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23/24 Bundesliga 30. Spieltag #TSGBMG

2024.04.20 Sat.
23/24 Bundesliga 30. Spieltag
TSG Hoffenheim : Borussia Mönchengladbach
🇩🇪15:30 / 🇯🇵22:30 K.O.

データ&ファクト

・TSGは、直近のBMG戦で4連敗中。現在ブンデスリーガでプレーするクラブの中で、これ以上に連敗を喫している相手はRBL戦の5連敗のみである。一方、BMGはWOB戦で4連敗中。

・今季のブンデスリーガで、TSGは被シュート数が最多を記録(495本)しており、3番目の数字をBMG(483本)が記録している(2位は488本のSVD)。また、枠内被シュート数も同様の順位となっており、TSGは190本、BMGは175本、SVDは183本となっている。

・今季のブンデスリーガにおいて、BMGは平均して自陣のゴールから39mの位置でしかボールを奪えておらず、最下位のSVDのみが同様に深い位置でプレーをする。それに続いて、TSGは自陣のゴールから平均で39.2mの位置でボールを奪っている。

・TSGは直近のブンデスリーガ5試合で4敗を喫しているが、直近のホームゲームであるFCA戦(3-1)だけは例外。この期間、TSGはリードを奪った状態で喫した失点がリーグワースト(9失点)を記録した。しかし、シーズンを通して見るとBMGが同記録でリーグワースト(27失点)を記録している(TSGは18失点)。

・TSGは今季のブンデスリーガにおいて初となるホームゲーム連勝を達成する可能性がある。最後にホームで連勝したのは昨季の終盤である。一方、BMGは2年ぶりにブンデスリーガのアウェイゲームで連勝を飾る可能性がある(最後は2022年3月-4月)。BMGは直近のアウェイゲームでWOBに3-1で勝利して、アウェイゲームでの連続未勝利記録を10でストップした。

・BMGの29試合消化後の勝ち点31という数字は、勝ち点26だった2010/11シーズン以降の直近13シーズンでワースト記録である。10/11シーズンは、入れ替え戦をプレーした後、降格を免れた。29試合で56失点という数字も10/11シーズン以降ではワースト記録である(当時は63失点)。

・TSGは、今季のブンデスリーガで僅かに1試合しかクリーンシートを達成できていない(リーグワースト)。これはブンデスリーガにおけるクラブワースト記録であり、2013年から2014年にかけてMarkus Gisdol監督時代にのみ記録した。また、2024年に入ってからTSGはブンデスリーガで27失点を喫しているが、それ以上に失点を喫したのはSVDの31失点のみである。

・BMGは、CKから13得点を記録して、2004/05シーズン以降では歴代リーグ最多タイ記録となっている。過去には19/20シーズンのSGEしか達成していなかった。一方、TSGはCKから8失点を喫しており、これより多いのはFCAの10失点とSVDの9失点だけである。

・TSGのAndrej Kramaricは、ブンデスリーガ通算250試合出場に王手をかけている。TSGの通算得点王(109ゴール)であり、通算アシスト王(41アシスト)でもある。先週末のM05戦でアシストを記録して、ゴールへの直接関与数が通算150得点に到達した。さらに、Oliver Baumann(325試合)とSebastian Rudy(295試合)だけがTSGの選手として彼よりも多くブンデスリーガでプレーしている。

・BMGのGerard Seoane監督は、TSGを率いるPellegrino Matarazzo監督との過去3度の対戦で全て勝利を収めている。TSGのMatarazzo監督との対戦でこれほど多く勝利を収めた監督は他にいない。一方、Matarazzo監督はChristian Streich監督が率いるチームと対戦したブンデスリーガで、一度も勝利を挙げることができなかった(8試合)。


TSG:変わらぬ不安定なパフォーマンス。

 前節、敵地で残留争いを繰り広げるマインツに大敗を喫した9位・ホッフェンハイム。20/21シーズン以来となる欧州カップ戦出場に向けて機運が高まっている中でのゲームだったが、終始ゲームのペースを掴めないまま敗れた。

