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詩は聞くもの。空中から虫取り網ですくった蝶が詩になる。

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君は僕の恋人

ファインダーの外からやってくる吸血鬼 軽くあしらわれて 矛先を変えられたりだとか 怒られて もう!なんて 腰に両手をさした女の子に諭されて 「わかった?」なんて言われたら なんでもわかっちゃう 女の子が「なんでもない」って言うときはたいていすごくなんでもあるときだ  恋人と戯れたい 好きな女の子とは戯れて遊びたい 部屋で鬼ごっこしたりとか 捕まえたら僕の好きにする 下着を付けて僕の部屋を徘徊して 女の子色 SLEEP インナーの濃いピンクとおへそがみえる 一日中きみと遊

    • 詩は浅瀬の音楽で

      はじめまして。uriという名でnoteに詩をのせています。 ◆はじまりはおわり 日ざしも強くなってきたし、そろそろ夏ものでも出そうかと詩のストックから「半そで」を出したところ。 本業に専念すべし、お達しが出たのでやむなくまた棚へ仕舞うことになりました。 モンシロチョウのようにふらふわふらっとやってきて、人知れず視界から消え。しかしまた隙を見てnoteに飛んできたいと夢見ているところです。 昆虫採集よろしく次はもっと歩き回り、言葉を探しに、出掛けようかな。 フォローし、ま

      • 天文

        春分点 オオイヌノフグリ あなたがいればなかったもの 季節はめぐり ぬくい春 記憶に問いかけて空気をまとって 辿っていく あたたかい小道 「空気が一緒なんだ」 春分点 重なる 合わさる めぐり会う 生まれて胸に抱く 春を仕舞う

        • Linen100%

          スクールテイストで なにかを探しに いや 自由になりに わたしはいく はちみつBOOKをたずさえて いざ わたしは行く 新しい わたしはいつも 新しい 用意周到に終わらせて始めるんだ 心の水底から湧き上がってくる にやりと笑わせる君の頬 スクールテイストで 窓辺のキッチンで 君ははじめる おーい 聞こえるかい 君はまた始まるよ 君はまた走り始める 用意はいいかい 準備はできてるかい 君はつよい 君は世界一つよい女の子 ポップで 軽く足どりで 道を歩いてる 愛することを

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        君は僕の恋人

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          5本

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          あさの歌

          だって手を繋ぐんだろう? 物語は進む だって今起きてるからね 君のつけたテレビジョン ぱちぱち 問題を片付けよう 歯ぶらしで磨く 永遠に続く 行こうハッピーに 行くぜハッピーに だって手を繋ぐんだろう? 丸い丘 昨日見た夢 続く 君の頬明るい朗らかな 朝の歌 あしたは100%

          あさの歌

          春のことば

          やさしい問いかけでやさしくとこう 雲は声をこだまする 春のことば 飛行機や女の子のワッペン 春の砂にあるがらくた 時間 自戒して祈る こだまする雲に 届きますよう、 あのときのわたしに それは未来からか過去へかと 考える 今ならわたしに何の用かと声をかける 問いかける むずかしいしつもんはとくのもむずかしい やさしい問いかけでやさしくとこう 世界がなんで出来ているか知っているよ 空から届く光り 奏で ワッペンの匂い 新しいかおり すべては今日古く 新しい 新しい春 合奏

          春のことば

          明日からは

          ピンクのルーシー 開けるとそこには ぽつん 君のなみだ ちょうど目のところに 明日からは そのなみだは泣いているみたいには見えなくて ピンクのルーシー ちょうど目のところに 行き先を教えて くれてるんだよ ほほえみ

          明日からは

          応/答

          どんな思いで もう、こんな気持ちもうまく言えなくなっちゃったかな ねぇ、聞いてる?まだ届くのかな もう、ずっと遠く 「あなたの声なら宇宙の全部で聴こえる」 こんな情けないやつで、なんか、どうしたらいい さびしい気持ち 知ってるよ だれでも特別じゃないから 「よう、相棒。元気になったか」 案外、楽しい旅行だったのかもしれない そう思う いえるのは あなたといたということ それくらい わたしはあなたとなにを話したんだろう 「さびしい思いなんかさせないんだ」 言い聞かせたあ

