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「ICL手術は40代以降にはおすすめしない」と言われるけど実際どうなのか?6ヶ月経ってみての体験記

去年の6月末に視力回復のためのICL手術を受け、年末でちょうど半年経ちました。視力や術後の諸々の症状が落ち着ききると言われている6ヶ月を過ぎて見え方や生活はどう変わったか?そして、私は40代なのですが多くのクリニックで「40代以降はおすすめしない」と言われた上での手術だったのですが、実際はどうだったのか?についての体験談です。
40代を過ぎてICL手術を検討している方の参考になれば幸いです。

ICL手術前後の体験は、術後3週間の時点での感想はこちらに書きました

結論:術後半年今のところ全く問題無し。ICL手術やってよかった

です。私は40代前半なのですが、幸いまだ老眼的な症状は出ていないです。なので、遠くも近くも眼鏡なしで問題なく見えています。私はデスクワークなので、1日に7-8時間パソコンのモニターを見る生活ですが、むしろ眼鏡やコンタクトの時よりも目が疲れなくなりました。

一方で、よく視力回復手術をした人がいう「人生が変わりました!」というほどの変化や感動は感じていません。というのも、すっかり裸眼生活になれてしまいまったから。それくらい不自由なく見えています。

手術するまで、30年近く眼鏡とコンタクトレンズがないと手元の本も読めないくらいの近眼(両眼-4.0)だったのですが、この半年でその頃の生活がどんなだったかすっかり忘れてしまったくらい、裸眼での生活は当たり前になっています。

術後に不便なことはなにかあったか?といえば

術後3ヶ月くらいまではドライアイの症状がかなり強く出ました。目を閉じると目がしみるように痛く涙が出るほどで、クリニックでドライアイ用の目薬を処方してもらいました。今でも若干目が乾きやすくなったかな。という気がしていますが、目薬をさせばすぐに改善するのでまあそんなもんかな。という感じです。

そして、ハロー・グレア現象は術前から覚悟していた通り今もあります。でも私は全く気にならないので、特に不自由もありません。
日中でも日光や電灯などの明るいものを見ると周りに光の輪は見えますし、特に夜は周りが暗い分、より強くハロー・グレアが見えます。術後のギラギラしていた頃よりはだいぶ収まりましたが、夜の運転や夜間作業の仕事だと、不便を感じる人もいるんじゃないかな?というくらいにはあります。これは完全に感じ方の個人差があると思います。

ICL手術を行うクリニックでは「40代以降はおすすめしていません」と言われるのが一般的

手術を受ける前に有名どころに3件問い合わせをしましたが、初回カウンセリングの予約前のやりとりで必ず言われるのは「40代以降はおすすめしていませんが…」という言葉です。問い合わせをしたうちの1件のクリニック(美容整形で有名なクリニックの系列)では、「40代以降の方は基本的にはお断りしています」と言われました。

クリニック側が上げる理由は「近い将来老眼がはじまるから」

40代をすぎると老眼が始まり、数年のうちに老眼鏡が必要になる人も出てきます。「眼鏡を一切必要としない生活をしてQOLを上げたい」という目的と希望を持って手術をした場合に、その生活を十分に楽しめる期間が短いから。ということがクリニック側が上げる40代以降におすすめしない理由です。

特に近視で老眼になった人の場合は、眼鏡をしている状態で手元が見えづらくても、眼鏡を外した裸眼の状態だと見えやすくなります。それが、ICLで近視が解消され遠くのものが見えるように焦点があった状態に矯正されると今度は逆に、裸眼で手元が見えづらくなる(実際は眼鏡をしていて手元が見づらいと同じ状況なのですが)ので、人によっては「ICLをしたら老眼が進行した」という印象を強く持ってしまうようです。

ICL手術が原因で老眼が進行することはない

クリニック側に40代以降のリスクを繰り返し言われると「え?もしかしてICL手術をすると老眼になるのが早まるリスクがあるの?」と思ってしまうんですが、それは関係ないとの回答でした。各クリニックの出している記事でもそのあたりは説明されています。

老眼は誰もが経験する老化現象なので、ICL手術を受けたからといって、老眼になりやすくなることはありません。
老眼になる時期は人それぞれですが、ICLの影響によって時期が早まる、老眼が進むということはないのでご安心ください。

先進会眼科「老眼になったらICLで治せる?そもそもICLで老眼になりやすくなる?」

ICL手術で老眼が進むことはありません。
ただし40歳以降の方で度数の弱いメガネやコンタクトレンズで生活していた方の中には、ICL手術後に視力が良くなると既に始まっていた老眼の症状が現れ近くが見にくく感じることがあります。

アイクリニック東京「Q.ICL手術で老眼が進むことはありますか?」

ネガティブな口コミになりそうな要素は減らしたい、が本音何じゃないかな?

ICL手術のクリニック選定は、口コミによるところが多いので、クリニック側としては当然、術後の体験談や口コミでネガティブなことは言われたくありません。なので、クリニック側のリスクヘッジとしてネガティブな要素のある顧客は1件でも減らしておきたい。というのが、実際の本音なんじゃないかな思います。

40代過ぎのICL手術も検討する価値は十分あり

40代でやろうかどうか迷っている人は、とりあえずすぐにクリニックに相談してみたらいいんじゃないかな。と思います。というのも早ければ早いほうが、裸眼生活を享受できる年数が長くなるからです。

ICL手術費用は50万~60万円あたりが一般的なので、手持ちのお金が多くない若いうちは気軽には受けづらいとは思うのですが、金銭的都合がつくのであれば、やっぱり20代のうちとか早めにやるのがいいよね。と思います。眼鏡やコンタクト費用が必要なくなるとか、裸眼で便利な生活がより長くできて、早めにやったほうがコスパは圧倒的に良いので。

術前のクリニック選びや、術後すぐの感想などはこちらも参考にしてみてください


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