1 手品師
机の上に多くのアイテムを雑に並べながら、通り過ぎるお客さん相手に手品か賭け事を催しているのか、はたまた商品のプレゼンをしているのか、、
彼は「1」の数字を持つ。「手品師」と呼ばれる。
1は始まりであり、まだ若く新人で無限の可能性を秘めている。机は大地に根ざしており、地に足を着けて生きるために必要な「仕事」を始めたばかりなのだろう。ちなみに机の4本目の足はカードに描かれていない。「4つ目は隠される」のだ。
まだ経験はないが、自分でも気づいていないほどの才能を持っており、持ち前の明るさと言葉の上手さで彼はすぐに人気者になる。いつまでも若々しくそしていつまでも子ども心を忘れない。
彼が持っている棒は「火」机の上にあるコインは「土」ナイフは「風」コップは「水」火土風水の4つのエレメントがさりげなく描かれている。彼は4つのエレメントの種を手にしていることにまだ気づいていないのかもしれない。
彼の足は左右に開かれており、どちらにも自由自在に動ける。フットワークが軽い。どこでも働くし、逃げ足も速いのだろう。
1という数字はまさに始まりを象徴する。奇数であるし、陽のパワーでありながら、実はこのカードには女性の姿もこっそり描かれているというのだから面白い。陰と陽のコントロールも学んでいるのだろう。
経験はまだないかもしれないが、だからこそ彼は失敗を恐れることなく、物事をスタートさせることが出来る。したいことをはじめないことが1番の失敗であることを彼は潜在的に知っている。
才能を遺憾無く発揮して、真面目にかつ楽しく仕事をすることが出来る。この世で生きていくために必要なのは自分の才能を信じて、表舞台の中心で主役になるだけだ。
さぁはじめよう!そしてこの世という舞台を最高のステージに変えていこう!
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