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愛していることはどうやって伝わるのか

愛されているって、どういう時に感じますか? また、愛していることを、どんな方法で伝えますか? この二つは、たぶん密接に関係している。 人は自分が愛されていると感じた方法で、相手のことも愛そうとするのじゃないかな。 でも自分の愛し方が、相手にとっても有効な愛され方であるとは限らない。 そもそも、感情を伝える、理解するというのは実際には不可能なことだ。人はどんなに頑張っても他人の気持ちを理解することは出来ない。なんとなく自分の経験と照らし合わせて想像し、こういうことかなぁと

    • やさしいひとに

      いつぞやの記事で「やさしいひとになってほしい」という願いの違和感について書いた。ふと、相方はどう思っているだろうかと聞いてみた。 「息子に、やさしいひとになってほしいって思う?」 「うーん、意地悪をしたり、悪口を言ったりするのを楽しんでいたら嫌だな。 でもやめなさいって注意するよりも、本人の気持ちとか、何があってそんなことを言っているのかを理解してあげようとするかな。」 何その優しい回答。悪口を言ってたら「悪口は辞めなさい」って言わないの?どうして悪口を言っているのかっ

      • 窓と春キャベツ

        20歳は若いなと思っている自分の感覚に気づいて、自分が年取ったと感じた……。 そして改めて、人生というのは自分が選んでいる道がほかの道と比較してどんな選択であるか、本人はよく分からないまま進まねばならぬものなのだな、と感じた。 どの仕事が景気がいいかとか、その世界で食いつないでいくためにはどんな力が必要かとか、そういうことは業界に十年以上いて何となく見えてくる。いや、分からないまま苦しむこともあるかもしれない。いい先輩に早く出会えれば教えて貰えるかもしれない。あるいは、教

        • ぽやぽやぽや

          楽しいお話の時間だった。 ・なんとなく似ている二つの家族 二家族とお話しした。姉妹がいて、それぞれに旦那さんと、それぞれに一人娘がいる。娘達は今大学三年生。私は妹の旦那さん、そしてお姉さんと割と仲がいい。 その中では私が一番年若いのだけれど、とても心地良い空気が生まれるのだ。お姉さんはチャキチャキしていてもてなし上手で明るい。妹の旦那さんは人懐っこくて物おじせず、昔はやんちゃしていたのが今は落ち着いて優しくなった感じの人。私はニコニコしながら楽しくお話を聞かせてもらう感じ

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          トップが目立つ仕事

          トップが目立つ仕事は、なんとなくトップにならなきゃ負けたような勘違いを持つ人(子ども、親)がいるかもしれない。 大谷選手が活躍していると、大リーグで活躍しないと自分は惨めだと卑下する人がいるかもしれない。 野球を仕事にするとなると、プロ選手を目指すのも1つだけれど、学校の部活動で教えたり地域のチームコーチをしたりすることも出来るだろう。仕事は別にして、草野球を楽しんでもいい。 大谷選手になれなくても、野球はいつでもただの野球である。 羽生さんになれなくても将棋は面白い。

          トップが目立つ仕事

          会話が途切れる時

          会話が途切れた時の雰囲気が結構気になる性質(たち)である。ベストなのは、こちらもあちらも同じくらいの押し引きであること。無言になっても、気詰まりにならない関係が良い。 踏み込む速度と踏み込む深さが同じ感じの人だと気が合うなと思う。 踏み込まれるのが速すぎると拒絶したくなる。良い大人はそのあたりの塩梅が分かっていて、当たり障りのないところをくるくる回りながら時々すすっと懐に入ってくる。こちらも「お(?)」と思いながら、でも踏み込んでくれたことを心地よく感じる。「ここまで質問

          会話が途切れる時

          今の自分とは違う選択をした、別の世界線の自分と飲みながら話してみたい。たぶん楽しい。そっちを選ぶとそういう感性が育つからそんなふうに考えるんだね、面白~とか言って。

          今の自分とは違う選択をした、別の世界線の自分と飲みながら話してみたい。たぶん楽しい。そっちを選ぶとそういう感性が育つからそんなふうに考えるんだね、面白~とか言って。

          外したくない読書

          私は割と効率厨である。ただ、何でもかんでも無駄が嫌いというのではない。遠回りをしなければ得られないこともあるから。 私が嫌なのは、これが得られるかもしれないと期待して時間と労力を注いだ結果、あれ、得られた結果はこれなの??という期待外れ感。これが嫌なのだ。 読書の場合、実用書は大体判断ができる。どのくらいのレベルで、買って良いか無駄になるかが分かる。背伸びして、読める日を楽しみにするのもまた良し。 だが小説となると判断が難しい。面白さと一口で言っても、方向性、緩急、語り

