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セラピーの秘伝【シェアード・ディシジョン・メイキング】とは 

占い系カウンセラーとして、デビューをして2か月経つ。占い師は、ベテランの女性が多く、私(わたくし)のように、20代男性の占い師は極めて少ない。

最初、集客という面では不利に働くと社長にも言われた。実際に占い師が数人ブースに並んでいたとしても、スルーされて他の占い師さんに行かれるお客様が多い。そんな現状にあせりを感じている。

しかし、お越し頂いたお客様には自分が持てる全ての力を使って、目の前のお客様の人生がよりよくなるように、占いをさせてもらっているという自負はある。

どのように感じておられるかは、お客様にしかわからないところではあるが。ただ、ありがたいことにリピーターとして来てくれる方がおられたり、来てよかったと言って頂けることも増えてきた。

特に、「今まで受けた占いとは違う!」と言って頂けることが多い。(もちろん良い意味でだと信じたい)
1番は、セラピスト(Th)である私が、クライアントであるお客様(Cl)に一方的な決めつけ的な解釈をしないように心掛けているという部分であろう。

これは、私自身がClの立場として占いをしてもらったときに、こちらの話も聴かずに一方的な解釈をされてかなり辛い思いをしたことがきっかけでもある。(そんな風に思ったことみんなもない??)

占星術にしろ、タロットにしろ、Clさんの状況によっても解釈は変わるものである。例え同じ星の配置やカードが出たとしても、その時のClさんの見え方によって、読み方は変わらなければならない。

それは、占いやセラピーは、記号的解釈でなく象徴的解釈で成り立っているからである。(例えばおひつじ座=がつがつしているという決めつけは単なる記号的な解釈になってしまう)

他にもThとしての私が実際のセッションで心掛けていることは、解釈の根拠を出来る限りお伝えするということである。専門的に言うと【シェアード・ディシジョン・メイキング】と呼ばれる。【どのようにその決断が決定されたかを共有する】とでも訳しておこう。

例えば、ぎっくり腰で接骨院にいったときに、施術者が何も言わずにひざを施術するのと、<このぎっくり腰の原因はひざにあると思うから、まずはひざの施術をしますね>と説明があってからされるのであれば、どちらがClは安心するかと想像して欲しい。

接骨院や歯医者など体にアプローチを掛ける治療であれば、そのような説明がされることがの方がスタンダードであろうが、心を扱う心理カウンセリングやましてや占いとなると、そのような説明をしないで、Thが話を進めることはかなり多い。

【心理カウンセリングや占いにおける、シェアード・ディシジョン・メイキング】は、Thである私がなぜそのような解釈をするにいたったかの根拠をClに伝えて共有するということである。それをすることで、Clが置いてけぼりを喰らう危険性が極めて低くなる。そして何よりも、Clの自然治癒力を賦活する作用が起こるのだ。

自然治癒力とは、私がセラピーをする上で、もっとも大切にしている要素である。Thが一方的な解釈をすることは、実は、Clの自然治癒力を抑圧することにもなるのだ。いかにClにもこのセラピーという場に参加してもらうかが大切である。自然治癒力の復活度と大きく関係するからである。

以上のような理由から、出来る限り星の意味や、カードの意味もお伝えしながらセッションを進めていくので、Clさんも自身の悩みについての連想が広がり、セッション自体が1つの物語りになることがよくある。

人生全体を物語として語ると、自身が縛られていた負のストーリーを書き換えることが出来る。心理学風に言うと脚本分析であり、私が好きなマトリックス風に言うと、【コードを書き換える】である。


とまぁそんな感じで普段占いをしているので、興味があれば遊びに来てください!今後は個人セッションだけでなく、心理学と占いを掛け合わせたセラピー講座も開催出来たらと思ってますので、よろしくお願いします~!

奏 ーKANADEー

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