手帳持ちが就労支援系福祉にたどり着くまでの流れ

〜私について〜
中学で不登校になりドロップアウト。通信制高校へ進学。
精神科へ通院し精神障害者手帳2級を取得。
高校卒業が決まるも、進路が決まらずに困り果てる。

・動き始め

まずはインターネットで
「引きこもり 相談窓口」「就職先 相談窓口」
などと検索し、公的機関のページを探す。
民間の事業ではお金のかかるものが多いので、公的事業に絞って探した。

進学をするつもりはなく、働きたいということを漠然と考えていたため、若者サポートステーション(以下サポステとする)にメールで連絡を取った。
(サポステとは、16歳から45歳までの在職中でない方を対象として無料で就労支援をしている、厚生労働省委託事業。)

↓厚生労働省の引きこもり相談窓口一覧

https://hikikomori-voice-station.mhlw.go.jp/support/

↓厚生労働省の雇用や労働に関する相談窓口一覧

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/soudanmadogutitou/itiran/index.html

・サポステへ相談に

まずは現状の整理や希望の確認などをしっかりと行ってから、聞き取りという形で色々と質問を受ける。答えたくない質問には答えなくても良いそう。
そして、一般就労(一般的な正社員やパート)と、障害者手帳を利用した就労(障害者雇用枠や作業所など配慮のある働き方)、どちらを利用して働きたいか、という質問をされ、私は障害者手帳を利用しての就労を選んだので、地域の社会福祉協議会へ連絡をしていただき、サポステさんとの面会は終了。

障害者手帳を利用した働き方を希望している方は、サポステを通さずに、障がい者就業・生活支援センターなどに直接連絡を取る方が物事が早く進む場合がある。

ちなみに私が行ったサポステは、下がズボンに上はパーカーというラフな格好で行っても許されそうな雰囲気。
外出すること、特に公共交通機関を利用しての移動が苦手な私は、この段階にとても苦労したが、ここを乗り越えなければ支援にたどり着くことが難しくなる。

・社会福祉協議会の方との面談

地域の福祉センターにて面談。
サポステと同じような流れでもう一度聞き取りを受ける。
福祉の中でどのサポートを利用するかによってここから流れが変わる。

・障害者雇用枠
 多少の配慮をしてもらい、最低賃金が保証された中で雇用契約を結び働く。

・A型作業所
 配慮がありつつ、最低賃金が保証された中で雇用契約を結び働く。

・B型作業所
 配慮がある上で、自分のペースに合わせて出勤でき、工賃がある。

・就労移行支援
 賃金は発生しないが、資格取得や社会復帰に向けてのプログラムが受けられる。

障害者雇用とA型作業所を選んだ場合、医師からの診断書をもらったり、ハローワークに通ったりなどする必要があり、B型事業所や就労支援移行を利用する場合は事業所との契約が必要である。

私はA型作業所での就労を希望したが、医者にNGを出されてしまったので、B型事業所の就労を目指して動くことに。
まず事業所との契約を結び、作業所の見学や体験に向かう。

見学や体験の際は
・服装は清潔にする
・担当者さんの話し方や態度、利用者さんの雰囲気、利用人数などを確認する
・全体的な雰囲気が自分に合っているか
・ここで続けられそうか
がポイントになってくる。

〜最後に〜
最終的には一般での就労を目指す場合も、一気にステップを上げようとすると心身ともに崩れてしまいやすいので、自分の様子を自分で把握しつつ、無理のない範囲で進めていくべきだと思う。
そして福祉サポートを受けている期間のうちに、自分の癖や弱み強みを把握しておくと、その後人生のいろんな場面で活用できてすごく助かるよ。


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