これからのネット通販はアクティブシニア層の獲得が鍵!シニア層のトレンド
先日のブログで2018年の日本国内のネット通販市場規模が18兆円規模に拡大している事をお話ししました。
ネット通販市場は、既にデパート、百貨店の市場規模を超えていますが、まだまだ市場規模の拡大は留まりそうにありません。
今後も拡大成長を続けていくEC市場ですが、ネットショップの開業も増えているのと同じく、ネットショップの廃業もまた増えてきているのです。
売れるネットショップと売れないネットショップの二極化は益々進むことが予想されるネット通販市場において、今後、ネットショップの売上を安定させる為のキーとなるのは「シニア世代」だと言われています。
シニア世代、ここでは60代以上の世代をあえてシニア世代と言わせていただきますが、現在のシニア世代は、スマートフォンを使える人も年々増えている状況にあります。
これは、自分の子どもや孫などの影響で、スマホの利用に抵抗がなく、むしろスマートフォンを使いこなしているシニア層も増えてきているからです。
今までのシニア層のイメージと異なり、デジタルツールも使いこなし、またライフスタイルにも意欲的なシニア層を「アクティブシニア層」とよんでいます。
アクティブシニアとは、団塊世代を中心とした、自分なりの価値観を持つ元気な世代で、年齢にとらわれる事なく趣味や仕事に意欲的に取り組む姿勢をもつ世代のことです。
今回は株式会社インテージさんが公開している「増えるネット利用 シニア世代が今、求めるモノ」というページのデータをもとに、ネット通販市場におけるシニア層、アクティブシニアの獲得の重要性や獲得方法について少し考えてみたいと思います。
以降に掲載するデータやグラフの著作権は全て「株式会社インテージ」に帰属します。
年代別インターネット・PC・スマホ利用率の変化
まず最初にインターネットの利用率は、10代~40代までで100%、50代で9割、60代では7割という結果となっています。
スマートフォン、スマホの利用率に関しては、2016年から2018年にかけてすべての世代で上昇傾向にあります。
ここで注目したいポイントは、50代~60代におけるスマートフォン利用率の上昇率の変化の大きさです。
40代以下の世代ではすでにスマホの利用率がある程度飽和的な状況にあるのに対して、50代~60代に関しては、これまでのフィーチャーフォン(ガラケー)からスマホへの切り替えが急激に増えている事がわかります。
もう一つこの調査結果で注目したいのは「パソコン利用率」が全世代で低下傾向にあるという点です。
仕事ではパソコンを使っていても、プライベートではパソコンを使わず、スマホだけでネットショッピングをするという世代も増えてきています。
特に20代の若者世代では、自宅にパソコンを持たずにスマホだけ所有するというケースも多いというデータがあります。
今後のネットショッピング市場において、パソコンファーストだった店舗デザインや商品ページデザインなどは、スマホファーストに切り替えていかなくてはならないことがこのデータからもお判りいただけるかと思います。
シニア層の利用率サイトランキングと利用時間ランキング
シニア層、60~69歳までの世代が最もよく利用しているウェブサイトはYahooジャパンであることがデータからわかりました。
次いでグーグル、そしてインターネットショッピングモールの「楽天市場 」「Amazon」という結果となっています。
日本国内の三大ECモールとして第三位の「ヤフーショッピング」はこの調査結果では第七位となっています。
EC市場においては、シニア層をターゲットにしたい場合、楽天市場 とアマゾンへの出店は必須と言ってもいい状況にあります。
確かに楽天市場の主要購買層は、50代~60代が多いというデータもありますから、納得できる結果ですね。
また、シニアでも男性層は、比較的にアマゾンを利用する傾向があるというのもビッグデータとして公表されています。
シニア世代を獲得するなら、楽天市場への出店は有効な方法だと思います。
シニア層の人付き合い意識について
シニア層の人付き合いに関する考え方としては、人間関係の構築においては「人づき合いをあまり積極的に広げたいとは思わない」といった考えを持つ人が多いようですね。
また現在の友人関係については、「プライベートには深入りしたくない」「触れてほしくないことがあるときは、黙って見守るべき」という事を重視しており、自分の本音を包み隠さず話して何でも悩みを相談したいというような深入りはせず、お互いのデリケートな部分には触れずに傷つけないように気を遣って接するのが望ましいと考えているシニア世代が多いという結果になりました。
先日のメディア報道で、シニア世代がフリマアプリ「メルカリ」を利用する動機として「コミュニケーションのため」という回答をしたユーザーも多かったです。
今後シニア世代はインターネット上で、ライトなコミュニケーションを増やしたいという意思がある人が増えてくるかもしれませんね。
シニア層の消費意識について
シニア層の消費意識については、「話題性があっても、品質の裏打ちがなければ買わない」、「ものを買うときは価格に見合う価値があるか吟味する」など、ネット上の話題や流行という事で消費行動を決めるよりも、実際に自分で試してより良いものを自分で選んで発見していきたい、という意識が強くみられる結果となっています。
また、「気に入った商品やサービスは長く使い続ける」傾向が強いため、ネットショップの「ファン」となったシニア層は、価格比較などではなくお店の指名買いを行ってくれる傾向があることもわかりました。
これについては、店長も実際に体験としてわかりますが、シニア層の顧客は、同じ商品の値段が多少前後したとしても、定期的にリピート購入し続けてくれています。
ネット通販市場は、今後総合通販型での販売は難易度がますますあがるため、「リピスト 」「カラーミーリピート 」などの定期購入型ショッピングカートの需要が高まる傾向があると言われています。
定期購入カートとしては、月額9800円だけで始められるカラーミーリピートがおすすめのサービスでもあります。
シニア層のスマートフォンでの行動について
シニア層のスマホでの行動に
は「クーポンを入手し、お店や飲食店で買い物をした」「インターネット通販で買い物をした」といったショッピングニーズが最も高い事がわかりました。
また、「お店で買い物中に商品の情報を調べた」「口コミ・評価を調べた」といった、商品やサービスの「購入のための動機付け」を探す行動もスマホで行われています。
シニア層はショッピングにスマホを使う傾向が強く、また、インターネットだけでなくリアルな店舗でのお買い物や食事の際にスマホを使う傾向が強いという事がデータからわかりました。
今回はシニア層のインターネットショッピング事情やスマホの行動、消費意識などを株式会社インテージさんの調査結果を元に記事にまとめていました。
アクティブシニア層は今後ますます人口比率が増えますから、スマホを使ってショッピングをするというのは若者と同様のレベルで実施される可能性が高いです。
また、社会的には超高齢化社会になりますから、重たいお水やお米、かさばるトイレットペーパーやティッシュペーパーなどは、ネット通販で購入する傾向がますます増えると思います。
シニア層、アクティブシニア層の顧客をインターネット上から獲得するなら、楽天市場 とAmazonへのネットショップ出店は最有力な出店方法だと思います。
楽天市場に出店してみての感想、メリットやデメリットなどは以下のページに具体的な体験からわかる事を書いておりますのでご一読いただけますと幸いです。
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