URBANRANCH

極平凡な一般人が、自分でも理解不能な程のやる気だけで巡る世界一周旅行記。 やればでき…

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極平凡な一般人が、自分でも理解不能な程のやる気だけで巡る世界一周旅行記。 やればできるけど、わざわざやる人はほとんどいない。 そんな事を経て見えてくる景色、音、匂い、味、感触そして人の心の機微などを綴っていきます。 2023年3月25日出発。

マガジン

  • 新世界紀行アジア編

    2023 3/28🇯🇵〜4/13🇰🇷〜5/3🇲🇳〜5/5🇨🇳🇭🇰〜5/12🇹🇼〜5/24🇹🇭〜6/10🇱🇦〜6/22🇹🇭〜7/3🇲🇾〜7/29🇸🇬〜(予定)7/30🇮🇩〜(予定)

  • 羅針盤

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遊牧民との生活(前編)

2023/4/15~2023/4/16 午前8時、まずは約379km離れたホトントという村に向けて長距離バスに乗り込む。 そこで遊牧民(ノマド)ファミリーに出迎えて頂き、ゲル(遊牧民の伝統的な移動式住居)まで連れて行ってもらうという流れだ。 50人程は収容可能なバス内は満席に近い状態だったが、ただでさえモンゴルに来る邦人は少ないであろう中、ましてやこんな辺境の地に向かう日本人は余程珍しかったのだろう。 ちょっとした人気者(変わり者?)扱いで 「ヤパーン!(ジャパーン!)」

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    • 折衷案

      2024/4/26 クタイシ7日目。 途中、ゴリに一泊したとはいえ既に1週間。 チェックアウト予定日は明日だ。 時刻13:30。 相変わらず行き先は決めていないが、ひとまずサトミちゃんにメッセージを送る。 「明日、クタイシを出るよ」 彼女は「見送りに行く」と返してくれたが、私は断った。 勿論それは嬉しいのだが、名残り惜しくなってしまう。 何事も引き際が肝要だ、未練がましい事はしたくない。 アジちゃんからもらったSIMカードをリチャージし、インターネットを継続。 これ

      • 潮時

        2024/4/24〜2024/4/25 まずは何よりも サトミちゃんの体調だ 昨日、マイクロバスの中で吹っ飛んだ彼女は本当に洒落にならなかった。 シートベルトなど無いのだ、それであんな急ブレーキをされたら防ぎようがない。 午前10:00。 メールで尋ねたところ、深刻なダメージは無いとの事。 とりあえず安心だが、大事をとってこの日はお互いゆっくり過ごす。 私は溜まっていたnote執筆に時間を充てた。 その夜。 サトミちゃんが夜ご飯を誘ってくれたので、クタイシ中心部のレ

        • 正しいとは何なのか

          2024/4/23 というわけで、急遽滞在となったジョージア西部ゴリ。 人口は5万人弱。しかし、この国では有名な街である。 何しろ此処は、あのスターリン生誕の地なのだ。 そこで、私とサトミちゃんは2つの博物館を見学。 正しいとは何なのか 正義はどこにあるのか 正義など存在するのだろうか 私達はゴリを後にし、クタイシへ。 ヒッチハイクで帰ろうと試みたが、偶然トビリシから来たであろう乗り合いバスを見つけ、2人で乗り込む。 約2時間のドライブ、休憩を挟んでも夕方には

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        遊牧民との生活(前編)

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        • 新世界紀行アジア編
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        記事

          ヒッチハイクで待ち合わせ

          2024/4/22 クタイシ3日目。 急遽ゴリという隣町まで ヒッチハイクすることを決めた まだクタイシの宿も予約中、バックパックも置いたままだ。 最低限の荷物だけ持ち、ますは幹線道路まで歩く。 何故そんな事をするのか。 それは数十分前、突然に届いたメッセージ。 今日ゴリに向かって1泊しそうです 一昨日、トビリシで別れたばかりのサトミちゃんからだ。 彼女はジョージア西部の街バトゥミに向かうと聞いていたが、気が変わったらしい。 そしてついに、単独ヒッチハイクでゴリ

          ヒッチハイクで待ち合わせ

          クタイシ散策

          2024/4/21 クタイシ2日目。 やや久しぶりに一人旅再開。 まずは(というより、それしかないが)ブラブラと街歩き。 なるほど 首都トビリシに次ぎ国内2,3番目の主要都市 だが 特に何もない びっくりするほど平凡だ 好きだわ、こういう街

          クタイシ散策

          また会う日まで

          2024/4/20 トビリシの朝。 前回3週間も滞在した同宿からスタート。 今回は一泊のみ。これからアジちゃんとバスに乗り、クタイシ空港に向かう。 日中はサトミちゃん、アジちゃんと3人でSIMカードを買ったり、古着屋を覗いたり。 旅中に無くしたバンダナを2枚買った。 これが拭いたり縛ったり包んだり、何かと重宝するのだ。 そして長距離バス乗り場へ行くのだが、電光掲示板を見ると、そこに向かう市内バスの到着まで少し時間がある。 「ちょっと食べ物買ってくるよ」 そう言って私

