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「働きたくない」と言いながら働き続けられる人はすごい

新社会人の皆さん、おめでとうございます。
と言いましたが、「社畜」という言葉が存在するなか、めでたいのかめでたくないのかよくわかりませんね。

社会人2年目となる皆さんは初めて後輩ができますね。
教える立場となって大変なんでしょうか。


自分も年齢的に社会人2年目となり得た身ですが、現在無職です。

そもそも大学院に進学するつもりでした。やりたい仕事があったのです。
でもあるきっかけから心身の不調がずるずる続くようになり、受験に失敗しました。
もう一度受験するか、諦めて就活するか半年悩み、就活する結論に至り就職したのですが、職場がブラックすぎて1か月で退職しました。
そしてもう一度就活しようとしたのですが、もうなんだか怖くてできなくなり無職でいます(怖い理由は多々ありますが書くと長くなるので割愛)。


「やりたい仕事で働きたい」という思いには理由がありました。
「働きたくない」「仕事が嫌」と言いながら働きたくなかったんです。
仕事の愚痴を毎日垂らしながら働く人間になりたくなかったんです。

Twitterのタイムラインには出社時間になると「出社したくない」などの抵抗の声が多く流れてきます。
夜になると残業の有無への喜びや悲しみの叫びが流れてきます。その日に起こった理不尽な出来事がツイートされることもあります。それが拡散されることも多くあります。

学生の頃、それらを見て正直、そういうことを言いながら働く人になりたくないな、と思いました。
むしろ反面教師にして、やりたい仕事をして「色々あるけど仕事楽しい!」と言いながら働く人になりたいと思いました。


でもやりたい仕事を諦めて、就職と退職を経験して、無職になって思い知りました。
「働きたくない」と愚痴を言いながらも働き続けられる人はすごいのだと。


「すごい」と思える理由は皆さんにではなく、「働きたくない」が「もう働けない」に変わってしまい、今本当に働けなくなった自分にあるのかもしれません。
自分が様々な愚痴に印象操作されているだけかもしれません。

けれども、「働きたくない」というマイナス感情を抱えながら働くことができるということは、

・本人にストレス耐性がある
・仕事でマイナス感情だけでなく喜びや楽しみなどのプラス感情も獲得できている
・疲れを回復できる環境、時間がある
・プラス感情を増やせる趣味、そしてそれを実行できる体力がある

これらがあるからこそできるんじゃないかと考えられるし、それは当たり前のようで決して当たり前ではないことだと思います。


最近ふとそう思ったので、4月1日という新年度のこのタイミングに書いてみました。

自分が退職してから再就職していれば「だからといって働きたくないのに働き続けるのが偉いわけでもないから、本当に働けないと思ったら無理せず辞めて別の所探しましょうね!」などと言えるんですけど、無職の人間が言っても仲間に引きずり込んでいる感じになってしまうのでやめておきますね!

改めまして新社会人の皆さん、おめでとうございます。

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