旦那の存在

昨年末、FacebookのCOO、シェリル・サンドバーグが書いた「オプションB」を読んだ。Facebookのファンでもなく、彼女のファンでもなかったが、彼女の夫が当時、突然亡くなったことを新聞で見て知って、胸が傷んだ。

「オプションB」は、夫を失った彼女自身の体験をまとめた本であり、大切な人の死を乗り越えて生きていく過程で得た学び、考え方や術を伝えていて、本の内容のいくつかは、今も時々思い出し、とても心の支えになっている。

その中のひとつ、彼女にセッションを行う心理学者のアダムが、最悪な場合のシナリオを考えてみよう、と提案する。

最悪なシナリオとは、彼女の場合、例えば夫が子どもを乗せた車を運転中に心臓発作を起こしていたら、彼女を残して、全員が亡くなっていたら…。

彼女には、夫との間に生まれた子どもがいる。これからも、子どもたちが、彼女を支えてくれるだろう。そして、お金の心配もないということも、彼女自身が本の中で、私は恵まれている、と認識している。

私の最悪なシナリオは、もし独身だったら…だ。母と私だけだったら…。

母に孫がいないことは、ごめんね、と言いたいけど、私を大切にしてくれる旦那さんと出会えて結婚したし、今はまさに、旦那がいるからこうして母の介護ができていると思う。

旦那とは毎日FaceTime で話している。心身ともに折れそうな時、言葉が出ない時、ただ黙って、私が泣いていてもじっと待っていてくれる。

旦那は、8年前にお父さんを亡くした。短い間だったが介護もして、病院に毎日通っていたと言う。

今は、とにかく私が母のそばにいて、母がひとりではないということを伝えるんだよ、と言ってくれた。

心から感謝している。毎日私を支えてくれて、本当にありがとう。あなたと結婚してよかった。

母の介護が終わったら、旦那と一緒に過ごす時間を今まで以上に大切にしたい。

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ひとりっ子

海外在住ひとりっ子 母の介護

40代ひとりっ子の介護日記です。子宮頸癌末期の母を、ひとり自宅で介護しています。毎日、母の激しい痛みと戦っています。
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