UNWIND&KOMOREBI

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UNWIND&KOMOREBIでは 暖かな光と自然の輝きのなかで リラックスした笑顔や暮らしを豊かに照らす「ライフキュレーション」(自作造語)をモットーに 小説やエッセイ 詩を掲載しています (御室文美子)    ※投稿文の著作権は作者です。無断の転用は禁止です。

マガジン

  • 詩ことばの森 森 雪拾(もり ゆきひろ)

    複雑で変化の激しい時代ゆえに 優しさと癒やしの詩の世界を伝えていければと思います

  • 御室文美子のこもれび生活

    小さな光をあつめて あふれるような輝きに満たされるように こもれび生活も ちいさな小さな暮らしの工夫が 人生を満たしていきます

  • 回想旅シリーズ

    回想することは、心と身体に癒しや元気を与えてくれます。 回想旅に出かけてみましょう。

  • 文美子のLeave memories message(終活)

  • 小説「無花果の花」 御室文美子

最近の記事

詩ことばの森(151)「残照」

残照 川辺りに広がる夕空を 渡ってゆく鳥の飛翔よ 無言のうちに 秘められた残照が わたしの心に迫ってくる まるで水の影となって 心の深奥に迫るかのようだ 悲しみを知り 憎しみさえも 噛み締め 咀嚼したあとの 苦い思いが 胃腑からあふれてきて 静寂はいったい なにと引き換えに訪れたことだろう 夜空に散らされた星たちの 暗示された運命を数えながら 天と地のあいだを 夕暮が消えていく (森雪拾)

    • 春のひだまり㉑ 春を感じますね~

      ゴールデンウイーク直前、各地で真夏日になっています。 暦の上では、5月7日までは春ということですが、 春というより夏を感じてしまいます。 私は毎春になると、食べたくなる、食べると春と感じる食材があります。 「タラの芽」「ふきのとう」「菜の花」「たけのこ」「アスパラガス」です。 今年はまだ「タラの芽」「ふきのとう」にお目にかかってないのが悲しいですが。 気温の変化のせいでしょうか。 実家に生えていたアスパラガスが、今年は生えていなかったのです。 いつもの「タラの芽」と「ふき

      • 詩ことばの森(150)「眠れぬ森」

        眠れぬ森 眠れぬ森に 夜が訪れる 花は白く 物思いにふける 森をさまよう影は あたかも 体のない魂 折れた枝に絡まった 沈黙の繭 突然の雨に 虫たちの声が消え 大地がふたたび 眠れぬ夜を 奏ではじめた 風は 逃げ去るものを 捉えて離さない 独房に似た心の内にさえ 灯りはゆらぎつづける (森雪拾)

        • 春のひだまり⑳ 🚢浜名湖上のロープーウエイとオルゴールミユージアム🎹

          静岡県舘山寺にある、アミューズメントパーク・パルパルの横に、湖上ロープーウエイの乗り場があります。 ロープーウエイで対岸に渡ると、オルゴールミュージアムと展望台があります。 ロープーウエイの乗車時間は、約5分弱。空の散歩の始まりです。 対岸の山頂にオルゴール館と展望台があります。 1階は、オルゴール等のお土産を販売。 2階のオルゴールミユージアム。受付を入ると、オルゴールのコンサートが行われていました。 途中から入ったのですが、オルゴールの音色で曲を聴いていると、ジーンとし

        詩ことばの森(151)「残照」

        マガジン

        • 詩ことばの森 森 雪拾(もり ゆきひろ)
          153本
        • 御室文美子のこもれび生活
          127本
        • 回想旅シリーズ
          14本
        • 文美子のLeave memories message(終活)
          15本
        • 小説「無花果の花」 御室文美子
          8本
        • つぶやきWell-being
          2本

        記事

          詩ことばの森(149)「天駆ける星」

          天駆ける星 暗闇の窓を光がかすめる かつての栄光の者は消え去り 眩い堕天使たちが 綺羅びやかさを競う夜 時間も空間も存在しない宙で 天駆ける星の主は 掴めないどころか 見極めがたいほど 次々と変転する虚空 異次元の者と呼ぶべきか おまえの名前を (森雪拾)

          詩ことばの森(149)「天駆ける星」

          春のひだまり⑲ 皇居東御苑を散策

          4月上旬に、皇居東御苑に伺いました。 当日は、お日様が顔をのぞかせていましたが、それほど暑くはなく 絶好の散策日和です。 桜の満開を鑑賞するには、少し遅くなってしまいましたが、皇居東御苑で桜も探してみます。 半蔵門線の大手町駅、JR東京駅からアクセスできます。 苑内は、綺麗に手入れされ、整備されています。 少々の上り坂がありました。休憩所が1ヵ所ありましたが、日陰はあまり見当たらなかったので、水分補給しながら、散策します。 思い思いに、ベンチでお弁当を食べる人もいました。

          春のひだまり⑲ 皇居東御苑を散策

          詩ことばの森(148)「青い服」

          青い服 僕の声は 届くことのない闇を 魂が苦い顔で 森の縁を彷徨う 青い服のきみは 優しい笑みを浮かべ 無明の方へと 歩んで去ったうしろ姿 残されたものは 何もなく 虚しさの雨が 繁茂のうちに 繰り返し地を 叩いている もはや儚さも 心の痛みも 慣れてしまったほどに (森雪拾)

