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【#EDH】原初の飢え、ガルタ in 2024

前回の記事からだいぶ期間も空き、構築思想にも変化があったのでガルタの現状を整理する。前回の記事は以下の通り。

私の使っているリスト自体はよりコンボに特化するようになったが、そうでない殴りあうガルタにも共通する点を中心に紹介したつもりだ。

また、最後には今使っているリストと入門向けのリストを乗せる。これからガルタを組む人の参考になると幸いだ。


強力な切り札を2枚手に入れた

ガルタを使う理由の一つ

ここ数年でガルタは《壮麗なる創造》《エント最後の進軍》という強力な切り札を手に入れた。《壮麗なる創造》は更地からでも即座に強力な盤面を作り上げる事が出来る。《エント最後の進軍》は打ち消されないため妨害が困難であり、通れば勝ちまで持っていくことができる。打てば8割勝つガルタ専用の根本原理といって差し支えない。

これによりガルタはどうやってガルタを早期着地させるかだけでなく、いち早く8マナ貯めて上記2種の必殺技を打つかが大事になった。

マナ加速の重要性が上がった

ガルタのゴールの1つに8マナまで伸ばし必殺技を打つ、が追加された。しかし8マナと言うのはそう簡単に貯まるものではない。構築段階からマナ加速を意識する必要がある

2ターン目のベストアクション

勿論従来からある《野生の心、セルヴァラ》や《ラノワールの部族》といった優秀なマナクリーチャーは必要だ。ただしガルタは昔から全体除去に弱い。デッキの安定性を上げるにはクリーチャーでないマナ加速が必要だ。

単色ならでは常に採用を検討したい

《耕作》のような有名なランパンも悪くはないが、出来ればガルタのキャストまでのテンポを阻害しないカードを採用したい。その点《エルドレインの玉座》《久遠なる永遠の笏》は単色で使える強力マナ加速であり、同一ターンでのクリーチャー展開も容易である。

カジュアルに見えて本当に強いカード。

また、特にオススメなのが《Avatar of Growth》。土地を2枚伸ばしながら、3ターン目のガルタ着地を達成する。ガルタの為に生まれたカードと言っても過言ではない。ゲームナイトのカードでパックから出ないため流通量は少ないと思われる。見つけたら是非買って欲しい。

アドバンテージを得るのは大事

8マナに到達する為にも、全体除去耐性を上げるためにも手札の枚数は重要だ。

ガルタといえば12ドロー

ガルタには無数の12枚引けるカードがあり、通ってさえしまえば手札に困ることが少ない。だが、妨害されてしまうと一気にゲームが苦しくなる問題を抱えていた。

クリーチャーのパワーは3以上のものを優先したい

今、私がオススメするのは《精霊の絆》のようにクリーチャーの着地でドローできる置物を採用することで、手札の枚数を減らさずに展開するプランだ。これらは手札枚数の維持だけでなく、《食物連鎖》設置時に事実上の無限ドローになるのでコンボプランの強化にも繋がった。

ガルタの欲しいものが詰まったカード

なおサンダージャンクションで新登場の《荒野無頼団の先駆者》は置きドロソでありながら、ガルタが3ターン目に着地する神カードである。1000枚買おう。

《食物連鎖》と《精霊の絆》が揃った場合、ガルタを出し入れする事でドローが出来る。この時、ガルタのキャストにかかるコストは徐々に増えてしまうが、引いてきたクリーチャーを展開する事でコストの増加を抑える事ができる。《活力を穢すもの》までたどり着けば以降ガルタのコストは増えないため、無限マナ無限ドロー無限パワーになる。

食物連鎖プランの補足

瞬間的な盤面展開ができるようになった

《壮麗なる創造》《エント最後の進軍》《暴走暴君、ガルタ》の登場により、1枚のカードによる複数展開が可能になった。ただし、EDHは盤面を強くしたら勝つわけではない。展開した上でトドメをさす必要がある。

そのために必要なのは速攻付与召喚酔いに依存しない勝ち手段である。

ウルザの物語でサーチできる期待の新星

速攻付与に関しては残念ながら大きな追加は無く、《調和の中心》か12マナ捻出しての《破滅の終焉》が現実的な採用ライン。単体なら《狩猟の統率者、スーラク》《稲妻の脛当て》《溶岩拍車のブーツ》あたりが使いやすい。

ニッサのパワー3がガルタだと偉い

召喚酔いに依存しない勝ち手段としては無限マナが挙げられる。特に《野生の魂、アシャヤ》+《クウィリーオン・レインジャー》のコンボは《復活した精霊信者、ニッサ》の登場により、マナクリーチャーがいなくても無限マナが出せるようになった。

デッキに《ガイア揺籃の地》や《ニクスの祭殿、ニクソス》を採用しているなら《覚醒根の精霊》による無限マナも使いやすい。また《野生の魂、アシャヤ》がいる状況で無限マナが発生したら、全体に速攻付与できることは覚えておきたい。

参考デッキリスト

入門型リスト

レベル想定は6battle。ガルタの24点パンチからコンボまで、ガルタと言う統率者の基本は抑えてあるつもりだ。ドローの置物も多めに採用しているためラスで即ゲームエンドになることも少なく、緑単でEDHを始めたいならオススメ。宗教上の理由でコンボを入れたくない場合は《クウィーリオン・レインジャー》と《食物連鎖》を抜いてお好みのクリーチャーを入れるとよい。

晴れる屋参考価格で25,000円程度。相場よりやたら高いカードも何枚かあったので、きちんと調べれば20,000円未満で組めるはず。1,000円以上する"高額"カードも《調和の中心》《食物連鎖》《エルドレインの玉座》《Avatar of growth》《破滅の終焉》《鉄道の喧嘩屋》ぐらい。この6枚のうち《鉄道の喧嘩屋》以外は非常に強力なカードなので、ガルタを始めるならぜひ買ってほしい。

サイドには予算に余裕ができた場合のアップデートパーツを乗せて置いた。ニッサとフェッチはセットなので、《グレートヘンジ》《ニクスの祭殿、ニクソス》《喜ぶハーフリング》あたりから買うことをお勧めする。

私使用のリスト

コンボ特化型リスト。構築思想としてはチェインコンボであり、デッキを掘り進め、その過程で無限マナ出してLOで勝利を目指す。統率者21点はそこまで目指さないが、スタックスがいたり構えあっている場合は殴って勝つこともある。

最後に

《原初の飢え、ガルタ》は見た目に反してビートもコンボもできる器用なジェネラルである。そんなガルタを使う上で大切な部分は本記事で紹介したつもりだ。本記事をきっかけにガルタを組んでくれたらこれより嬉しいことはない。

本当に最後に一言。

Avater of Grouth は強いのに全然売ってないから
見かけたら迷わず買ってくれ!


筆者他記事

ドラフト→構築→バトルを繰り返すボードゲーム作り始めました。ゲムマ秋で出す予定なのでお楽しみに。

ドミニオンの攻略記事書いていました。


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