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子どもが反抗期を迎える前(できたら小学生のうち)に。一緒に焚火をしておくべき3つの理由。

昨年ZOJIRUSHIが発表した「イマドキ小学生の生活体験に関する調査」で現代の小学生:82%がマッチ使えず。「缶切り使えない」「タオルを絞れない」子も増加という記事が話題になりました。

大人もマッチ使う機会なんてあんまりないし、それを子どもが使えないのは仕方ないんじゃないかな…と記事を見て思ったしだいです。ようするに火を正しく安全に使えるか。これが本当はどうなんだろう?とか思いつつ、娘と焚火を囲み焼き芋をほおばりながら会話のタネにしておりました。

ですよね。私は小学生の頃にはナイフ持ってたら大人に怒られてたので、鉛筆はナイフで削れなかった世代です。今はマッチとか子どもから遠ざかってるからね…。つまり、今の時代にマッチしていない!いや、くだらなくてすみません・・・(orz

マッチを使えるのが大切なのか?火を使えることが大切なのか?それはともかく親子で焚火しようぜ!

アウトドアで楽しむアクティビティは沢山ありますが、もっともお金もかからずエキサイティングな遊び、それは「焚火」
ひとことで焚火と表現するけど、焚火をするにも色々必要。
薪を集め、適度な大きさに割り、組んで、火を起こし、薪をくべて炎をコントロールし、消火して片付ける。

「焚き火なんかは誰にでもできるよね」と思われる人も多いでしょう。でも、焚き火を起こす手際を見れば、その人の野外での実力は一目瞭然、実は知識と経験が試されてしまいます。

失敗しながら上手くいく過程

最初は子どもと一緒に二つの小さな焚火を作ることをオススメします。
火をつけることが非日常になっているので、まずはお手本を見せてあげながら自分で火をおこす経験をさせあげて欲しいところ。お父さん、出番ですよ!

最初に着火するものは、小さな物でなくてはいけません。
最初の火種は新聞紙などの紙でも良いですが、出来れば松葉や杉の葉などを一緒に集めて「どれが一番火がつきやすいかな?」と一緒に考えてあげてください。どんな枝を集めたら”いい焚火”になるか、子どもも一生懸命考えてくれるはずです。

何も知らない子どもは、いきなりマッチの火を薪につけようとしてもつかなかったり、風で種火が消えそうになったりと、慣れないうちは失敗の連続になると思いますが、心配ご無用!
隣のお手本焚火を観察しながら必ず自分でできるようになっていきます。
ここで失敗したのはなんでだろう?と疑問を持って次々挑戦するきっかけになっていきます。

焚き火には、人間の心を開かせる力がある。

炎を囲んでいるといつもは話さない会話をすることができます。焚火の不思議なチカラで、家族・友達、あるいは見知らぬ人とも焚火という空間で心が共振するそんな経験はありませんか?
焚火の空間を共有しているだけで、「楽しいね」「温かいね」「美味しいね」と感じることを言葉にするだけで心が通じ会話が生まれるのも魅力です。
さらに楽しんでもらいたのが贅沢な沈黙です。
沈黙といえば気まずい雰囲気を思い出しますが、焚火を囲んでいると沈黙を楽しむことができます。
これは「1/fの揺らぎ」呼ばれるもの。焚火の炎、そよ風、小川のせせらぎ、虫の声など、あらゆる自然の中に「1/fゆらぎ」は存在します。ゆらぎに身を任せ、癒しと贅沢な沈黙をぜひ親子で楽しんでください。

人間が太古手に入れた文明「火を操る」ということで、明るさ・温かさ・安全・美味しさを獲得しました。だから緊張が解けて心がホッとする…そのDNAが現在の私たちにも脈々と残っているからかもしれません。

炎が運んでくれる恵みを親子で堪能

焚火で調理したらなんでも美味しい!これも焚火の不思議なチカラですよね。
どうしてもバーベキューとかをイメージしてしまいますが、手もかかり片付けも大変だったりと、調理はおっくうになってしまいます。
そこで簡単にできるのが串に刺して焼くだけ食材です。

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【簡単・手軽な焚火食材】
・ウィンナー
・カマンベールチーズ
・トマト(プチトマト)
・マシュマロ←子どもが喜ぶマストメニューです。
・リンゴ(シナモンシュガーをふると美味)
・食パン
・ししゃも、めざし
・玉ねぎ
・アスパラガス
ほかにもイロイロ試してみてください!

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どれも串に刺して炙るだけで美味しく食べることができます。
焚火を操り自分で調理する、非日常空間を楽しむ味覚も刺激しつつ、焚火を囲んでお酒が美味しいこと間違いなし!

マッチが使えるとかはさておき、体験・経験としての焚火

焚き火は注意力や現場対応力など、大げさではなく「生きる力」を身に着けるのに最適です。そして、こうした焚き火こそ子どもが体験すべきものだと力説するのは、ユニークな教育論で定評がある教育環境設定コンサルタントの松永暢史さん。松永さんは『わが子を伸ばす四大必須科目「音読」「作文」「暗算」「焚き火」』(飛鳥新社刊)や『男の子を伸ばす母親は、ここが違う!』(扶桑社刊)という自著でも子どもをキャンプに連れていくことがいかに大切な教育であるか、そしてなかでも焚き火ほど教育に適したものはないと言っています。

炎を囲んで、薪をくべる。たったそれだけ。でも子どもたちはきっと、何時間でも飽きることはないでしょう。そして、普段、扱うことのできない火に触れさせることは、計り知れないほど子どもの感性を豊かにするでしょう。感動することを覚えさせること、美しいものをみせること、これに勝る教育はないのです。

たき火カフェが体験できるところ

たき火カフェ ピッキオpicchio 軽井沢の自然と遊ぶネイチャーツアー
焚火カフェ - 横須賀市 
直火OKのキャンプ場:全国日帰りバーベキュー&キャンプ場

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