          詩ことばの森(148)「青い服」

          春のひだまり⑳ 🕊️折り鶴🕊️

          あるホテルに泊まったときの事です。ベッドの枕元に、折り鶴が置いてありました。 折り鶴は、日本伝統的な文化で平和のシンボルでもあり、神様へのお礼として奉納されたものだそうです。 贈る意味としては「鶴は千年、亀は万年」と言われ長寿の象徴でもあり、災害祈願、病気快癒や幸福祈願が込められていると言われています。 宿泊者が、災害に合わず無事に帰宅することや 幸せでありますように!と言う願いが込められていると思い、気くばりや優しさが嬉しかったです。 折り鶴への考え方も諸説あるようで

          春のひだまり⑳ 🕊️折り鶴🕊️

          詩ことばの森(147)「孤独な者たち」

          孤独な者たち 天使と悪魔の棲んでいる森に 剥き出しになった土の乾き 古えの館の地を 今もさまよう人びとの影 真昼の黒い沈黙のうちで 風ばかりが静かにあふれる 深い森の縁に立ち尽くす 孤独な者たち 畏怖に似た時が 広がっていく あの日 空はあまりにも青く 鳥影は まぶしい光に吸い込まれていった 滅びののちに 生れるもののあることを 最後の希望と信じていた 君の瞼に燈される 夕日 (森雪拾)

          詩ことばの森(147)「孤独な者たち」

          春のひだまり⑲🌸埼玉・宮原駅前通りの桜🌸

          4月上旬、友達に誘われて~ 宮原駅東口前通りの桜並木を鑑賞をしました。数百メートルにわたって桜が咲いていました。 前に来た時には、桜が道をおおっていたような感じでしたが、、、。 桜鑑賞後に、友人のおすすめのイタリアンに行ってみました。 宮原駅西口の人気のあるお店で、当日も予約でいっぱいでした。 シエフが一人で料理を作っているようです。 予約せず伺い、席が空いていたので「時間をいただきますよ」と事前に告げられて、席に案内してくれました。 料理が出てくるまで、わくわくしながら

          春のひだまり⑲🌸埼玉・宮原駅前通りの桜🌸

          詩ことばの森(146)「古い日記帳を繰るように」

          (古い日記帳を繰るように) 古い日記帳を繰るように 小さな花びらの一枚一枚を 指先に触れてみれば 乾いた私の心の皮膚から さらさらと剥離する感触 桜の花の下で別れたきり 過ぎゆく季節に薄れゆく 記憶の色さえ失われて 川面に漂う淡い光 もう空に舞うことのないまま 懐かしい人へと 流れる花びら 誰の目に触れることなく 春のページを 静かに閉じる (森雪拾)

          詩ことばの森(146)「古い日記帳を繰るように」

          春のひだまり⑱ 🌷浜名湖花博2024🌸

          浜名湖花博2024に行きました。お花は好きなので楽しみです。 会場は、フラワーパークとガーデンパークの2か所です。 開催は、フラワーパークは3月23日~6月16日     ガーデンパークは4月6日~6月2日 今回は、ガーデンパークに伺いました。 浜松駅からJR舞阪駅へ(2駅)、15分間隔くらいでガーデンパーク直通のバスがあります。(380円) 隣のJR弁天島駅からは、小型船舶からアクセスする方法もあるようです。 11時頃にガーデンパークの西口に到着。 橋の200m手前、駐車

          春のひだまり⑱ 🌷浜名湖花博2024🌸

          詩ことばの森(145)「渇いた街」

          渇いた街 灰色の墓標が 少年の眼に映じた日 頭上には青空のカケラも 残ってはいなかった 栄光の人など姿もなく 渇いた街が沈みゆく空 影という影に 群がる鳥の群れ 雲間から漏れる光さえ 少年の眼には 痛々しい (森雪拾)

          詩ことばの森(145)「渇いた街」

          春のひだまり⑯ 回想鰻旅⑦日本橋・いづもや-限定ランチ

          今回は、前回ご案内した日本橋いづもやの限定食ランチについて書きたいとおもいます。 開店は11時からですが、限定ランチは先着10名のため、 並ばなくてはいけません。 限定食は、葵(6600円)と同等のものが提供されているようです。 限定ランチは、3500円+税で3780円でした。 銀座線の三越前からも行けますが、今回は、神田駅から日銀通りを歩き、向かうことにしました。 約10分弱位で、いづもや本店前を通り角を曲がると別館に到着。 別館前に、案内のポールのようなものが出ていま

          春のひだまり⑯ 回想鰻旅⑦日本橋・いづもや-限定ランチ

          詩ことばの森(144)「終わりの日に」

          終わりの日に 終わりの日に 森影は枝葉をのばして 何もつかめずにいる 虚空以外には 公園には子どもたちの歓声が 夕暮の町に残響となって セピア色の映像を捉えたまま 僕の心は悲しみに沈んでいく 生きることは幻にすぎず 散りばめられた花群の道に 淡く夢見がちなひとの香りさえも 夜の露へと消えていく (森雪拾)

          詩ことばの森(144)「終わりの日に」

          春のひだまり⑮ 鎌倉散策レ・ザンジュ

          少し風はありますが、陽ざしは暖かく、鎌倉散歩には良い日です。 時間は15時頃。少し休憩しましょう。 鎌倉西口から、線路に沿って3分程歩いたところに「鎌倉レ・ザンジュ本店」はあります。西鎌倉や山下公園にもお店があるようですが、今回は 本店にお伺いしました。 線路沿いを歩いていると、おしゃれな一軒家が「どうぞ!」と声をかけてくれそうです。 レ・ザンジュは、1982年にオープンしました。 シンボルツリーは「ミモザ」で早春から黄色い花を咲かせます。 伺った時には、ちょうど1テー

          春のひだまり⑮ 鎌倉散策レ・ザンジュ