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完全無欠なイケメン【ゴキブリ 曲解説】

むかしむかし、あるところにイケメンがいました。
いつもオロビアンコの服を着ていて、ギターが変態的に上手で、コンビを組んでロドガブの曲をカバーしていました。
絵を描くのも上手く勉強もでき優しくて愛嬌もあるお坊ちゃまで、まさに完全無欠なイケメンでした。

私は運よくイケメンと同じグループにいました。
はじめは幸せでした。
しかし、イケメンの近くにいることで私があまりにも至らない点が多すぎることに気づかされました。
私は可愛くないし、気が利かないし、ギターも上手く弾けない。

どんなに自分磨きしても、周りには素敵な人がたくさんいるから私には無理だ。
イケメンに釣り合う女になるんじゃなくて、私を大事にしてくれる人を見つけよう。
そう決意し、マッチングアプリの波に揉まれるようになりました。

しばらく経ってマッチングアプリで彼氏が出来たころ、イケメンのことを思い出していました。
私は完全無欠なイケメンといても幸せになれない。
欠点があるからこそ人は愛おしい。
そう気づかされました。

今後の人生で完全無欠なイケメンに出会うことはないでしょうから、どうにかして曲に刻み付けてやりたい。
どうせだったらイケメンが「これって俺の曲」って言わせるのに躊躇するような曲名にしたいというイジワルな気持ちで「ゴキブリ」というタイトルで曲を作りましたとさ。END

あ、記事はもうちょい続きます。

曲を聴いてくださったあなたはわかると思いますが、
イントロは私が勝手にゴキブリフレーズと呼んでいるものです。
シンガーソングライターのカノエラナさんが使われているものを拝借しました。
まあそもそも「ゴキブリ」というオリジナル曲を作成したきっかけはカノエラナさんですけどね。
歌詞だけはnoteに残っていたのでリンク貼っときます。

最近、原田曜平さんの『Z世代 若者はなぜインスタ・TikTokにハマるのか?』という本を読みました。
そこに「Z世代はNGが減った」のようなことが書かれていたのですが、ゴキブリを曲にしてしまうのも昔はあまりなかったんじゃないかと思います。
カノエラナさんのゴキブリの歌を初めて聴いたとき、こんなに若い子がこんな曲作るんだってかなり衝撃だった。とは言ってもどうやら8年前のことらしい🙀

もし、私のオリジナル曲「ゴキブリ」でCD出すとします。
ブラックキャップやゴキジェットのアース製薬さんは何とかしても、
オロビアンコとRodrigo y Gabriela(ロドリーゴ・イ・ガブリエーラ)は絶対許可下りないですよね。

私「曲に使いたいです」
偉い人「なんて曲?」
私「ゴキブリです」
偉い人「お引き取りください(マジありえねーよアホなの?)」

ここまで読んでくれてありがとうございます。
頭のネジ外れた曲を書いてます!
また遊びに来ていただけたら嬉しいです!!!

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