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「さあ、懺悔しよう!」

小学校の頃、

『オレたちひょうきん族』という

昭和時代のテレビ番組が大好きだった。

もちろん、

同じ時間帯に放送されていた

ドリフの大爆笑も大好きだったが、

母親に、

ひょうきん族は見るなと言われていて、

それが余計に見たい気持ちを盛り上げて、

母に隠れて

ひょうきん族を見るようになった。

少し大人になった感じがして、

なんだかドキドキした。


当時同じクラスだった複数の友達と、

ひょうきん族の

懺悔のコーナーの真似をして遊んだ。

懺悔をする者、

その内容を判定する神様役などに別れ、

それぞれが懺悔をしていくお遊び。

その内容に笑ったり、

○✖️の判定で物言いをつけたりして

ゲラゲラ笑いあった。


その日の休み時間も懺悔遊びをしていて、

最後に、友達A君の番が来た。

A君はクラスで

トップの成績をとる男だった。

そんな秀才も、

神様役の友達の前では

ゆっくりとひざまずく。

A君はテレビと同じように、

真似をしようとしていたのだが、

なぜか、

懺悔の言葉を言い出そうとしない。

少し、沈黙が続いた。

「もうすぐ、

 先生が来るで!」

周りから

小声で催促の言葉が飛び交う。

そして更に数秒の沈黙の後、

A君がうつむきながら、

ようやく、

ボソボソと

話し始めた。

「お、おねえちゃんの

 パンツを‥

 勝手に‥」

えっ、何?

思わず、

周りから戸惑いの声が漏れた。

「キーン、コーン

 カーン、コーン‥」

その瞬間、

チャイムの音が鳴り響いた。

そして同時に教室のドアが開いた。

「はい、席に座れ〜〜!」

当時、

竹刀を持って教室に来るT先生が

いつもの雰囲気で登場した。

懺悔の遊びの世界は、

一瞬にして消え去った。


その後の休み時間。

A君に、

「あの後、

 何て言おうとしてたん?」

と聞いても、

天才は、

ずっと、

読書をしながら

黙秘を続けていた。



今でも明かされていない、

A君の懺悔の続き。

一体、

あの天才は、

何をどうしたんだろう?

その後、

一度も

同窓会に来たことがない。


<本日のスタエフライブ>

一緒に昭和を楽しもう!


メンバー4人で、
昭和の懐かしのテレビ番組を
語り合いながら
いくつか再現します。

サボさんは
『クイズ100人に聞きました』を。


アークンは
『突然ガバチョ』から
『スタエフにらめっこ』コーナーを
担当してくださいます。


良かったら
是非来てくださいね♪

さぼてん主婦さんのチャンネルにて

お待ちしています。


<明日のお昼のスタエフ!>

月1スタエフライブ。

「恋バナビュッフェレストラン」

4月27日(土) 12時30分〜。

それぞれの恋バナを持ち寄って、

ブッフェレストランを

楽しむようなワクワク感で、

一緒に笑顔で過ごしましょう!

恋バナ持参の上、

当店まで遊びに来てください🎙️✨。

お待ちしております。

恋バナシェフうりも




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