          外したくない読書

          はいはい

          モジモジ、ぴょんぴょんしていたと思ったら急にはいはいを始めた。はいはいは這い這いと書く?一度修得したその能力は彼の世界を急激に広げたらしく、原野をひた走る装甲車の如く部屋中を這い回っている。 私の肉体という障害物をものともせず乗り越えていく。部屋の端から端へ、目ざとく標的物を見つけては一直線で進んでゆく。 つかまり立ちも急に始めた。自分で立って、すっ転んで大泣きを繰り返している。 身長も体重も驚くほどの速度で増している。毎日見ているので気づきにくいのだが、写真を見返すと

          はいはい

          むかしのひと

          昔の人のことをなんとなく見下げていないか。自分のなかに過去よりも未来が優れているという啓蒙主義が潜んでいることにたまに気がつく。 江戸時代の人と、現代に生きる私とどちらが賢いのか。富んでいるか。自由であるか。 昔の人も江戸時代の人も主語が大きすぎますが、学問や芸術の世界だと、昔より今の人の方が優れているとは思えない。もちろん知識が前進しているのは間違いない。過去に対する積み重ねがあるから。しかし問題はそこではない。一人の人間の才能とか卓越性を考えると、昔の偉人達が凄すぎる

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          デタッチメントの中にある主体性

          村上さんのデタッチメントの反対はコミットメントらしい。アタッチメントではなかったのか。でも、両方とも同じ姿勢を描いていると言える。社会や活動への主体性はコミットメントで、人間関係における主体性はアタッチメントだ。 主人公が受け身に見えると言われるけれど、そうじゃないと思う。ただ彼は現実の物事に無邪気に夢をもてないだけ。現実にしっくりとハマる歯車が持てないだけ。 夢を持つというのは、アンパンマンを見ながら「私もアンパンマンになりたい!」と思うことだ。でも、あなたがアンパンマ

          デタッチメントの中にある主体性

          愛の挨拶(エルガー)

          春ですね。 エルガーの愛の挨拶を、チェロでどうぞ♪

          愛の挨拶(エルガー)

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          楽しんで棚ぼた

          がっかりの正体は、期待していたよりも現実が悪かったということ。期待すればするほどがっかりする確率はあがる。苦労して努力している人は期待値が高くなるので、結果的にがっかり回数も増てしまうのだ。 苦しんでる間に気持ちは結果にフォーカスしてしまうので、特にがっかり回数が増える。そうならないようにするには、取り組んでいることを洗練させ、それに取り組んでいる自分を好きになり、その作業に没頭すること。この状態に入れたなら、没頭している自分そのものが好きで楽しいので、不用意に期待値が上が

          楽しんで棚ぼた

          機嫌が悪い時

          誰しも機嫌が悪い時というのがある。例えば体調が悪い時。頭痛、花粉症、腰痛、肩こり、怪我で機嫌が悪くなることがある。あるいは、予定通りに物事が進まなかったとか、嫌なことを言われた、心配なことがある、不安だから機嫌が悪くなることもあるだろう。 機嫌が悪いからと、ふてくされて過ごすのはその人の自由だ。人に当たるも、物に当たるも、その人の選ぶ自由と受け取る結果がある。 または、バッティングセンターに行ったり、ジョギングしたりして発散するのも良し。食べ物、飲み物で腹と心を満たすのも

          機嫌が悪い時

          エチュード愛

          演奏法や練習法、知識や技術というものは、秘密にしておきたいものなのだろうか。 チェロのために残された数々の練習曲に触れていると、パソコンもない時代によくもこれだけの数の練習曲を書いてくれたものだと感心する。 素晴らしい演奏家には憧れる。でも、練習曲を沢山書いてくれた先生達はもっと素晴らしい功績がある。ドッツァー、デュポール、クレンゲル、フランショーム、ポッパー、ピアッティ。好き。 練習曲は面白くないという人もいるけれど、私はむしろ好きだ。嫌とか詰まらないとか全く思わない

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          調性とか五度圏とか

          今日は自分のための覚書のようなものです。興味のある方だけどうぞ。 ・調性のイメージはあるようなないような 調性というのは、不思議なものだ。ただの音の順番と高さである。 なのに、ハ長調は安定、素朴、粗野。ト長調はキラキラ、快活。ト短調は永遠の悲しみ。等と言われる。 論理的に考えると、長調は明るく、短調は悲しく、以上のことは何も言えないはずなのに。 実際に楽器で演奏するならば、響きやすい音の高さが違うため、楽器によっては開放弦や共鳴の関係で、より明るく聞こえる調や、より悲し

          調性とか五度圏とか