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静岡県の高校生による台湾防災視察!

USの川畠です。
noteをご覧いただきありがとうございます!

私が夏休みにUSの活動とは別で活動した、「台湾防災視察」についてnoteを書かせていただきます。
是非最後までご覧ください👀


なぜ台湾防災視察に行くことになったのか?

今回私は、駿河総合高校の代表生徒として台湾に行ってきました!
ではなぜ、代表生徒に選んでいただけたのか。その理由は1年生から防災活動に取り組んでいたからです🧐

USのメンバー全員、1年生でNPO法人 New Universal actに所属しており、防災活動に取り組んできました。
SBSさんが取り組んでいる、Buddy Boxの活動に参加したり…

昨年9月には、台湾の高校生とリモートで繋がったりと少しずつ親交を深めてきました!😆

なかなか県外や国外に出て防災知識を学ぶ機会をコロナウイルスの影響を受けてできなかったので、このような機会をいただけると決まった時は、とっても嬉しかったです✌️

1日目 はじめての台湾!

台北空港に着いたら、たくさんの言語で「こんにちは」のお出迎え。

挨拶で午後からさっそく台湾の防災大使と交流して仲を深めました🤝


まずは、防災科学教育館を視察させていただき、3つのミッションをクリアしていきました✔️
特に、1つ目の災害時の煙の中を再現したミッションでは入って行くと視界が煙で覆われて、全く前が見えず。低い姿勢で壁を触りながら、非常灯を頼りに曲がって進んでいきました👣

普段から防災活動に取り組んでいる台湾の防災大使たちは、学生の立場で防災知識の普及活動を行っています。
防災科学教育館には、静岡県にはない防災知識や防災体験施設が盛りだくさんでした✌️

今日は移動が多い一日でしたが、次の日はよりハードな一日になる予想…
防災の知識を身につけて日本へ帰れるように!

2日目 台湾の防災活動を楽しみながら学ぶ!

2日目は活発に防災活動を学んでいきます!

今日の防災活動は、雷菜果• 西湖面木瑞湖分校(小学校)というところで、「災害後72時間を想定したサバイバルプログラム」を体験しました‼️

この小学校では、SDGsの2番、11番、12番、17番の4つの目標に取り組み、地球規模の気候変動に対応した、持続可能な食と農業の実装のために、台湾に住む民族の1つである客家人の生活から、保存食(防災食)文化を継承する教育を実施しているそうです🤔

朝10:00ごろに小学校に到着したため、「お腹空いてるでしょ〜」ってことでさつまいもをいただきました😁

なんでさつまいも?って疑問に思うと思います。実は、台湾の主食になっているみたいです!
台湾がオランダにより統治されていた頃、他国からの移民が、さつま芋を台湾に持ってきて栽培を行ったと言われています🤔
また、お金がないころからよく食べられていたから今では身近な食べ物になったみたいです👀

味はホクホクしてて美味しかったです👍

ここからサバイバル体験がスタート🏁
まずは焼くのに時間がかかるので鶏の丸焼きを作っていきます🐔
焼く前の鳥を生で触るのは初めてだったので少し「おぉ…」となってしまいましたが、串でXの形のように刺していきます。ダンボールの内側にアルミを付けて焼きますが、空気の循環を良くするために穴を10ヶ所開けたりもしました。

次にスネークパン🐍を作っていきます🥐
粉から混ぜて生地を作り、竹に巻きつけて炭で焼いていきました😆

昼食作り最後は、野菜サラダを作っていきます!まずは台湾の先生から簡単な知識を教えてもらい、歴史と台湾の自然災害について学びました。

台湾の主な自然災害3つは「台風」、「水災害」、「地震」。その中で一番多いのは「台風」とのこと。

理由としては、激しい雨が降って危ないから。台湾では2009年にモラコット台風に襲われ、交通手段が失われて避難所に食も届けられない状況が6日間続いたことがあったそうです。

そして座学の後には、実際にキャンパス内で山菜(=救済 意味:普段は食べないけど食べることはできる野菜)を探す体験をしました。
8分間で7つの野菜を探しましたが、1つだけ見つからず残念😵台湾の先生が快く葉っぱを寄付してくれたのでコンプリートしました✨

そしてついに昼食が完成しました〜👏👏👏
味はどれもめちゃくちゃ美味しいです💮
災害時にこれが作れれば満足だと思います🙆‍♂️

スイカも切ってくれました🍉

この体験プログラムを通して、被災した時に周りの人たちと手を取り合って食事をすることを体験しました。また、被災したときでもこれだけ美味しいご飯が食べれることにも驚きました。これからは外を歩く時に、葉野菜がないか探してしまうかもしれないです😏

サバイバルプログラム体験のあとは、台湾と静岡県の意見交換会が行われました。
台湾の学生、静岡県の学生、先生方も2日間を過ごしての感想を述べ、防災活動への意識をお互いに再認識しあいました。

この3つの写真は、防災教育を遊びながら学ぶゲームがたくさん写っています📸
実は、この小学校の先生方が開発されたゲームなんです!
火災が発生した時の煙の動きの速さや、すごろくのようにシュミレーションしながら考えて遊ぶゲームなど多種多様な学びができます🙌
絵本もゲームをする前に読んであげるそうです。

静岡県にはこのような防災ゲームがたくさんあるわけではないので、静岡県バージョンで作れたらいいね…と先生方とお話ししました🗣

3日目 あっという間の台湾防災視察は終わり…

ついに3日目に突入し、最終日となりました😢

午前中は国家災害防救科技センターの視察をさせていただきました。

ここは日本でいう、文部科学省が所管する行政機関で、災害時のデータ分析や様々な情報を収集しています。

ドローンを使った情報収集や、データ分析をどのように行っているかをご共有いただきました。

色々あった3日間でしたが、最後はギリギリで新幹線に乗車🚄
23:00ごろに静岡に到着👍

---振り返り---


今回の2泊3日の台湾防災視察は、普段できない防災体験や知識を取り入れることができました。
卒業までに学んだ知識をアウトプットしていきたいと思います。
そして何より、台湾の学生が本当に優しかったです!観光地やお土産も色々セレクトしてくれて、充実した3日間となりました。

台湾の方々や日本の先生方にも感謝です。
ありがとうございました🙇‍♂️


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