見出し画像

「従来の金融業界に新しい風を吹かせたい」政府系金融機関出身、審査のスペシャリストがUPSIDERを選んだワケ


UPSIDER への思い


未知のスタートアップに飛び込むのは、正直不安でした。でもUPSIDERなら、私がずっと願っていた「新しい金融のカタチ」を実現できると確信したんです。
最高のチームで駆け抜けるダイナミックな挑戦の先に、どんな景色が待っているんだろう。そんなワクワクと期待を胸に、1人でも多くのお客様の挑戦を支えられるよう、私も全力を注いでいきます。

                  ・・・

UPSIDERで働く人を紹介する『Who we are』シリーズ。

今回語ってくれたのは、2023年5月に入社したYumi Katayama(片山 祐美) さん。政府系金融機関の出身で、審査のスペシャリストである彼女が、リスクマネジメントチームの一員に加わりました。

YumiさんがUPSIDERへの入社を決めるまでに、どのような経緯があったのでしょうか。UPSIDERで働く魅力や、今後の展望についても伺いました。

2023年5月に入社したYumi Katayama(片山 祐美) さんです。

「金融の力で社会貢献したい」きっかけは東日本大震災

ーご経歴を含め、まずは簡単な自己紹介をお願いします。

はじめまして、片山(以下、Yumi)です! 現在はリスクマネジメントチームに所属して、審査やモニタリングなどの業務を担当しています。
経歴としては、新卒で入社した政府系金融機関で、法人向けの事業融資の審査や営業に5年間従事していました。

ー就職活動では、どのような経緯で前職に辿りついたのでしょうか?

大学3年で就活を始めた当初から、金融業界を志望していました。「“お金”は経済活動の血液のようなもの」だと思っていて、その役割や社会的使命の大きさに魅力を感じていたんです。

「社会に貢献したい」と志すようになったのは、2011年の東日本大震災がきっかけでした。中学校の卒業式を迎える数日前に地震が起きて、テレビ画面に映し出された目を疑うような光景を前に、愕然としました。自分の無力さを痛感しつつ、「将来はきっと、社会インフラに関わる仕事について、社会に貢献するんだ!」という思いが芽生えたんです。

大学2年で簿記の資格を取ったとき、決算書を読むのがおもしろくて、初めて金融の仕事に興味を抱きました。無形の商品を取り扱う金融業界では、知識を絶えずアップデートして人間力を磨くことが求められるので、自己研鑽を続けられるのも良いなぁと思いまして。

なかでも融資業務に惹かれた理由は、大好きだった亡き祖父の存在が大きいです。祖父はかつて、昔ながらのタバコ屋をひとりで営んでいました。小学生の頃、祖父の家に行くたびに「資金繰りが大変で…」といった大人同士の会話を耳にしていて。子どもながらに「おじいちゃん大変そうだな、力になりたいな」と感じていました。そんな背景もあり、私にとって経営者はずっと身近な存在だったんです。

就活では大手銀行からも内定をいただきましたが、「私はやっぱり、個人事業主の方や中小企業を支えたい」という思いから、融資業務に専念できそうだと感じた前職への入社を決めました。

徹底的な顧客志向で4年連続トップセールス


ー前職ではどんな仕事をされていたんでしょうか?

1年目は庶務や経理といったバックオフィス業務が中心で、2年目からは法人向けの事業融資の審査や営業に従事しました。念願だった融資業務では、数多くの素晴らしいご縁に恵まれ、成長の糧となる貴重な経験を沢山させていただきました。

一方で、「お客様の挑戦を応援したいのに、できない」という状況に幾度となく直面し、深い葛藤を抱えていました。お客様の融資を実現したくても、提出していただいた資料の内容や過去の利用状況などから、断らざるを得ないケースは少なくありませんでした。

「片山さんが親身になって話を聞いてくれてありがたかった。でも結局、融資は受けられないんですね…」とお客様に涙されたときは、胸が締め付けられるような思いでした。お客様が描く未来も、社員や社員のご家族の生活を支えなければいけない状況も、融資がもたらすであろう事業改善の可能性も分かっている。それでも最終的な決定権は上司にありますし、融資は利息付きの返済を伴う借金になるため、時として厳しい判断が必要になるんです。

私の力ではどうにもできない状況とはいえ、私を信頼して個人的な話まで打ち明けてくださったお客様に対して100%寄り添えないことが、本当に申し訳なくて…。

それから融資の手続きが長期間に及ぶことについても、もどかしさを感じていました。融資のお申し込みから審査の回答、融資を実行するまで、最短でも2週間、場合によっては1ヶ月以上かかることもありました。お客様の大切な時期にも関わらず、長い待ち時間を強いてしまうことが心苦しかったです。

それでも自分なりに誠心誠意で向き合い、お客様の話に真剣に耳を傾け、可能な限りのご提案ができるように尽力しました。周囲の方々のお力添えもあり、4年連続で支店のトップセールスを維持することができたのは嬉しかったですね。

ーYumiさんはセールスとして、どんなことを心掛けていたのでしょうか?

