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秋の彩り㉕ お騒がせカラスのコミュニケーション


先日、早朝散歩をしていた時、珍しく10匹弱のカラスが、ごみ収集所のごみを突いたり、電線に止まり「カァーカァー」鳴いていました。
主要道路の端ですが、早朝のため車通りは、それほど多くはありません。
周りには誰もいません。少し恐怖を感じながらも、足早にその場所を立ち去りました。

別の日に、朝からパソコンに向かっていると、外から騒がしい声がします。「カァーカァー」「カカカカ」「カァッカァッカァッ」と気になって集中出来ない程の、カラスの騒ぎようです。鳴き声も様々です。
どうしたのかと思った時、ごみ収集車のごみ回収の音が聞こえてきました。

賑やかなカラスの声に、パソコンの作業が手につかず。
今までカラスを気にしたこともありませんでしたが。
様々な鳴き声が気になり、カラスについて調べていました。

まだ、はっきりした内容ではないようですが、
カラスは鳴き声を使い分けて仲間同士でコミュニケーションをとっているらしいのです。
ごみ収集所の近くにいるカラスは、「カァッカァッカァッ」「カカカカ」と勢いよく鳴き、20メートルほど離れた公園にいるカラスは「カァーカァー」と休むことなく鳴いています。

カラスの鳴き声について、調べた結果
「カァーカァー」は「目的地に向かうよ。はぐれないで」
「カカカカ」と短く鳴くのは、食事の合図。
「カァッカァッカァッ」は縄張りを主張し、朝に聞くことが多いようです。
「カァァカァァ」攻撃的で、縄張りに近づかないようにと警告。
「ガァッ!ガァッ!」と濁った声は、襲いかかってきますので要注意

鳴き声について調べた声をもとに、この光景を私なりに通訳してみます。
公園にいるカラスは「私はお腹いっぱい。食事を済ませたから、もう行くわよ、急いで」と、ごみ収集所にいるカラスに伝えています。
ごみ収集所にいるカラスは、ごみ回収をしている方に「食事をしたいの。お兄さん、そこをどいて下さい。(公園のカラスに)私達お腹がすいているの、何も食べてないの、もう少し待っていて」とコミュニケーションをとっているのではないかと思ってしまいました。
理由はわかりませんが、30分程で鳴き声もやみ、静かになりました。

今では、鳴いているカラスの声を聴き「出かけたいのね」「食事の時間ね」等思いながら「私は、あなたの気持ちがわかっていますよ」みたいな顔をしながら歩いています。
                                                   御室文美子


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