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思い出の野菜スープ

2024/4/16


3人で目覚めるカズベキの朝。

この日、私とアジちゃんは山の上にある教会へ。サトミちゃんは近郊の村へと日帰りする事に。


滞在中で一番の好天


野牛も機嫌が良さそう


谷間をくぐり抜け…


カズベキ山を凝望
その向こうはロシアだ



到着


ゲルゲティ三位一体教会

アジちゃんは初
私は2回目だが、前回は夜だったので
また違った雰囲気


教会の中は私も初めてだ


カズベキ山を背景に記念撮影

澄んだ青空とのコントラストが美しい



ハイキング中、アジちゃんは歩を進める度に「凄い、凄い!」と感嘆しきりだった。
北海道が好きだという彼女がこの景色に胸を打たれるのは納得。いやそうでなくとも、この絶景を前にしては誰しも少なからず心を動かされるはずだ。

勿論、自力で登ることによって感動は人一倍に大きくなる。
それを2人で共有するのだからもう…!

ここにビールかウオッカがあれば、私は間違いなく栓を開けていただろう。


ちなみに前回は90分かけて登ったが、今回はなんと45分。
急いでいたわけではない。昼間だったので足元が見やすく、無意識に足早となってしまったようだ。
「体力が落ちたかも…」と嘆いていたアジちゃんだったが、そうではなく単純に私のペースの問題。申し訳ない…。



といいつつ
下山も中々のハイペースだったが…


山の麓にて

赤いパイプはガス管だ
地中に埋めると冬は気温が低過ぎるので
こうして剥き出しになっているらしい

外気に曝される方が低温だと思うが
どうなんだろう…
無事に街まで下りてきた


その後、私達は教会と反対側の丘に立つホテルへ。
そこに併設されたカフェからの景色が良いと評判なのだそうだ。

道中に見かけた看板


山を登り下りした直後とはいえ、相当な坂道に疲弊し、息を切らしながら目的地に到着。


他人が飲み終わったコーヒーカップで
ポーズを取る貧乏バックパッカー

結局、私達は景色を堪能し、何も注文せずにカフェを後にする。

そして、近郊の村から帰ってきたサトミちゃんと合流。
その彼女が一言




行きも帰りも
車に乗せてもらえました




え?

サムズアップもなく
ただ歩いてただけで??




はい…(笑)



たしかに村までの道中はドライバーに拾ってもらえる事もあると情報は聞いていた。
しかしまぁ、なんというか…サトミちゃんほど車が止まってくれる人を私は見たことがない…。
とにかく、無事に楽しめたようで何よりだ。



宿に戻って3人で夕飯

この日も野菜たっぷり
味付けは共有スペースから拝借してきたケチャップ
そしてコンソメとチーズ

予想外に美味しく仕上がり自画自賛
もっとも、この雰囲気があれば美味いに決まってる



昨夜同様、和やかに夜は更けていく

5年後、10年後、いつになるか
実現するかどうかもわからないが

3人で再会した時にこの2日間の出来事を肴にまた野菜スープを囲みたい

そんな事を思った夜だった


2023年3月から世界中を旅して周り、その時の出来事や感じた事を極力リアルタイムで綴っています。 なので今後どうなるかは私にもわかりません。 その様子を楽しんで頂けましたら幸いです。 サポートは旅の活動費にありがたく使用させて頂きます。 もし良ければ、宜しくお願いいたします。