NHK問題と拉致問題と。電通株主総会


質問1:質問の前に今多くの会社が株主総会の様子をインターネットのストリーミング放送で配信しております。先程5輪云々という話がありますが、こういうふうに丁寧に説明された方が会社のイメージが良くなる。今後広告宣伝業界ということに就職したいという方が株主総会ということをきっかけに当社に興味を持っていただくという機会になると思いますので、是非に来年にはインターネットのストリーミング放送で株主総会を配信していただければと思います。
質問なのですけど、インターネットということで、テレビ新聞などの4マスからインターネット広告にシフトして、当社も2年前あたりにインターネット広告に注力するということの話をされた中で懸念になるのが、NHKがインターネット配信に対して基幹業務にしていくというようなことで、今のところインターネットの接続できるから受信契約をしなさいということにまではいってないですけど、将来的にそのようなことを目指しているということを多くの有識者の方々がおっしゃられている。本来インターネットビジネスというのは世界的にも自由な形で出来る。それなのにNHKが参入することで、NHKに入場料を払わないとインターネットビジネスが出来ないということを目指していることに関して当社として黙って指を加えてみているのか?これに関しては当社のみならず他の広告宣伝企業と何らかの意見表明、政治的圧力をかけていって、通報の放送の事業系形態と同じやり方にしていただけませんか?という話をされた方がいいと思います。それが1点目。
2点目なんですけど、このような形でテレビ業界もテレビを見るということに関して、テレビを見るということに対してインターネットと放送が半々、あるいはテレビ放送の方が衰退する。その原因になっているのは何なのか?と言ったらチューナーが入っているだけで契約を結ばされるというNHKのやり方だと私は思います。実際チューナーレステレビが売られているという中で、当社本来ならテレビ放送のスポンサーを取っていくということが本来の業務何でしょうけど、これに対して民間放送と公共放送は二現体制ですという一般論をおっしゃられましたけど、5年後10年後も同じこと言ってていいのだろうか?やはり総務省、有識者を集めて今後のテレビというものをどのように考えなくてはいけないのか?ということを政策提言するということが当社の事業の発展に寄与するとと思いますけど、どのようにお考えでしょうか?今ここでお答えが出るという話でなくても結構です。今後考えるということであればそれはそれで結構です。
司会:総会のストリーミング配信については貴重なご意見として承ります。
質問について(質問復唱)。担当から回答いたします。
担当:NHK様の戦略に関して弊社が述べる立場ではございませんが、ご指摘のように民間放送との適切な競争のために、あるいは健全なケアマネのためにも適切なご意見を申し上げて考えてきました。2番目に関しても同じ回答でございますが、いずれにしても我々は企業のマーケティングを高めていくために常に適切な形で対応してまいりたいと思います。
質問2:当社のイメージアップということを考える上で取り組まれたらいいのではないか?ということの一つとして北朝鮮における拉致問題の啓発活動。これ政府が年2回総理大臣も出席して拉致問題の活動をやっている。これは単に自民党あるいは公明党の政権だけでなく、他の政党の皆様も出席してやられている活動だと。地方自治体でも拉致問題の啓発をやって頂きたいという陳情が出て、市役所とか区役所に掲示されている。民間企業でも昨年高島屋だったと思うのですけど、朝日新聞とタイアップして展示会を開催される。そのような市民活動、区民活動、国民活動がやられている。五輪で誹謗中傷されているということに対して後ろ向きな守りではなくて、拉致問題のような国民の理解が得られる願っているというようなことに対して当社が参画してこのようなことをしたい。東京都でも昨年都庁前で会を開きました。そいうことに対して汗を流していったほうが電通いいな!っていう声が上がると思いますので、ご検討いただければと思います。以上です。
司会:当社のイメージアップとして例えば北朝鮮の拉致問題の啓発活動がいいのではないか?というご意見を頂きました。本件に関しては担当役員から回答いたします。
担当:貴重なご意見ありがとうございます。当社のイメージアップの活動を本年さらに進めていきたいと思っております。当社のケイパビリティをお客様等々にご理解頂けるようにしていきたいと思いますが、今おっしゃった社会課題ですが、それに対しての取り組みの一つだと思いますが、我々いろんな社会課題を取り組んで行きたいと思う中で、適切に判断していきたいと思います。
司会:とても重要なご指摘を頂きました。しっかりと取り組んで参りたいと思います。
<備考>
カンファレンスホールを借りての総会。参加株主は数十名。
NHK問題の質問の後、ネット広告の進捗を示してほしい。あるいはNHK問題に関しての再度質問もありました。NHKのネット接続への強制契約の推進に対して電通としてのブレーキをかけていただくことのアプローチにはなったと思います。
拉致問題について株主総会での質問は今回始めて行ってみましたが、検討課題のテーブルに乗って実現すれば、拉致問題の啓発活動の推進に大きく寄与することになると思います。

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