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【プレイリスト有】静かで美しくて寝れる(かもしれない)吹奏楽作品あつめました

 先日Twitterのタイムラインでお見かけしたトピックスに「吹奏楽はまだまだピアニシモを美しく聴かせる演奏のできるバンドが少ない」というものがありました。
 確かに吹奏楽というと、大人数で大音量なものばかりでしょ、という印象が立ってしまいがち。コンクールなどではどうしてもフォルテシモの見せ場ばかりがもてはやされがちなのですが、実はそうじゃないのもたくさんあるぞ、という思いは長年ありました。ということで、プレイリストでも作ろうかと思ったら案外上手く組めた気がしたので、公開してみます。

Spotifiだと曲名しか出なくて分かりづらいので、以下にリストを。

1. ルクス・アルムクエ / エリック・ウィテカー
2. Lincolnshire Posy Horkstow Grange / P.グレインジャー
3. Rest / フランク・ティケリ
4. カンタベリー・コラール / ヤン・ヴァンデルロースト
5. 祈りの旅 / 北爪道夫
6. インテルメッツォ / 保科洋
7. 三つの花ことば / 酒井格
8. Dusk / スティーヴン・ブライアント
9. 交響曲第3番-第3楽章 Mesto(ナタリーのために) / J.バーンズ
10. 「マ・メール・ロワ」より / M.ラヴェル
11. オセロ Ⅲ-オセロとデズデモーナ / A.リード
12. 天頂の恋 / 長生淳
13. October / エリック・ウィテカー
14. One Life Beautiful(美しき人生) / ジュリー・ジルー
15. Sleep / エリック・ウィテカー

 緩徐楽章だけ、ってのはちょっと反則な気もしましたが、バーンズ(アルヴァマー序曲があまりにもおなじみ)の交響曲第3番から、生まれて間もない愛娘を亡くした際の心情を吐露した第3楽章「ナタリーのために」と、アルフレッド・リード(アルメニアン・ダンス、エル・カミーノ・レアルなどなど)のオセロより第3楽章、この2つだけは入れさせてもらいました。

 邦人吹奏楽作品についてはSpotifiにはあまりストックが無い…課題曲ならいくつかあるんだけどな…
 そんな中、地味にめっけもんだったのが酒井格(みんな大好き「たなばた」が超有名)の「三つの花ことば」。優美な第1楽章、しとやかな第2楽章をどうぞ。

 そしてこういうテーマだったら絶対に出してこざるを得ないティケリとウィテカー。ティケリは「エンジェルズ・イン・ジ・アーキテクチャー」なんかも最近コンクールでよく聴く、ピアニシモの美しい作品ですが、激しい部分もあるので今回は入れませんでした。ご興味ある方は是非ぐぐってくださいませ。
 最近の個人的な推しはウィテカーの《October》です。

 今回つくったプレイリストには中学校バンドでの録音も2曲ほど入ってます。北爪道夫「祈りの旅」といい「マ・メール・ロワ」といい、ほんとうに完成度の高い演奏で、あなどることなかれ、です。


 吹奏楽はやかましいだけ、がさつな音楽でしょ、なんて思っているひとにこそ、これを聴いて気持ちよくα派出して寝ていただけたら幸いです。


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