          また会う日まで

          パーティ

          2024/4/19 シオニ3日目。 この日、私達3人はチェックアウト。 順調に進んだバスは予定よりも早くトビリシに到着。 さぁ、3人で過ごした数日間の旅も終盤。 サトミちゃんは数日間トビリシに滞在後、国内西部のリゾート地、バトゥミへ。 アジちゃんは明日、主要都市のクタイシから飛行機で出国。 私は特に予定無し 出国して、アルメニアに行こうか。 いや、多くの旅仲間が勧めるバトゥミも…。 うーん。 決めた アジちゃんを見送りに クタイシに行こう そうと決まれば、

          パーティ

          おもてなし

          2024/4/18 What's problem? No problem!! カズベキから10Km先の小さな村、シオニ。 その2日目、時刻は6:30。 キッチンから物音が聞こえる。 トイレのついでに覗いてみると、体格の良い中年男性が料理を作っていた。 『彼が噂のオーナーか』 この宿の情報は事前に得ていた。 ザザという名のオーナーがとにかく親切だと。 しかし、初日は気づかなかった。 何せ昨日、彼はこの宿にいなかったのだ。 それどころかスタッフも、他の宿泊客さえもお

          おもてなし

          ヨハネスの足跡

          2024/4/17 カズベキ5日目の朝。 私とアジちゃんは再び昨日立ち寄ったホテル併設のカフェへ。 今回はちゃんとオーダーし、午前の清々しい光を浴びながら談笑。 その後サトミちゃんも合流して3人で寛ぐ。 教会とカフェ。 これがアジちゃんの目当てだったらしい。 サトミちゃんも行きたい所は大体周れたのではないだろうか。 私はというと、いつもの如く場所は何処でも良いので、皆が満足できたならそれで良し。 そして今日は3人で約10Km先にある隣の村、シオニへ徒歩で向かうことに。

          ヨハネスの足跡

          思い出の野菜スープ

          2024/4/16 3人で目覚めるカズベキの朝。 この日、私とアジちゃんは山の上にある教会へ。サトミちゃんは近郊の村へと日帰りする事に。 ハイキング中、アジちゃんは歩を進める度に「凄い、凄い!」と感嘆しきりだった。 北海道が好きだという彼女がこの景色に胸を打たれるのは納得。いやそうでなくとも、この絶景を前にしては誰しも少なからず心を動かされるはずだ。 勿論、自力で登ることによって感動は人一倍に大きくなる。 それを2人で共有するのだからもう…! ここにビールかウオッカ

          思い出の野菜スープ

          印象の雲

          2024/4/15 快晴のカズベキ、3日目の朝。 この辺りはとても不思議だ。 山頂の残雪、そして雲が近くにある高地なのだが、ポカポカとした日光に照らされ暖かい。風は穏やかだ。 当初、私とサトミちゃんはこの日トビリシに戻ろうかとも考えていたのだが、そうした雰囲気や景色、街の様子が気に入ったので延泊する事にした。 そして昨夜、アジちゃんからのメッセージ。 彼女も今夜、カズベキに来ることになった。 こういった偶然が何とも旅らしく、心が踊る。 時刻11:00。 一足早くこの

          印象の雲

          メッセージ

          2024/4/14 ジョージア、カズベキ2日目。 この日の天気予報は終日雨。 しかし朝起きるとそんな様子は無く 「やっぱり予報は当てにならないよね」 なんて言いながらサトミちゃん、アンディと支度を済ませる。 今日は郊外にある2つの滝を見に行こうという話になったのだ。 歩くこと約50分。 ポツリポツリと、衣服を濡らす雨の音。 予報は時間帯こそズレたものの、確かに当たっていた。 目的地まではまだ遠い。 私達3人はヒッチハイクを試みる。 それは思いの外すぐに止まり、有り難

          メッセージ

          コーカサス山脈に抱かれ

          2024/4/13 ジョージア、トビリシ滞在22日目。 あっという間に3週間が経過してしまった。 いい加減どこかに行こうとも思うが、いまいちピンとくる場所が見つからない。 時刻11:00。 チェックアウトの時間が迫る中、共有スペースでサトミちゃんとお茶を飲む。 この日、彼女はカズベキというジョージア北部の街へ行くとの事。 そして昨夜に出会った日本人女性、アジちゃんは知人のトルコ人と会う為、まだ数日間トビリシに滞在。 しかしその後、彼女もカズベキに来る予定だという。

          コーカサス山脈に抱かれ

          邂逅

          2024/4/12 昨夜、日本人女性と出会った。 この宿で見る初めての邦人だ。 その彼女、サトミちゃんは英語が堪能で、海外慣れしている様子だった。 訊くと、オーストラリアに4年程住んでいたらしい。 その時は軽く挨拶して終わったのだが今朝、共用スペースに向かうと彼女も偶然そこにいたので、何と無しに予定を聞いてみると、今日は特に目的も無く、ただ街を散歩するのだという。 私もそのつもりだったので 「もし良かったら、一緒に歩きませんか?」 と声をかけると、意外にも彼女は快諾して

          雑記:備忘録/Miscellaneous: Memorandum

          2024/4/10〜2024/4/11 さて、日々淡々と日記を書いているんですが、全ての出来事を書き残せているわけではありません。 Well...I write my diary daily, but that doesn't mean I'm able to write down everything that happens. それは無関心で小さな出来事だからではなく、文章を書くうえでの都合上、やむを得ず削除しています。 It's not because it's a

          雑記:備忘録/Miscellaneous: Memorandum