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強行ドライブ旅 3日間で四国を半周する

7月の3連休に、広島県から四国3県(高知県、徳島県、香川県)を車で周ったので、その旅について書きます。


そもそもこの旅をしようと思ったのは、高知県立美術館で行われている、カメラマン佐藤健寿さんの「佐藤健寿展 奇界/世界」のトークイベントに参加するためだった。

今秋から復活すると言われているTBS系列の番組「クレイジージャーニー」に出演していたことでもお馴染みの佐藤氏。

彼の写真展が高知県立美術館で開かれており、その写真展の一環としてトークイベントがあるというのだから、参加せずにはいられない。

広島→高知の道中の話

広島を出たのは9時過ぎ。高速道路で高知県へと走る。

職場仲間の女子3人で高知へ向かう。
3人とも同級生なので、道中はずっと「懐メロ」で盛り上がる。
1993年~1994年生まれあるあるかもしれないが、オレンジレンジのアルバム「musiQ」に収録されている曲でテンションが最高潮になる。
(私は特に「祭男爵」と「papa」が好きだった。)

2時間ほど走ったところで、屋島サービスエリアで休憩。
瀬戸大橋の途中にあるサービスエリアで、(当たり前だが)すぐ横を瀬戸大橋が通っている。

本州側からの瀬戸大橋

チーズハットグと豚串を頬張っている途中、ふとトークイベントの開始時間を確認すると、14時からとのこと。
15時からの気持ちでいたので、足早に屋島サービスエリアを去る。

香川県に入ると、急勾配な三角錐の山が点在する。
周りが平坦な分、山の存在が際立つ。

徳島県と高知県の県境あたりまでくると、霧が立っている。
標高が高いのだろう。
運転していなかったら外の風景を撮っていたのだが、撮影は次回。

もののけ姫に出てきそうな雰囲気で、深緑の木々が連なり、天気のせいもあって少しおどろおどろしさも感じる。

霧を通りすぎると強い雨が降り注ぎ、ワイパーが右に左にせわしなく動いても、なかなか視界はよくならなかった。

そんなこんなで何個もトンネルを抜けていくと、高知市街まで〇kmという標識が現れる。
高知県は、山に囲まれた街なのだろう。

高知ICで降りると、丁寧にも高知県立美術館の標識が出ているので、それに従って車を走らせる。

10分ほど走ったところで、趣のある木造建築(美術品を扱うので、そのはずがない)っぽい建物が現れる。(ウィキペディアで調べると、土佐漆喰の土蔵をモチーフとするデザイン、とのこと。)
駐車場に車を停める頃にはすっかり雨は弱まっていた。

「佐藤健寿展 奇界/世界」 の話

到着する頃には既にトークイベントの入場が始まっていたが、イベント開始まで40分程度あるので、先に展示を見ることにする。

佐藤氏がこれまで世界で撮影してきた「奇界」の写真が並んでいる展示室に、わくわくが止まらなかった。
写真の横にはその写真を撮影した年、場所、5文程度の説明があり、写真からその情景を想像するのが楽しくてたまらなかった。

展示室は2つに分かれており、1つ目の展示室を見終える頃にはトークイベントの時間になっていたので、再入場ができることを確認したうえでトークイベントの会場へ向かった。

会場で配布される、これまでの佐藤氏の撮影地マップ

トークイベントでは、佐藤氏が私たちに身近な「住居」のテーマから写真の解説、撮影の裏側、その場所での思い出などを話してくださった。

とても刺激的で血圧爆上がりな話であるにもかかわらず、佐藤氏の落ち着いた声とゆったりしながらも情熱のある話し方で、鼻血を出すことなくリラックスして聞くことができた。

印象的だったのは、タイトルにもなっている「奇界/世界」についての話。
佐藤氏が撮影するのは、普通の人からすると「奇妙だ」と思われるもの。
だが、「奇妙だ」と思うのは私たちの文化・生活・考え方から生まれる感情であり、「奇妙だ」と思われる側の人・ものにとっては「当たり前」のこと。
だから「奇界」と「世界」を「/」で横並びにし、隣り合うものとして表現していると話していた。

日頃変だな~と思うものに対して、変だと思う理由は何なのか、自分が知らない世界なだけでは?と視点を変えて物事を見ると、面白いかもと思った。

トークイベント後に佐藤氏のサイン会があり、私たちが持っていた番号札は170番で、全体の半分より後の番号だったので(定員300名)、その間2つ目の展示室に行った。

話を聞いた後なので、色々な想像が駆け巡った。
とにもかくにも、旅をしたい気持ちでいっぱいになった。

2つ目の展示を見終わり、トークイベントの会場に戻り、自分の番号が呼ばれるのを待つ。

高知県立美術館の前は西宮市大谷記念美術館でも同じ展示が行われており、そこにも行ったのだが、そのことを話そうか、とか、応援してます!と言おうか、とか色々と考えたのだが、
自分の番号が呼ばれ、佐藤氏が他の人にサインしているのが見え始め、自分の番になり、佐藤氏から「今日はありがとうございました。」とお声がけいただいたら、時が止まり、石に成り果てたところですべてが終わっていた。

今までどっきり企画などで、大好きな有名人が急に現れて言葉を失う人に???と思っていたが、私にも同じ現象が起きた。

思考が停止して、本当に話せなくなるんですね!!!汗涙笑

まさに「奇界」だと思っていたことが「世界」になった瞬間だった。
(うまくまとめようとしている)

~~この後桂浜へ行き、砂浜を歩いたりしたが、特段ネタとなるような話はないので割愛する。~~

ひろめ市場の話

猫も感染予防

Airbnbに荷物を置いた後、ひろめ市場にご飯を食べに行く。
時間にして19時頃。
ちょうど人が多い時間帯だが、3連休も相まって(?)、人でごった返していた。

通路に席が設けられ、通路を挟んで店が連なる

ひろめ市場は、市場内の店からテイクアウトし、市場内にセットされている食事スペースで飲食する形式。

目を光らせ、食事が終わりそうな雰囲気のグループがいないか見張っていたが、そう上手く席が空きそうな雰囲気はない。

2周くらい周り、もうどこでもいいや・・・

となっている雰囲気が出ていたのか?!

インド料理屋のおっちゃん「他の店からご飯持ってきてもイイヨー!」

インド人の言うことに疑いしかない私「うそでしょ」

インド料理屋のおっちゃん「ホントだよ~みんなそうしてる!」

一緒に旅している友達2人「他に空いてないし、ここ入ろう~」

20分くらいぐるぐる周り、市場以外の店も探したが、他に入るところがないので、仕方なくこの店に入った。

生ビールを注文し、待っている間他のテーブルの様子を見ていると、違う店の店員さんが料理を運んできて、隣のテーブルに置いた。

・・・本当に他の店からテイクアウトしてもいいんだ!!!

実際、店中の人が他の店からテイクアウトしていた。

会計時に何かチャージされているのでは?!と、しこたま他の店の料理をこの店で食べた後にもかかわらず、疑った。

・・・・・このインド料理屋で注文したものしかチャージされていませんでした!!!

会計後には強烈なハグを受けて、ナマステ、おっちゃん!!!の気持ちで店を後にした。

鰹のたたき、鯨のユッケ、ちくわ胡瓜などなど… 飲みメニュー





長くなったので、2日目以降の話は次の投稿で書きます。



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