          応/答

          袖口

          君に返事を書こう こんな自分の袖口にもまだとまりにきてくれる虫がいて 地球にいていいの、と ゆるしてもらったようで息ができた こんにちはさようならまたありがとう 繰り返し繰り返されてなお告げる 明日にはまた会えるから君に返事を書こう ぼくは今ここにいる 君の見えるとこ てんとう虫がとまってくれた

          袖口

          cosmic

          聴くことをやめないで 青い空 黒い鳥が風景を二分していく 時間の揺れが起こっている どこか エネルギー 日常のどこか 病院の帰り道 記憶 思い出せない 媒介は水なのだと気付いて 聴くことをやめないで 振動 伝えられる 注意を向けて 海の哺乳動物もしている伝え方 早く通りすぎないで 呼ぶ声 わたしを引っ掛ける衣文かけ 「ちょいとあんた」 本もしゃべるんだ 知ってお行きよ あんたをちょいと救うからさ 繰り返される痛み なお覆う愛とほほえみかけるエール 間違えていい そこから わ

          cosmic

          まいた種にかける土 ひと晩の時間をかけて 解き明かすような かたちといろ 光りを発する場所 見えないものでなく見えるものから 受け取ってみる 分かるように伝えてくれるはず 外では 竹の羅列が縦に走る線の 合間に見え隠れするもの 眠気がやってくる 探ることもしないで 本をお読み 春の薄軽い掛け布団 まいた種にかける土 ひと晩の時間をかけて 明日なら分かるかもしれないね 時間をかけるということ

          日常

           寝起きの夢 ふとした広告 食パンに書かれた蜂蜜文字 それをやるのはつらいだろう? ほかに選べないのは 息を切らせて見据える 一生が 短く遠く見えないかい あの向こうに誰がいる 焦れば時間は速く過ぎる 僕は橋を渡ってしまう みなが言うよ 待つんだと どの道を通っても君がいる そりゃそうさ だけど この夏のかき氷 僕はなにしてんだ 時間は真っ白 真白が広がる場所にいる どこまでも 光りの反射でまばゆいここ シュルレアリスム 祈りはいろいろある 大事な願いもあるだろう 僕は

          日常

          boy

          知らないうちに 幸運のバード 本を読んだら? だからそうじゃなくて本を読んだら そう言ってるじゃない わたしは どうすればいいのだろう 考えないように見ないように 目を逸らしてあなたを愛している 知らないうちに 幸運のバード blue

          school girl

          光って煌めく愛の強引  高速 空のピンク突き抜けて ふわ雲 飛ぶ ついていく雲のリボン 切ない 君はすごいよ 跳ね上がる光速 ハートと音符と星のかたちがこの世界に 青に染まっても 君のピンクで淡い いいじゃないか 認めてやる この一瞬の無常 それなら見せてくれよ 光って煌めく愛の強引 君はすごい そんなの説明書読んでも出来ない その目を初めて開いて見た世界を 女の子はなんだってそんなことが出来るんだ! 想像する 君のまぶたが開かれる、その輪郭のアーモンド 女の子 君のきれい

          school girl

          ポケット

          知らないものは欲しくなれないように ぽっけはすごい ぽっけはすごいぞ 入る 入れられる 入ってる きみのぶん きみにいつも なにしろ手に持たずに だって入ってるからぽっけに だからどこにでも むなもと よこちょ うしろ 上が開いてて下が落ちない すごい 人間の発明だ 大事なものや見つけたどうでもよいものを入れておける ちょっと ちょいと ほいと 大きすぎたら袋 ぽっけ そらcomodo いまほしいものは入んなくても 必要なものが入る入ってる入ってた ぽっけ 気付くまえは気付

          ポケット

          末日エイプリルフル

          明日だよね。 時計のない頃にいた君やぼくが 手を繋いでいるとき  クローズアップ  スパークル! いまとそのとき 強く繋がれて 時計が進むとそれは未来なんだろうか 四月三十一日になにをしていたのか 分かるわけない それについては明日一緒に考えよう。

          末日エイプリルフル