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秋の彩り㉗ 東日本大震災後の岩手を訪ねて

先日「東日本大震災から復興について」をテレビで放送していました。
「イスラエルからの多額の支援によって、復興がより早く進んだ」ということや「映画も作成された」と言った内容かと思います。

沢山の国々から、日本の企業や団体、ボランティアや皆様からの寄付等の支援や協力によって復興は、さらに進んでいると考えます。
「今、震災後どのようになっているのか。個人として何が出来るのだろうか」と再度考えるきっかけになりました。

東日本大震災は、忘れもしない、2011年(平成23年)3月11日14時46分。
私は、新宿駅付近を歩いていた時。道を真っすぐ歩けずに、左側、左側へと身体が動いてしまい「あれ?」と思ったとたんに、電線他ものすごい音と揺れ、建物やお店からは、多くの人々が飛び出して来たのを思い出します。

新宿高層ビル群が、大きく揺れ傾いている姿に恐怖を覚えました。
大型家電店に行き、テレビのニュースを食い入るように見ましたが、現状把握が出来ないほど、混乱しました。そして、帰宅難民になりました。
あれから12年。
当初は「とにかく早く復興して、今までの生活が出来ますように」と「寄付や東北の品物を購入することで、少しでも何かの役に立ちますように」と考えたものです。

今回三連休を利用して「どのように復興しているのか。新たに何かできる事はあるのか」を考える旅に出かけます。
岩手県の太平洋側にある大谷海岸、浄土ヶ浜に向かいました。
東北自動車道から三陸自動車道を走ります。あらゆるところに「津波到達地点」の印、高い防波堤や津波の避難場所の案内などがあります。

大谷海岸駅の看板はありますが、線路はなく気仙沼線BRT(バス高速輸送)
デッキからみた、目の前の海岸

道の駅・大谷海岸は、2022年3月28日に再出発をはたしました。
お土産、購入できる物は「すべて気仙沼」の商品、レストランや観光案内所、展望デッキ等があります。デッキからは、目の前の海を見ることが出来ます。
「鎮魂と希望の祈り」を込めた花火大会が、台風の影響で延期され11月3日に開催。準備が進められていました。

人気の気仙沼パン・ピーナツは大谷海岸限定品

次に、浄土ヶ浜に向かいます。三陸復興国立公園となっていました。
第一駐車場から、海岸沿いを10分近くに渡って歩道が作られ、進むと浜に到着です。
海は透明度が高く、ウニが見えます。周遊ボート、売店、レストラン、ホテル等が点在しています。

案内図
浄土ヶ浜
浄土ヶ浜

今回は観光地に伺ったため「震災があった」と言うより、以前の景色と変わらないような錯覚を覚えます。復興が進み、新しく出来た建物や道路等は綺麗ですが、遠回りしていたり、鉄道が無くなったりと、そこで生活するには不便なこと解決出来ていない事は、まだまだ沢山あるのだろうと感じました。
地域の産物やお土産等を購入したり、ふるさと納税等で寄付をする。
出来事を風化させないためにも、足を運び「鎮魂と祈り」をささげる事なら、出来ると感じました。
出来ることから、こつこつと。

早速、地元で「本マグロの食べ比べ」を食べて地域貢献?

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