 欧州カップ戦を争うアウクスブルクとの直接対決に素晴らしい内容で勝利し、誰もが「この戦い方を継続できれば大丈夫」であると確信した。あれから1週間、かねてからこのチームの課題である継続性・一貫性の無さを再び露呈してしまった。ここ2試合で披露したコンパクトなブロックを組むことができず、前線と最終ラインの間が間延びして自由にプレーさせてしまった。前半は相手のシュート精度の低さ、CB陣の体を張ったシュートブロック、Oliver Baumannの好セーブもあって何とか凌いでいた。しかし、後半に入って早々に破綻した。連続失点で逆転を許し、自陣CKのキックミスからカウンターで失点。さらに、終盤には信じられないビルドアップのミスからダメ押しゴールをプレゼントした。

 この敗戦によりPellegrino Matarazzo監督に対するファンの抱く不信感はより高まってしまった。しかし、まだ5試合残っている。最後の最後まで何が起こるか分からないことを我々は知っているはずだ。似た境遇にいた19/20シーズンを思い出すといいだろう。当時は土壇場での監督解任というものがあったとは言え、3連勝フィニッシュで見事に6位でUEL出場権を獲得した。残留争いでも最後の最後にひっくり返して生き残った経験もある。今季の不満はシーズン終了後にたっぷり話せばいい。今はもう一度残りのゲームに臨むチームを信じてサポートする時だ。そして、選手たちはそのサポートに応える最高のパフォーマンスと結果を残す時だ。


BMG:低調な今季を取り返す勝利を。

 前節、ホームでの "Borussia Derby" に敗れた11位・グラードバッハ。1点ビハインドの後半、相手に退場者が出たことで数的優位に立つことができたが勝ち点獲得までは至らなかった。

 Gerard Seoane氏を監督に招聘して迎えた今季は、開幕から不安定な守備が足枷となり、大きく出遅れることとなってしまった。リーグ戦初勝利は9月末の第6節だったが、その時点で14失点を喫していた。一方の攻撃では、複数得点を奪う試合もあったが、打ち勝てなかった試合もあった。その後は一度軌道に乗ったが、年が明けてからは勝利が遠く、ここまで僅かに3勝に留まっている。また、直近で中盤のプレイヤーにケガ人が相次ぎ、苦しい台所事情となっているのも現状だ。

 このまま終わっていいはずがない。彼らにはドイツ屈指の歴史がある古豪でプレーするプライドがある。先月、DFBポカールでは、3部のザールブリュッケンにジャイアントキリングを許したことでタイトル獲得の可能性は消滅し、現状、欧州カップ戦出場の望みも薄い。しかし、最後に勝利を積み重ねることが彼らのプライドを示すことになるだけでなく、サポートを続けてくれたファン・サポーターへの大きな恩返しにもなる。直近4連勝中の相手からプライドを示す勝利を奪うべく、ジンスハイムに乗り込む。


プレスカンファレンス

TSG:Pellegrino Matarazzo

対戦相手のBMGについて。
「BMGはコンパクトなプレッシングと強力なカウンターが持ち味だ。ポゼッションする時は落ち着いてプレーする、コントロールされたチーム。BMGはCKに強いが、我々は警戒している。」

今節のBMG戦について。
「チームはリアクションを見せることができる。我々は挫折を経験したあと、何度も立ち上がってきた。M05戦前のFCA戦では良い試合をした。我々はコンパクトに戦い、ボール保持と非保持の両方で正しい判断を下したい。それを呼び戻すことができれば、勝ち点3を拾えるだろう。」

Mainzでの敗戦について。
「M05戦の敗戦は、私にとってもチームにとっても非常に長い時間忙しくさせた。あのゲームはまだ痛い。その痛みをトレーニングウィークに持ち込みたい。M05はより激しく、より多くのことを望んでいた。彼らは重要なデュエルに全て勝利した。M05にエサを与え、彼らを招き入れてしまった。我々はまだ非常に不満を抱いていて、そのリアクションを見せたい。」

このゲームから学んだことについて。
「僅かなシーンで問題点を洗い出すことができた。チームに何が足りなかったのか、分かっている。この1週間は誰にとっても楽しいものではなかったが、多分それくらいがちょうどいいと思っている。」

