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終身雇用制度の消滅と長期ローンの問題

はじめに

ワタシが田舎へ移住したときの状況としては、離婚して間もなく、子供も居なかったし、住宅ローンもなかったから、移住するにはフットワークも軽く実行できたのだと思う。仕事の方も、管理業務から農家への転身だったこともあり、本当に心機一転であった。これが終身雇用の会社に属していたのなら、移住の考えも少しは変わっていたかもしれない。

近年、日本人の働き方は多様化している。終身雇用制度は徐々になくなりはじめ、コロナの問題もあったりして、一つの土地に縛られないライフスタイルが増えている。しかし、そんなとき「持ち家」(戸建てや分譲マンション)による長期ローンは、ライフスタイルに影響をおよぼす。今回は、そんな問題と解決方法を考えてみたい。

新築一戸建ての問題点

【長期ローンによる金銭的問題】
終身雇用制度の減少により、安定した収入が保証されなくなっている。そのため、長期ローンによる金銭的負担は大きなリスクとなる。

【転勤や転職による住み替え】
多様化する働き方により、転勤や転職が増え、住み替えが頻繁に起こることがある。この場合、新築一戸建てや分譲マンションを持ち続けることが難しい。

【価値の減少】
新築一戸建ては、築年数が経つことで価値が減少していく。そのため、転勤や転職で売却を検討する際、資産価値が下がっていることが問題となる。

解決策

【賃貸を選択】
一つの土地に縛られない働き方を選ぶ場合、賃貸住宅を選択することで、転勤や転職に柔軟に対応できる。また、金銭的負担も長期ローンに比べて軽減される。

【中古物件のリノベーション】
中古物件を購入し、リノベーションすることで、自分好みの住まいを手に入れられるだけでなく、購入費用やローンの負担も抑えられる。また、リノベーションによって資産価値を向上させることも可能だ。

【フリーランスやリモートワークを活用】
フリーランスやリモートワークを活用することで、働き方を柔軟に変えられる上に、転勤や転職の影響を受けにくくなる。これにより、新築一戸建てのローンを続けることも現実的な選択肢となるだろう。

まとめ

終身雇用制度の消滅や働き方の多様化が進む中で、新築一戸建てを長期ローンで購入するライフスタイルには問題がある。金銭的替えの問題、資産価値の減少などが挙げられる。解決策として、賃貸住宅や中古物件のリノベーション、フリーランスやリモートワークの活用が考えられる。
従来は【衣食住】と言われていたが、現代では【居職住】と言われることがある。

居:居場所、コミュニティ
職:仕事、働くこと
住:家、住む場所

住む場所(居場所)と仕事は密接に関係している。だからこそ、私たちにとって、仕事や家に縛られないようにすることが大切である。 終の住処(ついのすみか)ではないかもしれないが、自分に合った場所が見つかれば、永住の地として中古物件をリノベーションするのも良い選択肢だろう。


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