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静かに、着実に、楽しみながら

往く年は静かに幕を引き、来る年もまたしずしずと幕を開けました。いつもと変わらないことをやりながら一つずつやり納め、そしてまたいつもと同じことに取り組みながら、でも少し引き締まった気持ちで始めていきます。こういう感じが好きです。

こういう終わり方と始まり方が好きだというのが、僕です。

時には派手なのも、仰々しいのも、華々しいのも楽しいです。でも、自分の核となるところは静かに、着実に、いつも通りでいい。いつも通りが、良いです。

2022年に学んだことは、自分を形作っていくのは高い目標ではなく、今日の取り組みだということでした。目標がどんなに素晴らしくても、今日の取り組みが地に足の着いたものでなければいつか苦しくなり躓きます。逆に今日の取り組みが着実であれば、気が付いたときには自分の登って来た道のりに驚くことになります。遠くを見続けるより、今日の取り組みを楽しむこと。そうすると必要な筋肉も適切なタイミングで身についていきました。

仕事もランニングも、ギターもチェロも、そして家族のことも、高すぎる目標よりも今日の取り組み。中くらいの目標を少しずつ達成していく喜びがわくわくして実りがありました。

夢見てもいいけれど、夢に縛られないこと。近づく過程で自分も変わるし、夢の実態も予想とは違っているかもしれない。夢を達成するまで楽しまないのではなくて、今日の一歩を今日すでに楽しみながら進みます。
今日の着実な取り組みは、必ず明日の自分を底上げしてくれます。夢のために自分がいるのでなく、自分で夢を持つ。方向も進み方も、自分で修正しながら選んで行くという自覚。そういう感覚を身に着けた一年でした。

新しい年も、この核を持ちつつ、強く大きく鮮やかに人生を楽しみたいと思います。

noteを通じて出会えた皆様にも感謝しております。
皆様におきましても幸多き一年となりますように。

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