見出し画像

#家事分担の気づき〜50代主婦の呟き〜

 主婦歴20年以上、家事分担については反省しかございません。
 当方50代兼業主婦、配偶者1名、子どもあり。子どもは成人済み。
 夫は新婚当初から脱いだ靴下をリビングに置きっぱなしにするタイプ。
(疲れているんだなぁ)
と、拾ってあげたのが間違いの始まり。
 
 私が育った実家は母親の家事負担率100%、父親は
「おい、醤油」
と全く動かないタイプ。(ちなみに母は専業主婦)
 夫の実家も似たような感じです。つまり私たち夫婦はお互いに
“昔の日本の夫婦像“
を見て育ちました。
 
 ところが私たちは結婚当初から共働き。にも関わらず家事の100%を私が担っていたものですから、それはもう毎日が大変でした。家事に出産、育児が加わってからも、それらは主婦が担うものという概念が二人とも刷り込まれていたものですから、・・お分かりでしょう、もう私は発狂寸前。
 過ちの①はこちらですね。

 ①自分の親の姿を参考にしてはいけない。
 
 本当に、時代も環境も違うのですもの。自分たちに合った分担を考えるべきでした。また過ち②は
 
 ②手間と時間を掛ける=愛情ではない。  
 
 これももう、本当に。手料理や手作りお菓子、丁寧な掃除。それ自体は素敵なことですが、それが負担となり心身追い詰められた主婦には、家族を愛する余裕がなくなります。 
(私がこんなに忙しいのに、休日だからってゴロゴロして!)
となる訳ですね。
 
 言っておきますが夫は悪い人ではなく、家事の存在に気づかない人でした。お皿は放っておけば綺麗になってる、って感覚の人。
 その夫に昔こう言えば良かったな、と思うのが 
 
 ③「家事を手伝うのが無理なら、最低限、自分のことは自分でして。そうでないと、あなたを“頼り甲斐のあるパートナー“として見られなくなる」
 
 例えば男性が使用したトイレが汚れたら、それは男性が掃除すべきでしょう。自分が汚したのだから。
 夜中にラーメンを食べた丼はシンクに放置せず、自分で洗うべきでしょう。
 ある程度の年齢になれば、出来る筈ですよね。
 私が一番我慢していた30代の頃は、夫婦間がギスギスしていました。
(最近妻が冷たい、と悩むご主人、胸に手をあててごらんなさいな)
 それで遅まきながら最近、やぁ〜〜〜っと打開策を講じた訳です。 
 
🍀便利家電を買う!
🍀サービスを利用する!(宅配ミールキットなど)
 
 本当にね、無理が重なっていた時の私は、家族を愛せなくて。
 愛せないのも、愛されないのも嫌じゃないですか。
 ストレスが溜まって発散したくなって、よく分かんないことにお金を使って後悔するより、家電やサービスを利用した方がよ〜〜っぽどクオリティ・オブ・ライフが上がりますよ。
 よく言いますでしょ、日本のお母さんは働き過ぎって。
 外で働いたらお給料が出ます。でも家事は無報酬なんだから。
 無報酬で疲れ果てて心や体を壊したら、みんなが不幸。
 
 今の私が気づいたことを、昔の私に言ってあげたい。 
 
 大変なことは素直に、大変と言っていいよ。
 他に頼れる手段があったら、使った方がいいよ。
 結局それが、自分とみんなの為になるんだから。
 
 家電とサービス。あと付け足すなら、
 
④意識的に時々手を抜く。
 
 あぁ来週繁忙期だな、多分週の真ん中には疲れてるな、と思ったら手を抜くことを事前に予告する。
「この日は夕食手抜きメニューだから」
「この日はご飯を各自で準備して」
とか、手を抜く日を決めておく。
 事前に準備が出来ることなら、家族も対応してくれます。
 
 とまぁ、遅まきながらではありますが、少しずつ自分の負担を肩から下ろしている所です。
 家族構成は様々ですが、未だ家事=主婦の仕事、というご家庭は多いことと思います。
 これから誰かと同居する方々、それがどんな形であっても、誰か一人が負担で悩むことがありませんように、と願う次第です。
 
 おしまい。
 
(掲載画像は写真ACより がまじさんの作品)
 


 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?