キアゲハの成長過程を写真に撮った。
場所は、プライベート・フィールド。
去年、パセリの種を蒔いた。今年になってやっと大きくなって、待望の虫がやってきたというわけ。
本当は花にやってくる虫を期待していたのだが、葉っぱを食べる虫が来てしまったのだ。
ま、良いことにしよう。
2023-06-10
パセリの葉の上に卵を発見。
2023-06-13
1齢幼虫を発見。
2023-06-15
2齢になったらしい。
2023-06-18
3齢。
2023-06-19
4齢。
2023-06-20
4齢が見られてうれしい。
2023-06-21
4齢。
2023-06-22
黄緑色の5齢になった。
2023-06-23
5齢。
2023-06-24
5齢。
5齢になった幼虫を見て、ずいぶん小さいなと思った。
脱皮した直後と思われる5齢幼虫は、周りの4齢幼虫よりも小さいくらいに見えた。
脱皮したらすぐに一回り大きくなって、その後、次の脱皮まで大きさは変わらないのかなと漠然と考えていた。しかし、そうではなかった。脱皮した後、もりもり食べてどんどん大きくなっていくとわかった。そして最後には、これこそ5齢という大きさになった。
2023-06-25
5齢。
2023-06-26
5齢。
2023-06-27
5齢。
2023-06-28
そして誰もいなくなった。
姿が見えなくなった。遅れて卵から孵った1匹だけが残っていた。
蛹になったのかなと周囲を探したが、みつからなかった。
蛹を探していたら、トカゲが黄緑色の幼虫を咥えて物陰に走っていくのが見えた。
あっ、そういうことか。
このフィールドには、大人のニホントカゲが少なくとも1匹、若いのが1匹いる。トカゲは他にもいると思う。春にはカナヘビも1匹確認しているし、ヤモリも複数が生息しているはずだ。カナヘビやヤモリがキアゲハの幼虫を食べることはないかもしれないが、トカゲは食べるらしい。実際、咥えているところを見ているし。
幼虫から蛹になるとき、良い場所を探して移動するらしいから、おそらく、地面に降りて歩いているところを片っ端からトカゲに食べられてしまったのだろう。
あるとき幼虫を数えたら10匹いた。そして、ほぼ全数が、捕食されることなく5齢まで無事に育っていた。これだけ数がいたら羽化するところも見られるのではないかと少し期待していたが、残念な結果に終わってしまった。
2023-06-30
最後の1匹もすでに姿は見えなくなっていたが、それもトカゲに食べられてしまったのだろうか。
蛹の所在が確認できないので、これで終了。
t.koba