「お客様はその事業のプロフェッショナルである」ということを念頭に置いて、お客様に接することです。

融資という業務の性質上、「支援する側」と「支援される側」になり、お客様と同じ目線に立つことが難しいという感覚は常にありました。そんな中で私が心がけていたのは、「その分野のプロであるお客様から学ばせていただく」という姿勢を明確にすることです。

お客様との面談前には、過去の決算書を徹底的にチェックして、事前準備を入念に行いました。お客様に対して、心からのリスペクトを持ち、誠実に向き合い続けることで、お客様が私を信頼してくださり、互いに心が通い合うような感覚を得ることもできました。

当初は融資が厳しいと思われたお客様に対しても、審査に必要な条件を一つひとつクリアすることで、少額でも融資を実現できたときは嬉しかったです。「融資のおかげで事業がだいぶ持ち直しました!」と嬉しいご報告をいただいた瞬間は、何にも代えがたい喜びでした。自分に関わるお客様や会社のお役に立ちたい。その想いを胸に、全力で駆け抜けた5年間でした。

従来の金融業界を刷新する画期的なサービスに惹かれて

ーUPSIDERに入社を決めるまでの経緯について教えてください。

「もっとお客様に徹底的に寄り添える環境に身を置きたい」。そんな思いが募り、転職活動を始めたのが、2023年1月のことです。当初は主に、コンサルティングファームを視野に入れていました。前職でお客様との対話を通じて、事業の課題解決に向けた戦略を練る経験がとても面白かったことから、コンサルの仕事に興味を抱いていたんです。

しかし面接の最中に、「当社の顧客は主に大手企業で、前職のような中小企業ではないですが、それでも良いですか?」と問われた際、うまく答えられなくて。それがずっと心に引っ掛かっていました。

改めて自分の原点を見つめ直したとき、「本当は、祖父のような中小の事業者を助けたかったんだ」と思い出しました。結局、コンサルティングファームからの内定を辞退して、スタートアップを含む他の職種への転職活動を再開。その先で出会ったのが、UPSIDERでした。

私がUPSIDERに惹かれた最大の理由は、その画期的なサービスです。融資とクレジットカードの性質は異なるものの、UPSIDERのカード事業では、独自の与信モデルにより迅速な与信審査が可能で、お客様の事業成長に柔軟に対応できると知って驚きました。そして、「ここでなら前職で感じていたモヤモヤを解消できるのでは…?」と、ハッとしたんです。

UPSIDERは従来の金融業界の常識を打ち破り、新たな未来を創造する会社だと感じ、「挑戦者を支える世界的な金融プラットフォームを創る」というミッションにも心から共感しました。

面接時にHisashiさん(石原)とKazuさん(佐藤)とお話をして、「一緒に働きたい」と感じたことも大きいです。お人柄が素敵なのはもちろん、私と同じく金融機関のご出身であるお二方から、「現行の金融機関が抱えている課題を、UPSIDERなら解決できる」という見解を伺い、一気に視界が開けるようでした。仕事の進め方についても具体的な説明をいただき、UPSIDERで働くイメージをクリアに描くことができました。

正直、未知のスタートアップに飛び込むのは不安でした。でも、ここで尻込みしていては何も始まらない。私にはやりたいことがあるし、実現したい金融のカタチがある。それをUPSIDERで叶えられると確信しました。新しい挑戦の先に、どんな景色が待っているんだろう。そんな期待やワクワク感の方が大きかったですね。

ー実際に入社されて、今の心境はいかがでしょうか?

社内の雰囲気はとても温かくて、なにか質問をすると皆さんが手を止め、丁寧に教えてくださいます。また日々の業務を通じて、社内全体にUPSIDERが大切にしているバリューやミッションが浸透しているのを肌で感じています。

私の主な業務は、クレジットカードの申し込みに対する審査と、その回答です。働き始めてまず驚いたのは、審査のスピード感でした。合理的なプロセスが確立されていて、早ければ1日で審査が終わります。お客様が資金を必要とするタイミングに素早く対応できるのは心から嬉しく、自分が目指していたものを具現化できている感覚がありますね。

審査業務では、お客様と直接コミュニケーションを取る機会はほとんどありません。でも心理的には、お客様と同じ方向を向いて一緒に走っている、そんな感じなんです。これは、UPSIDERが大切にしている「お客様とテーブルの同じ側に座って、お客様に寄り添おう」という価値観が土台にあるからだと思います。

リモートワークが中心ということもあり、普段の業務で話をするメンバーはそれほど多くないですが、Slack上での皆さんのやり取りを見ていると、「なんて才能溢れる集団なんだろう」と感じます。例えば、とある議題が挙がるといろんな人が議論に参加して、あっという間に叩き台が完成するんです。刺激的で学ばされることばかりですね。

お客様の喜びは私の喜び

ー今後の展望があれば教えてください。

私は、「自分に関わる人の役に立ちたい」という思いが昔からありました。お客様の喜びは私の喜びであり、お客様の挑戦を成功に導き幸せになってもらうことが、私自身の幸せな人生にも繋がると感じています。

そんな私にとって、UPSIDERは最高の舞台です。社会をより良くしようと魂を燃やす挑戦者たちに全力で寄り添い、応援することで、「社会に貢献する」という私の中でのミッションも果たしていきたいです。



ーUPSIDERに興味がある方に、なにかメッセージをお願いします。

UPSIDERは単なるカード会社ではなく、従来の金融業界の仕組みを変え、日本そして世界を前に進めることを見据えて走っています。そんなグローバルでダイナミックな挑戦に参加できる環境が、ここにはあります。

UPSIDERのミッションに共感し、「挑戦者を応援したい」という志がある方は、ぜひ飛び込んできてください。私たちがお待ちしています!

UPSIDERでは、一緒に働く仲間を募集しています!!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?