パフォーマンスの浮き沈みについて。
「リーグのほとんど全てのチームが安定しない。それがプロフットボールの一部だ。あらゆる状況に対応しなければならないが、我々はバランスを崩すことが多すぎる。それはチームにとってのテーマであり、取り組んでいるところだ。」

Andrej Kramaricの記念日について。
「素晴らしい数字だ。ブンデスリーガ250試合出場はとても多いね。Andrejはそのクオリティで多くの試合を決定づけてきた。彼がピッチに立つと、ゲームの主導権を握ることができる。土曜日のゲームでもそれを見せてくれることを期待している。」

BMG:Gerardo Seaone

選手の出場可否について。
「Jordan, Manu Kone, Tony Jantschke, Grant-Leon Ranosはケガで欠場する。Christph Kramerも欠場だ。重度の感染症を患ってしまった彼が、来週から再びトレーニングに参加できることを願っている。その他の負傷中の選手は、今週、ケガから回復できるように個別でケアを行っている。何人かは部分合流を果たした。彼らが負荷にどのような反応を見せるのか、まだ様子を見なければならない。誰がSinsheimまで遠征するのかについては、金曜日の最終トレーニング後に決定する。」

今節対戦するTSGについて。
「TSGは、ホームで既に良いプレーを見せている。彼らは技術に優れ、多彩なプレイヤーを擁して攻撃的なフットボールを展開している。しかし、我々はいくつかのゲームで彼らが望ましいパフォーマンスを披露できず、1つ、またはより多くの失点を喫していることを知っている。」

残り5試合の目標について。
「ピッチ上で競争力があり、守備では規律を守り、可能な限り果敢に前進するプレーをするチームを期待している。ここ2試合で方向性が見えてきた。我々はこの気持ちでパフォーマンスを継続して、ゲームを重ねるごとに向上していきたい。」

今節のゲームに寄せる期待について。
「最近は守備面で失点が減っている。それはポジティブなことだ。しかし、その分思い切って前進するプレーを怠ってはならない。ボールを非保持の状態でもコントロールして、相手にスペースを与えず、縦に速くプレーできないようにしたい。ボールを保持する時には、いいコンビネーションを見つけなければならない。一定の休息は必要だが、スペースが生まれたら素早く前に出てプレーすることも求めたい。」

Marvin Friedrichの役割について。
「Marvinは特にWOB戦で非常に堅実なプレーを見せた。BVB戦では、相手にほとんど守備をさせなかった。タイトでコンパクトな守備はMarvinに合っている。デュエルでのアグレッシブさ、頑丈さ、ヘディングの強さ、そして綺麗なパスを我々にもたらしてくれる。」

Florian Neuhausの出場の可能性について。
「アキレス腱の問題で、Floはここ2週間〜3週間の間トレーニングから遠ざかっていた。水曜日まで彼は医学的な理由で部分的な負荷をかけたトレーニングしかできなかった。平日のトレーニングで選手を評価できなければ、当然彼の週末のプレータイムにも影響を与える。」

Manu Koneの復帰が期待されていることについて。
「Manuは毎日ピッチに立っていて、既にボールを使って負荷を増やしている。我々は一時期、もう少し事が早く進展することを期待していたが、今のところ、治療のプロセスは計画通りに進んでいる。今季、再びManuがピッチに立つことを確信している。ただ、どのマッチデイになるのかについては明言できない。」


予想スタメン

von kicker

TSG Hoffenheim 《3-4-1-2》
Baumann - Kabak, Grillitsch, Drexler - Kaderabek, Geiger, Prömel, Bülter - Kramaric - Bebou, Beier

Borussia Mönchengladbach 《3-4-2-1》
Omlin - Friedrich, Elvedi, Wöber - Lainer, Weigl, Itakura, Netz - Honorat, Hack - Plea

Drohende Sperren  - 4 Gelbe Karten -
・Anton Stach(TSG)
・Umut Tohumcu(TSG)
・Wout Weghorst(TSG)
・Christph Kramer(BMG)
・Florian Neuhaus(BMG)
・Joe Scally(BMG)
・Julian Weigl(BMG)

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