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勝負事が苦手です。

JCちゃっかりの書いた作文が学年だよりに初めて掲載された。

「学年だより」ってのは。

学校行事やテストに挑む意気込みとか目標、またそれらの行事が終わった後で何を学び、得ることができたのかってことについて生徒に書かせ、先生方から見て「ふむ。よろしい。」といった評価をした者の意見や感想を載せる仕組みになっているようである。

この「学年だより」、お馴染みさんと言ってもいいくらい目にするタイプの作文には特徴がある。

行事ごとにリーダーや委員という役割についている子どもたちがいるが、まずは「私、僕に付いてきてくれたみんなに感謝!」ってスタイルの作文である。

「感謝!」の連発で、実は'オレ様上げ'って仕上がりになっていたり。

次によく見るのがひとつの行事で無事リーダーを終えた子に向けた尊敬作文である。

「今回は◯◯委員がすごく頑張ってくれました。次回の行事では私、僕が◯◯委員としてみんなを引っ張っていかなければいけません!絶対に成功させます!」

「感謝」の連発はなく、いっけん謙虚な雰囲気。
他者への労いの言葉から始まるのであるが、〆に向かってはひたすら次回行事のリーダーとしての自己アピールになっていくのだから何が何やら。

子どもが書くものだから、色々なことを覆い隠すことが成功しているケースは少ない。

しかしこうした作文ばかりが先生のお眼鏡にかなうのだから、賢く立ち回る子はこの形式にハマってしまっているのだろう。

前置きが長くなってしまったが、わが家のJCちゃっかりはこのタイプの子とは間逆なのは長らく夕刊uniを読んでくださっている方々にはお分かりいただけるかと思う。

そんなヤル気みなぎらないJCが、学年だよりに初掲載された作文ってのがなかなか面白かったのだ。

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