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notebook📓父の介護②

父の介護①の続きです。


脳梗塞で入院していた父は、
半年後、自宅に戻りました。

杖をつきながら歩けるようになり、
言葉も ゆっくり話せるようになりました。

父は、朝から(大声で)発声練習し
着替えや食事、トイレも 自分ひとりで頑張りました。

足に装具を付けて、散歩にも行きました。

2009年3月。一緒に散歩しました。

そして、
週に数回はリハビリ訓練に通い、
さらに、
脳梗塞の後遺症に悩む家族会を立ち上げ、
月に一度は、同じ境遇の仲間や家族の方々と交流していました。

こんな感じで、10年くらいは不自由ながらも、わりと普通に暮らしていました。

2012年4月。交流会の様子


ところで、私と父は、ちょっと薄い関係です。
父は仕事で忙しく、あまり家には いませんでした。

そして、私は高校卒業後から、ひとり暮らしを始め、
大学、就職、結婚 ……
父とは、あまり接してないです。

***

どちらかといえば、病気になってから、父との やり取りが始まりました。

(なかなか帰省できないため)
電話やメール・FAXで、写真やメッセージを届けました。

父のイメージも、怖い人 から 優しい人に代わりました。

私は、父に可愛がってもらった記憶は あまりないですが、
娘達のことを愛でてくれて、嬉しかったです。

2006年2月。娘が書いた絵。
コピーしてFAXで送りました。

父が亡くなり一年が経ちました。
私は、特に寂しくもなく、悲しくもなく、今までと同じ感覚です。

まだ どこかで生きているような……そんな気がしています。


父の介護③に続きます。