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君は僕の恋人

ファインダーの外からやってくる吸血鬼

軽くあしらわれて 矛先を変えられたりだとか
怒られて もう!なんて
腰に両手をさした女の子に諭されて
「わかった?」なんて言われたら
なんでもわかっちゃう

女の子が「なんでもない」って言うときはたいていすごくなんでもあるときだ 

恋人と戯れたい
好きな女の子とは戯れて遊びたい
部屋で鬼ごっこしたりとか
捕まえたら僕の好きにする
下着を付けて僕の部屋を徘徊して
女の子色
SLEEP インナーの濃いピンクとおへそがみえる
一日中きみと遊んでいたい
食事を作りながら歴史的な演説の物真似をしたり
味見と称してキスをして
食べるときは互いの皿にいたずらしよう
一緒に歌をうたって食器を片付ける
きみが可愛い
きみと戯れていたい
ソファと床とベッドの境目が消える
きみの柔らかい身体肩の丸み
ベッドの中の言葉遊び
ふざけて遊んでたいの
きみの首筋の匂い 肩の流れる線
匂いが僕を洞窟の中に誘い込ませる
きみの暗闇に僕をやすませて
海岸のそばの洞窟 夏の白浜 外の光り
僕はきみとベッドのなか世界は全部蚊帳の外
きみの靴の裏地は可愛い花柄
僕は嬉しくて 果物を食べた気分
きみは発明家で創造主で突飛だから次にはもう
違うことをしてる
ファインダーの外からやってくる吸血鬼
たっぷりのトマトジュースを用意して
愉快な夜はやってくる
ぼくらの気分は害されない
きみは僕の恋人

ツモリチサトのSLEEPとWALKを身に着けるのが好きな女の子をイメージしている。