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かなり地味めの沖縄本島旅

亜熱帯の森に感動…!

「普段住んでいる北海道と同じ濃度の南国の自然が見たい!」と思い、沖縄本島へ。
屋久島や西表島など島も考えたが、東京を経由しさらに飛行機を乗り継ぐ経費や時間を考えると着くまでに疲れてしまいそうなので、今回はまず沖縄本島を旅することに。
春の沖縄。私が行った4月上旬は寒波が来ており、気温は上がっても20度と、絶好のハイキング日和だった。
海よりも山派の人へ読んでほしい沖縄ハイキングスポット紹介です。

ガンガラーの谷

那覇空港から車で40分。
空港からそう離れていないところにある。
1時間20分のガイドツアーでしか入場ができない。この日は空いていたので予約なしで参加できたが、事前予約が必須。
洞窟入口に作られたガイドツアーのレセプションが凄い美しくて、式場か何かかと思った。

美しい水脈

数十万年前の鍾乳洞洞窟が崩れてできた太古の谷。
二万年前の人類「港川人」の発掘調査地でそのことについてもかなり詳しくガイドしてくれる。
この日は雨が降っていて亜熱帯を感じさせる深い森の緑が瑞々しかった。

深い谷を歩くガジュマルの木

地質学から考古学まで網羅したガイドさんの解説が素晴らしい。これが2500円で聞けるなんて凄い。ちなみにおきなわわーるどの中にはないので要注意。(家族・カップル向け観光施設に間違えて入場、2000円かかった。笑 ハブの博物館は楽しかったけど。)

比地大滝

北部まで2時間ほどドライブして比地大滝のハイキングコースへ。片道40分ほど。
辿り着く滝は落差25.7mで沖縄本島内最大。自由に歩けてよい。
多少のアップダウンはあるけど子供でも歩ける。入口にテントサイトあり。子どもたちが遠足みたいので登りに来てた。

比地大滝。泳いでいる人
柱状節理の歓迎
源流域の石たち
透き通った水
滝があるのに静かな河

あわせて行きたい
\ ウフギー自然館 /
調べていかない限り、たどり着かないがアクセスは容易。環境省のスタッフさん以外は誰もいなかった。見応えはあるのでもったいない。

大石林山

世界最北端の熱帯カルスト地形

2億5千万年前(古生代)の石灰岩が長い歳月をかけて雨水などにより侵食されてできた地形を見ることができる。
ハイキングコースはよく整備されてる。コースの種類があり、体力に応じて調整可。メインのエリアまでバスも動いているが、森歩きしたい人はガジュマル森林コースを通って戻るのがおすすめ。コースタイムはゆとりある感じで設定されているので、思いの外サクサク行ける。今回は奇石コースは使わなかった。お土産のヤンバルクイナのTシャツが可愛い。

森の中を歩く
石灰岩に絡みつく根
見えているのは本島最北端、辺戸岬
2階のレストランで食べた沖縄そばが思いの外美味しかった。
大石林山
マメ科のイルカンダがガジュマルに絡みつく。
後から調べたら、生態が謎で開花が不規則で幻の花と呼ばれているらしい。

あわせて行きたい
\ 石の博物館 /
こちらもかなりおすすめ。
こんなに地層から石の話まで細かく解説しているところも珍しいのでは。通いたい。

※行けなかったところ
ヤンバルクイナ展望台
急坂のすれ違い不可道でチキって行けず。

今帰仁城

入口で券を買う。
開けているので買わなくてもバレなそうに見えるが、城壁を観に行くには検問がある。半券で今帰仁歴史文化センターも見られる。
ちなみに友人によると売店のサトウキビジュースが美味いとのこと。

立派な城壁、だいたいみて満足。

ハンタ道 (今帰仁城)

入口近くに誰も歩いていない道があるが、ここも隠れスポットでおすすめ。実は集落へつながっており、城があった当時に登城道として使われていたんだとか。探検家笹森儀助によると、鏡石のような大理石で滑りやすいとあるが、普通に歩けた。途中、出城と思しきミームングスクや、祠がいくつかあり、城よりも神秘的。

祠 今帰仁阿応理屋恵ノロ火の神の祠、供のかねノロ殿内火の神の祠

ハンタ道と呼ぶらしく
ひとの歩かぬ道へ吸い込まれる
近寄らないほうが良さそうな雰囲気
根っこも行く手を阻み、安易に行くではないと言われているようだったが、元々は集落へ続く道で登城路として使われていたとのことだ。

あわせて行きたい
\ 今帰仁歴史文化センター /
入場券の半券で入れる。書籍もすこしあるのでオタクは寄るべし。

以上、「かなり地味めの沖縄本島旅」でした。

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