウォレットで扱えるようにする

続いて、Astar Portal上でPolkadot{.js}のウォレットへ接続を切り替えます。

Astar Networkを選択し「Connect」をクリック。

「EVM deposit」に先ほど送金した5 ASTRが反映されていることを確認。

EVM depositの「Withdraw」をクリックし、Nativeウォレットで扱えるようにします。

トランザクション速度別のガス手数料が表示されるので、用途に応じて選択して「Confirm」をクリック。

内容を確認しトランザクション承認の署名をします。

「Transferable」に反映されていることを確認。

これでPolkadot{.js}(Nativeウォレット)から、bitbankへ送金できるようになります。

bitbankへの送金

Transferableの「Send」をクリック。

bitbankのASTR預入用アドレスと金額を指定し「Confirm」をクリック。

内容を確認しトランザクション承認の署名をします。

Astar PortalのTransferableから指定金額が減り、トランザクション処理が完了すればbitbankへ反映されます。

少々面倒ですが、MetaMask - bitbank間でASTRの送金を行う際は、このような流れがあることを覚えておくと良いでしょう。

なお、Astar Networkでは令和6年能登半島地震の災害支援募金を行っていますが、寄付で使用できるのはNativeのASTRのみとなっています。

MetaMaskに保有しているASTRを寄付に使いたい場合は、本記事で紹介した手順にて、Astar PortalからNativeウォレットへ移す必要があります。ご注意ください。

投げ銭すると翼が生えます。